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アルプスをつなぐ街から~八木たくま日記

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いよいよ市長と論戦!初めての一般質問に臨みます

伊那市議会、今日から一般質問が始まりました。
僕の番は明日12日午後1時45分ごろから(僕の前の方の質問次第で時間は前後します)。傍聴OK、ケーブルテレビで中継もあります。
一般質問とは、国会でイメージすると党首討論のようなもの。各議員が市長らに1対1で論戦を挑める場です。

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明日僕がぶつける項目は、
①危機的状況の地域の将来像を今ひとつ打ち出せていない伊那市の現状について、市長や職員の姿勢など根本的な部分について突っ込んでみる!
②各地で建設をめぐって住民とのトラブルが発生している大規模太陽光発電施設(メガソーラー)について、建設の際の一定のルールを市として作った方が良いのではないか――という2点です。

先に市に通告した質問内容は、以下に全文載せてみました!お時間があればぜひ読んでみてください(..)
さてさてどんな答弁が返ってくるか…


【1】メガソーラー建設のルールに関する条例制定の必要性について

伊那市西春近細ヶ谷地区に市内の業者が建設したメガソーラー施設について、住環境や景観の悪化を懸念して地区住民らが建設に反対したところ、そのうちの1人が業者から損害賠償を求めて訴えられるという事態になっています。同様の計画は他地区でも進んでいます。今後市民の不安を解消し、市民同士が裁判沙汰になるという事態を避けるためにも、メガソーラーの設置に関して一定のルールを定める条例を作るべきではないでしょうか。
市長の見解をお聞きします。

【2】市の財政状況の広報強化と、市職員の能力向上、市民協働の推進について
(質問1)
伊那市の財政は4年後の平成30年度以降、基金を取り崩す赤字状態となる危機的状況にあります。しかしこの状況は市民にしっかりと伝わっていません。市民が広く危機感を共有し、市民主体で地域づくりに取り組む必要性を理解してもらうためにも、この危機的な財政状況を強く広報するべきだと思います。そして「力を貸してくれ」と訴えることが大切ではないでしょうか。
まずこのことについて、市長の見解をお聞きします。


この危機的状況を乗り切り、伊那が秘めている大いなる可能性を伸ばしていくためには、職員の能力を引き出し、市民の協力を強く求めることが重要であることは言うまでもないでしょう。
(質問2)
まず職員についてですが、斬新な発想力と大胆な行動力をもっと発揮していただきたい。地域の可能性を伸ばすために活動している市民の多くが、職員の動きに物足りなさを感じています。
その要因の一つが、市長と職員の関係にあるのではないでしょうか。「市長のトップダウンの姿勢によって職員が委縮しているのではないか」「細かなことまで指示してしまい、職員の自主的に考える力を引き出していないのではないか」という指摘を、市長と近い立場にある市民からもよく耳にします。
私は市長の「伊那を日本を代表する地方のモデル都市に」「伊那に生きる、ここに暮らし続ける」という理念に、深く、強く、共感しています。だからこそ、職員が一丸となってその理念を実現していただきたい。私のその思いを前提として理解していただいた上で、職員の能力を引き出すためにどんな方法を考えておられるのか、市長の見解をお尋ねします。


伊那の可能性を伸ばすために前向きに動いている市民の中には、「もう少し職員のみなさんが動いてくれたら」と感じている方が少なくありません。
一例を挙げさせていただきます。
昨年末、中心市街地にあった唯一の銭湯が閉館しました。閉館に至った大きな要因として、重油の高騰が経営を圧迫していたということがあり、地域づくりにかかわる有志が「伊那に豊富にある木質エネルギーを使って、中心部に銭湯を復活できないか」と動き始めました。登山客に中心市街地に降りてきてもらうことや、自然エネルギーの街としてのPR効果など、お風呂難民だけでなく地域にとって大きな効果が期待できる話です。このプランを実現するための調査に使えそうな環境省の補助事業を見つけ、申請に必要な協働体制の構想として、県や伊那市、信州大学や伊那の銭湯問題を考える住民グループに「協働団体として申請書に名前を載せてよいか」と打診したところ、伊那市だけが了承してくれませんでした。
(質問3)
この地域をなんとかしたい。伊那の可能性を伸ばして活性化したい―と考え、市の予算をあてにするのではなく自分たちでなんとかしようと動いている市民は、若い世代を中心にたくさんいます。しかし上記の銭湯の話のように、具体的に市に話を持ち込んだケースで、市が前向きに動いてくれなかったという事例もあります。
私は、職員のみなさんが、そのような市民の前向きな動きの中から地域の可能性を伸ばすタネを見いだす能力に欠けているのではないかと感じます。本来であれば、市民の前向きな動きを察知してそこに飛び込み、市にお金がないなら補助金を引っ張ってくるのが職員の役割であり、あるべき市民協働の形ではないでしょうか。
この点に関して、市長の見解をお聞きします。


(質問4)
地方分権の流れが強まっている中で、職員の皆さんには今以上に斬新な発想力と大胆な行動力が必要になってきています。しかし役所内で議論しているだけでは、斬新なアイデアは出てこないのではないでしょうか。次の世代を担う職員を育てるためにも、若い職員に権限を与え、自由に市民の間に飛び込み、市民とともに政策立案する仕組みづくりが必要ではないかと考えます。「伊那の可能性を伸ばす政策のタネを見つけてこい」と、職員を市民の中に放り込むことを考えてはいかがでしょうか。伊那には地域の可能性を伸ばそうと前向きに活動している方々がたくさんおり、その多くがすでにつながり交流しています。その人脈をたどっていけば、職員のみなさんも伊那の可能性にもっと気付けるはずです。そしてその中で政策立案能力を磨き、成功体験を重ねることで、職員が育ち、市長の理念の実現につながるのではないでしょうか。職員を現場に送り出す仕組みづくりについて、まずは若手職員を中心に議論を任せてみてはどうでしょうか。市長の見解をお聞きします。


(質問5)
職員のみなさんが人員削減の厳しい状況の中で、これからの伊那市の夢と希望のための政策立案に限られたマンパワーを注ぎ込むためにも、現在の事業をある程度見直すことも必要だと考えます。現在の事業の見直しについて、市長が「減らしていいよ」と口にするだけでは難しい部分があるでしょう。事業を取捨選択するための具体的な案について、市長の見解をお聞きします。

以上です!最後まで読んでいただいてありがとうございました。結果はまたご報告します!!
by yagitakuma | 2014-06-11 18:50 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)