アルプスをつなぐ街で~八木たくまの伊那日記

yagitakuma.exblog.jp
ブログトップ

盗まれた自転車が出てきました!驚きと疑問と…

突然の再会にびっくり仰天!!

昨年5月、直前の市議選の街頭活動でも使った愛用の自転車が盗まれてしまいました。自然豊かな伊那で自転車を楽しむために移住直前に買ったお気に入りで、フェイスブックでご報告したところ、たくさんの方がシェアしてくださいました。

それから8カ月。「どこかに売り飛ばされたんだろうな…」とすっかりあきらめていました。「どこか遠くで誰かが使ってくれているのなら」と、自分を慰めていました。別れた彼女の幸せを未練タラタラで願うように(笑)

最近、空き店舗や空き家の調査を兼ねて、「伊那の街が元気になるために、外から人を呼び込んで地域全体が潤うために、どんな店や施設が必要なんだろう」と考えながら歩くことがよくあります。
銭湯。登山道具店。観光窓口。親子カフェ。伊那が登山基地となるために、住んで楽しい街にするために、欲しい店や施設はたくさんあります。使える空き物件はないものか。そんなことを考えながら地域を歩いているんです。

昨日、今まで存在に気付いていなかった空きビルを発見。国道沿いで、「ここは何かに使えるかも!!」と地下の駐車場をのぞいてみたら……

c0283938_12392838.jpg

おーーー!!!マイチャリ!!!!
しかも誰か住んでるやないかい!!!!コノヤロー!!!!!
薄暗い駐車場の隅っこに、布団とわずかな家財道具が。酒の空瓶も。
どうやら野宿生活のオジサン(まさか女性じゃないよね)が暮らしてるらしい。
灰色の雰囲気の中に、輝く派手な僕の自転車(笑)

しばらく茫然と眺めていると、怒りが消えました。
いやー迷いました。盗難届を出していたので、警察に連絡しないといけない。でも、通報すればここの住人は逮捕されてしまう。いろんな事情があってこんな生活をしてるんだろうし、逮捕までは……

迷いに迷ったけど、盗難届をそのままにするわけにはいかない。
意を決して伊那署に電話しました。

「自転車が出てきまして」
「ご自分で発見されたんですか!?」

いきさつを説明して、「罰してほしいわけじゃないんですが、どうしたもんでしょうか」と口にすると、「車体番号が一致しているので、盗難届は解除しておきます。持って帰ってもらって結構です。ビルの所有者には一応注意喚起しておきます」と、あっけない幕切れ。

自分のものなのに、人の家から勝手に持って帰るような後ろめたさを感じながら、空気が抜けてクモの巣だらけになった愛車を押して帰りました。
オジサンが逮捕されなかったことにはホッとしたけど、警察の対応としてはどうなのかな。

前職の記者時代は警察担当が長かったのですが、たとえば犯罪が多い大阪では、大阪府警は事件の端緒をキャッチすることにもっと貪欲でした。たとえば、この自転車泥棒のオジサンが、「別の犯罪にかかわっていたかもしれない」という発想です。その性悪説の考え方が正しいかどうかは別として、職務質問するだけのまっとうな理由がある場面なら、まずは色々聞いてみることが犯罪捜査のイロハのイでした。
それに比べて今回の対応は、ずいぶんゆるい気がする。長野県が平和だからなのか。平和なのはいいことですが、これでは若い刑事が育たないような気もする。

と、この極寒の伊那に野宿生活者がいるという驚きも含めて、いろいろと考えさせられた出来事でした。

自転車の行方を気にかけてくださったみなさん、ありがとうございました(..)

今後オジサンに会ったら、なぜそんな暮らしをしているのか聞いてみようと思います。
そして、二度と盗まれないように、デカい鍵をつけるようにします。
c0283938_1242049.jpg

by yagitakuma | 2015-01-15 12:48 | 日々のよもやま | Comments(1)
Commented by 伊藤 岬 at 2015-01-16 14:31 x
そこの彼はたびたびコソ泥で必要物質を近隣から調達している前科があります。
警察も把握しているはずです。なぜ放置されているのか、そのことが問題です。

第二十五条
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
・国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

本来どの法律よりも優先すべき憲法が蔑ろにされている。
議員としても、こうしたところに視点をもっていって欲しいと思います。