続々と訪れる人々が、静かに思いを共有していました。
今日から僕にとって3年ぶりの休暇です。
大阪へ向かう途中に、神戸に立ち寄りました。
今日は1.17。
保育士さんに連れられた子供たち。
いつかこの場所の意味がわかると思う。
幼子を連れたお父さん。
「21年前にね、6000人も亡くなった地震があったんだよ」と、静かに語りかけておられました。
日が暮れても、人並みは絶えず。
すごい数のボランティアや学生さんが、この鎮魂の空間を作るために活動しておられました。
21年前のこの日。僕の実家の堺市は震度4。本棚からいろんな物が落ちてきた程度でしたが、すごく怖かった。
当時僕は高校2年。この日は全校模試が予定されていました。
当然、鉄道はストップして休校になっていましたが、親からもらった定期券代をネコババして長距離自転車通学をしていた僕は休校に気付かず、息を切らして学校に着いてから「誰も来てないやーん」と自分に突っ込んだことを思い出します。
帰りに通った商店街の電器屋さんのテレビに、黒煙に包まれた神戸の街並みが映し出されていて……
それから何度となく神戸に通いましたが、今では本当に明るく魅力的な街になりました。