アルプスをつなぐ街で~八木たくまの伊那日記

yagitakuma.exblog.jp
ブログトップ

「保育園落ちた日本死ね」の対極があった。「はらぺこ」卒園式に感じた、日本の都市と地方の問題の根本とは

卒業式シーズン。
先日来賓として呼んでいただいた伊那市東春近にあるNPO保育園「はらぺこ」の卒園式が、衝撃でした。
「保育園落ちた日本死ね」論争が盛り上がりましたが、その問題の根本がどこにあるのかに、気付かされました。

私たちは、今のこの日本は、大切なものを置き去りにしている。
この社会は、本来は子供たちの笑顔のためにあるべきなのではないか。

今後の自分の道しるべになるような、
そんな場になりました。

僕が言葉を尽くすより、
写真を見ていただければわかるはず。

卒園した子供たちは、8人。
一人ひとりの個性が輝いていた。

そして、こんなに素晴らしい土地で、僕たちは生きている。

c0283938_8523365.jpg


c0283938_8525920.jpg


c0283938_8544668.jpg


c0283938_8551935.jpg


c0283938_8554457.jpg


c0283938_856318.jpg

民家を改装した小さな園舎。

c0283938_857524.jpg


c0283938_8575132.jpg


c0283938_8581435.jpg


c0283938_8583771.jpg

卒園証書の文面は、なんと一人ひとり違い、心がこもった手書きです。
ある男の子の保育証書

「あなたは山の遊び舎はらぺこで
雨の日も風の日も雪の降る日も
そして晴れた日も
四年間元気に おもいきり遊びました
あなたはまるで野うさぎのように
駆けてきて
幼き者を苦境から救い出し
五月に吹く風のようにすがすがしい気持ちを
みんなに分け与えました
みんなあなたが大好きです
四年間
どうもありがとう」

c0283938_859161.jpg

卒園のプレゼントは、なんとナイフ!!

c0283938_8595912.jpg

来賓あいさつも、子供たちの目線で。

c0283938_904195.jpg


c0283938_18303620.jpg


c0283938_911380.jpg

特技披露!①

c0283938_944043.jpg

特技披露!②(笑)

c0283938_951940.jpg


c0283938_955227.jpg


c0283938_961267.jpg


c0283938_964441.jpg


c0283938_971287.jpg

みんな着替えて、お散歩に出発!!
俺、スーツ…(泣)

c0283938_981315.jpg


c0283938_983852.jpg


c0283938_99744.jpg


c0283938_993338.jpg


c0283938_995568.jpg

昭和の雰囲気!!

c0283938_9112498.jpg


c0283938_9114510.jpg


驚くのは、これが特別な遠足ではなく、これが日常だということ。

子供はみな、こんな環境で育つべきだと強く思いました。コンクリートやアスファルトに囲まれ、ゲームばかりの生活が、子供たちにとっていいわけがない。大人になってからの生きる力に、大きな差が出るのではないか。

そんな環境をなぜ子供たちに与えてあげられないのか。
なぜ子供たちにとって良いとは言えない環境の都会に、人が集まるのか。

その最大の要因は、地方に仕事がないことです。地方ならではの仕事を生み出す自由な発想を持つ人材が不足しているからです。それは、横並びで決まり事ばかりの教育にも問題がある。

この「はらぺこ」は、「やっちゃダメ」がほとんどない。子供たちは自然から、たくさんのものを吸収している。これからの時代に必要な自由な感性、自由な発想は、このような環境から生まれるのではないでしょうか。

そして、行政の問題。
地方自治体は長く、自分たちで地域ならではの仕事、産業を生み出す努力をしてこなかった。
国からの公共事業に頼り、自然をコンクリートで固め、箱モノばかり作ってきた。

ようやく国が「地方創生」を叫んでソフト関連の補助事業を打ち出していますが、地方自治体で進めているのは、本当に効果があるのか疑問を感じざるを得ない事業が多い。

この3月議会の予算審議でも、それを痛感しました。

もう、発想を転換するしかない。
国は財源を地方に移し、地方が自由な発想で地域ならではの産業を生み出していくしかない。

財源を移してもらうためには、行政も議会も住民も、「国まかせ」「役所まかせ」の思考を変えていかなければならない。レベルアップしないと、無駄な事業のオンパレードになってしまう。

過去の価値観、発想の延長に、地方の未来はない。
それを、強く感じています。

「はらぺこ」の子供たちの笑顔に、国と地方の問題と、未来が、見えてきた気がします。

気合が入りました。
by yagitakuma | 2016-03-24 09:28 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(5)
Commented by 田澤由利 at 2016-03-28 08:18 x
とても共感しました。
こちにもご参考いただけるとうれしいです。
■『保育園落ちた』問題の長期的解決策としてのテレワーク
http://telework.blog123.jp/archives/2016/03/01827.php
Commented by 悠悠50。 at 2016-03-28 12:29 x
はじめまして お疲れ様です

保育園落ちた日本死ね

これは 反日そのものだと思います 反日運動が盛んである日本国 逆に日本の為の行動が ヘイトとされる 日本人に厳しい世の中です

日本が滅んでも 帰る場所がある
保育園より 他学校に反応しない事が 真実です(笑)。
Commented by hanagatakei at 2016-03-31 02:54 x
共感いたしました。
我々の世代は、国や行政に任せて安堵する事で自らの責任を回避しておりました。
国家の官僚に気概や信義が失われてしまった現在、我々の事は我々が自らが責任を持って対処する。
そういうLimited government(小さな政府)が必要なのでしょうね。
新保守主義者と揶揄されるかもしれませんが、国民の幸せなくして、なんの国家の幸せがあろうか。
大きな幸せを掴む為には、まず小さな幸せから。
頑張ってください。
Commented by みやど at 2016-04-02 08:57 x
保育園と幼稚園は、実際にやっていることは似たようなものかもしれませんが、法的には全く別物です。
幼稚園は何でもないのに入れてかまいません。保育園は何でもないのに入れてはいけません。親が働いていて子供の面倒をみられない等の理由が必要です。「保育園落ちた日本死ね!!!」の主が落ちたことが当然かどうかは別として。
Commented at 2016-04-03 23:33 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。