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アルプスをつなぐ街から~八木たくま日記

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旧村での飲み会で痛感した、過疎地域の現状。さて、どうしたものか…

「はしば」が休みの昨日は、合併前は村だった長谷地区で、地域活性に取り組む方々との飲み会でした。酒を持ち寄って、公民館で泊まり飲み!!久々に会えた方もいて、楽しく勉強になる夜でした。

楽しかったけど、過疎で先行きが見えない地区の現状もひしひしと伝わってきました。
南アルプス北部の登山口に位置し、美和ダムのダム湖もある。ポテンシャルはものすごくあるものの、地域経済は衰退したまま…。

かつては、農林業と炭焼きで成り立っていたような地域。戦後は役場や農協などの安定職以外は、農林業と公共事業の短期雇用を兼ねて生活を成り立たせてきた方々が多かったそうです。公共事業が激減し、合併で役所の機能も小さくなりました。この地域がこれからどうやって食べていくのか、まだ見えていません。

伊那市にたくさんある製造業の工場勤務で、「長谷から通う」という仕事のスタイルが増えましたが、「そんな生活の若い世代は、ホントに金がない。給料を使う先が全部決まってしまっていて、余裕なんかないよ」という切実な声を聞きました。「今は親が買った農機具があるけど、今後トラクターが壊れても買える若い世帯はほとんどないんじゃないかな」とも。

このままいけば今後、恐ろしい勢いで田畑の耕作放棄が進み、山も荒れていくのは間違いない。農林業で食べていけるモデルを、全力で作らなければなりません。

そんなことをあらためて痛感した夜でした。
by yagitakuma | 2016-05-17 17:51 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)