懲役2年8月の判決で終わった姉の事件。これまでの経緯は→
http://yagitakuma.exblog.jp/i17/
昨日、弁護士さんと打ち合わせをしてきました。
考えている方針を伝え、すべてを委ねてきました。
ホッとしました。
事務所を出ると、涙が出ました。
判決の日、検察に見放された後、助けてくれそうな弁護士を探して、必死でスマホ検索しました。翌日電話で話ができて、昨日の打ち合わせに。ブログもすでに読んでくださっていました。何を聞いても、明確な答えが返ってくる。迷っていたこと、不安だったこと。心の霧が消えました。
しばらくは伊那のことに集中できそうです。
もしいつか、同じような被害に遭ってこのブログを読んでくださる方がいたら、声を大にして伝えたい。
司法制度は、決して被害者の味方ではない。速やかに専門家に相談してください。
僕たち八木家は、警察や検察を信頼しすぎていた。十分やってくれたとは思うけど、結果には到底納得できない。警察や検察にとっては数ある事件の一つでしかなく、必死の思いの遺族とは距離があった。被告の権利ばかりで、何も教えてくれなかった。被告の住所すら教えてくれない。僕に報道の経験があったからいろんなことがわかりましたが、そうでなければ何もわからないまま終わり、あきらめていたでしょう。
もっと情報を開示してくれていたら、遺族としてできたことはあったはずです。飲酒運転であったことをうかがわせる証拠の数々があることは、初公判でようやく知りました。それも、法廷の経験がない人なら意味不明だったでしょう。もし、あの段階で専門家がついていてくれたら、もっと打つ手はあったかもしれない。
でも、後悔はしていません。この経験が、同じような被害に遭った方々の役に立つはず。そして、今の段階だからこそできることもきっとある。僕が頼りとした支援組織は、「犯罪被害者支援弁護士フォーラム」
http://www.vs-forum.jp/です。ほかにも支援組織はあると思います。被害者の会もありました。「被害者支援」で検索し、ぜひ早い段階で相談してください。
2日前に電話で話ができた被害者の会の方は「遺族どうし、被害者どうしで情報交換しないと立ち向かえない。弁護士会自体が、加害者のためにあるようなものだ。被害者はいつも理不尽な扱いを受けている」とおっしゃっていました。
その通りだと思います。
さて、次の段階に進みます。
ここに出せない話になると思うのでしばらく沈黙しますが、またご協力をお願いすることと思います。
よろしくお願いします(..)