アルプスをつなぐ街で~八木たくまの伊那日記

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「世襲VS世襲」の有権者無視の公認争い。最近「やれやれ…」と思った政治ニュースから

最近、最も「やれやれ…」と呆れた政治ニュース。
先週末に報道された、衆院福岡6区補選の自民党公認候補についてです。
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大物議員(鳩山邦夫氏)の死去に伴う補欠選挙で、鳩山氏の息子ではなく、自民福岡県連会長(重鎮県議)の息子を選んだ-との内容。この決定を不服とする鳩山さんの息子さんは、無所属での立候補も検討しており、分裂選挙となる可能性も。

なんというか…
自民党福岡県連内はこの話題で持ち切りなんでしょうが、有権者としてはこれほどシラケる話はない。県連内の権力争いや思惑がからんだ上での「要は世襲と世襲の争い」であって、有権者不在の候補者選定としか言いようがない。

僕は世襲議員を否定しているわけではありません。世襲でも素晴らしい人もいれば、地盤も看板もない人でもヘボい人もいる。「国民のために誰が最も適しているか」という誰もが納得できる選考基準になっていないところに、「やれやれ…」と感じるんです。

宗教団体の政党がどんな候補者選考をしようが勝手だと思いますが、天下の自民党がこんな状態では、政治への無関心は止めようがない。政党の公認がなければ勝ち目がない衆院小選挙区で、こんな選考がまかり通っていては、いずれ国政は世襲だらけになり、意欲ある若い人がチャレンジすることは限りなく困難になるでしょう。

記者時代、衆院和歌山1区で同じような自民党の公認選びがあったことを思い出す。「なぜこの人に?」と思わざるをえない候補が公認を勝ち取り、自民大勝の選挙にもかかわらず若手民主党現職に選挙区で敗れるという結果に。あげくの果てに妻子ある身にもかかわらず同僚の衆院議員との「路チュー」を報道され、雲隠れするという情けない騒動を起こしました。この議員は、自民党重鎮の二階俊博氏の盟友の和歌山県議の息子でした。

繰り返しますが、世襲がダメだとは思っていません。
いっそ「親バカと言われても、息子に継がせたいんだ」と言ってくれたらすっきりするのに。小泉元総理のように。下手に公募という形で選んだ体だけ整えるなよ、と言いたい。
by yagitakuma | 2016-08-04 23:16 | 日々のよもやま | Comments(0)