アルプスをつなぐ街で~八木たくまの伊那日記

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廃墟群がオシャレなストリートに生まれ変わった事例が、ここにあった。大阪で考える伊那市駅前再生への道

大阪レポート第二弾。

伊那市の中心市街地の最大の懸案事項が、伊那市駅前の大型空き店舗群です。
一部は廃墟になりつつあり、「伊那市がさびれている」とのイメージにつながってしまっています。

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行政がお手上げ状態のため、民間でなんとかすべくコツコツと取り組んでいますが、すごく参考になる事例が大阪・キタにありました。

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大阪市北区の繁華街にあるお初天神通り。近松門左衛門の「曾根崎心中」ゆかりの地です。飲食店が軒を連ね、どちらかといえばサラリーマンの街、というイメージでしたが、最近若い人が集まるスポットができたんです。

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「お初天神裏参道」。1年半ほど前に飲食店12店舗がドッとオープンした路地。店はバルや大衆居酒屋、牡蠣専門店などさまざまで、なかなかの人気なようです。

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路地が私道のため、路上にもテーブルが並んでいます。これは楽しそうだ!!

今はおしゃれ感満載ですが、実は数年前までは…
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巨大な廃墟群でした。(写真はネット上から拝借)

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今でも路地の奥には当時の面影が。

この一帯のオープンまでの経緯は、こちらの記事に詳しく書いてあります↓
https://thepage.jp/osaka/detail/20150520-00000001-wordleafv

権利関係がグチャグチャで放置されていた一角を、民間事業者が時間をかけてまとめ上げたとのこと。民間によるデベロップメントの成功例ですね。

そして、伊那市駅前。
ここにも同じような場所があります。
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最初の写真の建物の間、かつて商店街だった路地。
唯一営業している肉屋さん以外は、空き家となってかなり年月が過ぎ、廃墟感が出て怖い感じもしますが、明かりが灯ればすごくいい雰囲気になるはず。路地は街の財産です。

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みんなに愛された喫茶店跡。僕も学生時代、200円のラーメンを食べに通いました。

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奥には一部を取り壊してできた小さな広場が。
ここを雰囲気よく整備すれば、小さなライブや催しができる。普段は外で飲めるスペースに!!

この一帯が大阪の例のようによみがえれば、伊那に人を呼び込む核にできる。
個人的なイメージでは、飲食店の集合エリアにぴったりかな、と思っています。バルストリートに。

伊那は飲食店のレベルが高いです。でも、その楽しさは地域の外にはあまり知られていないし、地元住民もあまり認識していない。そこで、このような場所に魅力的な店が集まれば、そのイメージをグッと後押しできるのではないか。

人口減少局面に入り、地域の需要だけではパイの奪い合いになります。
外から人を呼び込むために、なんとかしてこの一帯を再生させたい。

最近思うのは、まちづくりは「住んで楽しい」を追い求めるべきなのかもしれない、ということです。それには、民間の視点が必要でしょうし、遊び人の経験も重要なのかもしれない。

現在、それぞれの所有者とコツコツと交渉しています。
実現しそうなら、またご報告します。
by yagitakuma | 2016-10-19 09:58 | 伊那まち・中心市街地のこと | Comments(0)