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アルプスをつなぐ街から~八木たくま日記

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人が前向きに幸せに生きるために、地方のために、国の未来のために。いま必要なのは自然保育だと思う。

11月2日は、松本へ。

伊那市東春近のNPO自然保育園「はらぺこ」(過去記事はこちら)に感銘を受けて以来関心を持ち続けている自然保育について、県内全域で推進するための議員ネットワークを作れないか-という打ち合わせでした。県も自然保育に力を入れており、これを機に信州の豊かな環境を生かした保育をさらに広げていけたらと思います。

誰もがその恩恵を受けることができた経済成長時代が終わり、子供たちにとって自力で未来を切り開く力が求められる時代になっています。そのためには「自信」や「前向きな力」が必要で、「自己肯定感」を育ててあげることが重要です。

自然の中を駆け回り、チャレンジし、時に失敗し、助け合い、いろんな気付きや発見を得ることで、自己肯定感が育まれ、それが将来の幸福度につながることが各種の研究で証明されている。

複雑さを増す社会で、横並びの学校教育が時代遅れになりつつあります。まずは、保育の現場からそれを変えるアプローチが重要だと思う。

思い返せば議員になることを決めたとき、重要なのは「最終的には教育だ」と考えていたことを思い出します。事件の取材に走り回っていた新聞社時代、つまづいても自力で未来を切り開いていける力を育む教育の重要性を痛感しました。

事件以外でも、大変そうに生きている方々に触れることも多々ありました。たどりついた結論は、「都会で横並びの教育を受け、同調圧力にさらされた価値観の中で競争することが、幸せにつながるわけじゃない」-ということでした。

豊かな子育て環境がある地方の重要性が、今後はますます高まってくると思います。
豊かな子育て環境を希望する方々がその希望をかなえるためには、地方で仕事を生むことが重要ですが、「自ら地方で仕事を生み出す」ことができる人材を育てることも重要です。

50年先、100年先のこの国のあり方を考えると、今、自然保育に真剣に向き合うことが必須だと考えるようになりました。地方が盛り返すために、地方創生を地方が自力で実現していくためにも。
by yagitakuma | 2016-11-05 23:21 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)