アルプスをつなぐ街で~八木たくまの伊那日記

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投票日まであと10日。結果が見えた今回の選挙で感じたこと

衆院選。新聞各紙に序盤の情勢が一斉に出た。
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「排除」の言葉だけで一気に流れが変わった。たったひと言でこれほど劇的に変わるとは、歴史に刻まれる言葉だろう。言葉の恐ろしさを痛感した。
脂ぎった男の政治家が発した言葉なら、ここまでの影響はなかったように思う。やわらかなイメージで売っていた女性政治家の裏側が見えてしまったからこそ、ということか。

今回、国民も政治家も教訓を得たことと思う。ビジョンなき権力欲は継続した支持は得られないということ。バッジ欲しさだけの筋の通らない変遷も、厳しい結果を突き付けられるということ。

この段階で報道機関の情勢調査の結果がこれだけ揃うと、よほどの暴言や失言がなければまずひっくり返ることはない。今後「自民党を勝たせすぎてはいけない」という反動が少し働くが、圧倒的優位は変わらないだろう。

とはいえ、自民党の支持率が上がったわけではなく、野党票が分散しただけだ。きちんと議論できる対抗勢力が必要であるということを否定する人は少ないはず。そう考えると、やはり衆院選も地方選同様、任期4年の結果を問う形に改めるべきだと強く思う。

与党議員は与党議員であり続けるために政治をしているのではなく、よりよい社会の実現のために活動しているはずで、そのためにはきちんと任期4年を使って野党が育つ環境を整えるくらいの度量で臨み、国会でじっくりと議論できるようにすべきだろう。

投票日まであと10日。筋が通った信念のある政治家が一人でも多く選ばれることを願っています。
# by yagitakuma | 2017-10-13 00:32 | 日々のよもやま | Comments(0)

市民に身近なごみの問題。あと数年で分別不良ごみへの対応の負担が軽減されます。9月議会報告①

ようやく議事録ができたので、9月議会のご報告を。まずは八木の一般質問から。
今回は3つの問題を取り上げましたが、一つ目は市民生活に身近なごみの問題。

市内各地で、分別不良によってごみステーションから回収されないごみが多々あり、地区の役員が再分別する-という負担が続いています。飲食店街がある坂下区のごみステーションで大量の分別不良ごみが出て困っている、との話がきっかけでしたが、中心市街地ではどこでも抱えている問題だということがわかりました。そこで、対応を市に問いました。下記に議事録の要約を掲載しましたが、ポイントは以下の内容。

・市の対応は、「きちんと分別するよう啓発している」との答弁。しかし啓発してもいたちごっこが続いている。

・「税金を払っているんだから、ごみステーションは市で管理すべき」という声もあるが、答弁は「市内にはステーションが2200か所もあり、すべてを市で管理すると相当数の職員と費用がかかる」というもの。収集効率の良い都会とは事情が異なるため、一定の市民負担が必要だということは我々も理解すべきだと思います。

・分別不良は、可燃ごみへのプラごみの混入が多い。平成31年に新ごみ中間処理施設が稼働する予定で、プラごみも燃やせるようになる。ならば多少の分別不良は回収するように変えれば市民の負担軽減につながります。答弁としては、「ペットボトルやプラ容器についてはリサイクル推進の観点から分別方法を変えるつもりはないが、ハンガーなどのプラ製品は燃やせるようになるため、地区役員の負担は減る」というものでした。

ゴミ減量や循環型社会の推進のためには、きちんと分別することは言うまでもなく重要です。しかし不毛な再分別作業による地区役員の負担を考えると、多少の分別不良は回収する方向に変えるべきだと考えます。今回の質問によって、平成31年の新ごみ中間処理施設稼働で、市民の負担は多少なりとも軽減される見込みが示されました。

市民生活に直結する身近な問題の解決方法を探るのは、基礎自治体である市町村の議員のやりがいのある仕事です。皆さんも、困っていることがあれば教えていただければと思います。

以下は当日の議論の要約です。
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(八木)
ごみ収集について、市街地を中心に分別不良で回収されないごみが多々ある。地区の役員が再分別しているが、袋を開けて再分別するという過酷な作業だ。行政としてできることがあるのではないか。各地区とも人口減少、高齢化が進んでいて、これ以上の役員さんの負担が厳しいという現状もある。対応についてお聞きしたい。

(市長)
伊那市ではごみステーションの設置・管理は住民自治の観点から使用する地区、また住民の皆さんにお願いをしている。恒常的に分別不良のステーションがあるということ、地区役員さんが大変御苦労されているということは承知をしている。正しい分別をしてもらうため、全市に対してごみ収集カレンダーの分別方法の記載やごみ出しの説明会など様々な取り組みを行っている。

(八木)
啓発してもルールを守れないという方は、どれだけ行政として努力をしても一定数は存在し続ける。市民の中からは、税金を納めているのだから市が管理すべきじゃないのかという声もあるが、ごみステーションの管理を市が全部を担うとどうなるのか。

(市長)
現在伊那市内のステーションの数は2200カ所。市で管理をするとなれば、相当数の人数それから多額の費用がかかる。ごみ収集におけるステーション管理は住民自治の基本部分で、享受の観点からも市民による管理が望ましい。

(八木)
市が担うなら職員を増やすかお金をかけるかしかない、あるいはステーションを減らすしかない。市民もある程度の負担を共有する必要があることは、理解できる。ではどうすれば分別不良のごみに対する地区役員の負担を軽減できるのかを考えたい。
分別不良で回収されなかったごみの袋を見ると、可燃ごみにプラスチック容器やペットボトルが少し混ざっているものが多く見受けられる。平成31年に稼働予定の新ごみ中間処理施設ではプラごみの処理方法はどのように変わるのか。

(市民生活部長)
新ごみ中間処理施設では現在燃やせないごみに分別している容器包装以外の玩具やハンガーなどのプラスチック製品は燃やせるごみとして処理し、エネルギーとして回収していく。

(八木)
プラ製品が燃やせるようになる新施設稼働後は、多少の分別不良のごみは回収するように変えてはどうか。それによって地区役員の負担が減る。

(市民生活部長)
分別不良は燃やせるごみ袋へのプラスチック類の混入が多い。新施設稼働時には全てが燃やせるごみになる。地区の役員さん方の負担の軽減にもつながるのではないか。

(八木)
わかりました。
最後ですが、飲食店街がある坂下区の一部のごみステーションで、分別不良のごみが大量に出ている。役員が1時間以上かけて再分別をしている現状がある。地区で管理する限界を超えており、市として対応するべき時期に来ている。

(市民生活部長)
坂下区の状況は市としても状況を把握している。地区の皆さんと協力して飲食店へのビラ配布なども行ってきた。必要であれば飲食店組合の対象の説明会を開催するというようなことも検討したい。今後も地区の方々と協力し、対策を検討したい。

(八木)
今の説明では改善できるとは到底思えない。チラシ配布や説明を繰り返してもいたちごっこが続いている。もはや啓発ということでは解決できない段階に来ており、このステーションの位置をどうするか、なくしてしまうのか、いろいろな選択肢はあるが一度それらの選択肢をすべて示して、地区の皆さんと話をしてほしい。

(市民生活部長)
あらゆる角度からできる対応策を検討したい。
# by yagitakuma | 2017-10-08 15:42 | 闘う議員日記 | Comments(0)

伊那市駅前廃墟横丁再生プロジェクト。地方がやるべきことは、強みと財産と地域課題を結び付けること

伊那市駅前の廃墟となっている横丁再生プロジェクト。何が何でも成功させないといけない、と思いを新たにしました。きっかけは、初めての視察対応。

先週末、経済産業省の商店街振興担当の方々がこのプロジェクトについて東京から視察に来られました。各地の特徴的な事例を調べる中で、インターネットで知って連絡をくださったとのこと。雨の中でしたが、現地でじっくりとこれまでの経緯と今後の展望についてお話をさせていただきました。
アスタルの活動や伊那まちの取り組みについての視察は過去に何度かありましたが、横丁のプロジェクトでは初めてです。

今まであまり意識していませんでしたが、完全に民間で、かつ不動産業者ではなく地域活性化団体によるこのような取り組みは、全国的に見ても珍しいようです。お金もない我々が熱意だけで実現できたとなれば、他地域でも参考にしてもらえるのではないか。それによって全国的に問題となっている空き店舗や廃墟の活用が進めば、寂れてしまった各地の中心市街地の再生につながるかもしれない。

地域の強みを知り、地域に眠っている見過ごしがちな財産と結び付ければ、いままで地域で問題となっていた場所(廃墟)が大化けする可能性がある。
それを今回の伊那まちでの横丁再生プロジェクトに置き換えれば、強みは「飲食店の集積地」「アルプスの登山基地」「アルプスが育む豊富な地元食材」であり、見過ごしていた財産と地域課題が「駅前の廃墟」でした。それをつなげた結果が、「廃墟」を「伊那谷の食材を生かし、登山客や観光客が訪れたくなるグルメ横丁」として再生するという計画につながりました。

この取り組みの存在が、このような視察で伊那谷の外の方々に知っていただけることはとてもありがたいことです。

活用できそうな財産は、伊那には他にもまだまだたくさんあります。
次につなげるためにも今回の横丁再生、必ず成功させます。
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# by yagitakuma | 2017-10-08 14:08 | ASTTALプロジェクト | Comments(0)