アルプスをつなぐ街で~八木たくまの伊那日記

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カテゴリ:闘う議員日記( 6 )

6月議会が始まっています。今回の一般質問の内容をご報告します。

徹夜明けです。
今週から伊那市議会6月定例会が始まりました。
今日の正午が一般質問の〆切。先ほど、今回取り上げる内容を通告してきました。
先に今回の主なテーマを、こちらでご報告しておきます。

他に取り上げたいテーマもありましたが…。時間に限りがあるので9月議会に回します。

【1】3セクへの追加投資には責任を
高遠さくらホテルについて、レストランや露天風呂を改修する計画が進んでいる。儲かる可能性がある施設や強みである部門には投資して攻めるべきだと考えるが、収益事業に税金を投入するからには必ず結果を出し、事業として自立を目指さなければならない。以下社長である市長にお聞きしたい。

①投資する内容と金額についてお聞きしたい
(答弁)
②投資する目的は何か
(答弁)
③投資による売り上げ増やウェディング獲得数等の目標数値は設定しているのか
(答弁)

【2】ふるさと納税の総括と提案
あり方について議論が続いているふるさと納税について、返礼品を見直す節目に合わせて、これまでの総括をお聞きし、今後の返礼品のあり方について提案したい。以下市長にお尋ねしたい。

①これまでの伊那市のふるさと納税の結果についての総括を
(答弁)
②これまでの返礼品は、どのように決定していたのか
(答弁)
③真に伊那らしい返礼品を用意するために、市内の事業者や生産者から公募すればどうか
(答弁)
④総務省通知について、市としての見解をあらためてお聞きしたい
(答弁)

【3】委縮した組織から「革新」や「創造」は生まれない
来庁者からのクレームをきっかけに、職員に対してさまざまな通達が出ている。「来庁者から見える場で立ち話をするな」「机にペットボトルを置くな」等。

①これらの通知の目的を市長にお聞きしたい
(答弁)


詳しい解説は追って。
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一般質問の通告は、昔ながらの書類提出で、質問順序は写真に写っているように「くじ引き」です。すごくアナログ…。でもこの雰囲気は好きです。
by yagitakuma | 2017-06-07 12:29 | 闘う議員日記 | Comments(1)

一般質問内容③ 明らかにスケジュールに無理がある計画。江戸時代の旧家の観光活用に約1億2千万円…

一般質問の3つ目のテーマは、伊那市高遠地区の城下町にある旧家「中村家住宅」の活用策についてです。
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江戸時代の町家で、初代高遠町長が輩出するなど市として貴重な建築物であるとの判断のもと、昨年市が所有者からの寄贈を受け入れました。
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建物の裏から見ると、その規模がわかりやすいと思います。

国の補助金を活用して観光拠点として整備する計画で、市役所内で検討した結果、「飲食などが楽しめる場所とし、周辺に観光客を誘客する」との狙いです。

しかし、整備のスケジュールにかなり無理がある。

今後「地元の関係者とどのような施設にするか協議」し、耐震診断を経て設計に入り、「8月に改修工事に着手。来年4月にオープン」とのこと。

民間での運営を想定していますが、誰が担うのかがまったく決まっていません。

年中集客が見込める都会で小さな飲食店をオープンさせるのならともかく、高遠城址公園の花見の時期以外は人通りも少ないこの場所で、しかもかなりの規模の施設を作るのに、運営者も中身も決まっていないのに1年でオープンさせる計画…

問題は、期限が区切られた国の補助金制度にあるとはいえ、はっきりいって無茶です。
オープンしても収益が上がらない場合は、市の予算からお金が投入されることになります。

この歴史ある建物を活用することに異論はありません。しかし、「国が金を出してくれるから活用しないと」という進め方では、将来市民がその負担を負うことになる。前回の投稿で触れた3セク「伊那市観光株式会社」の赤字施設と同じ構図です。

国の補助金の交付がすでに決定しているだけに難しい問題ですが、答弁を聞いて自分としての方針を判断したいと思います。
by yagitakuma | 2017-03-06 22:13 | 闘う議員日記 | Comments(0)

来週は一般質問。内容を事前にお伝えします②「3セクの経営方針の見直しを」←おそらく激論になります

来週9日(木)、3月定例会の一般質問に立ちます。議員と市長が一対一で討論する場。
取り上げる問題の2つ目は、伊那市の第3セクター「伊那市観光株式会社」についてです。

温泉施設や宿泊施設を多数運営しており、市民にも身近な組織です。
しかし問題が多々あり…。
ここでは詳しく書けませんが、民間目線で今後の方針について質問します。

出番は午後の2番目。午後2時前後のスタートかと思います(前の議員の時間によって大幅に前後します…)。
事前通告した内容を、転載しておきます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・

【3セク「伊那市観光株式会社」の経営方針見直しを】

伊那市観光株について、「27年度は黒字になった」との報道があった。しかし、毎年の市
予算からは多額の費用が投入され続けている。将来ビジョンを確かめたい。以下市長にお
聞きしたい

①伊那市観光株の経営状況について、どのように評価、分析しているか

(答弁)
②過去3年間で、市の予算から投じた伊那市観光株関連の費用はいくらか
(答弁)
③赤字を解消するのが困難な施設があるが。原因についてどう考えるか
(答弁)
by yagitakuma | 2017-03-05 11:30 | 闘う議員日記 | Comments(0)

来週は一般質問。内容を事前にお伝えします①「区・常会の負担軽減策は」

伊那市議会3月定例会は、来週8日(水)から3日間の一般質問。議員と市長が一対一で討論する場です。
私は9日(木)の午後の2番目。午後2時前後のスタートかと思います(前の議員の時間によって大幅に前後します…)。

今回取り上げるのは、大きく3つ。
1つ目は、以前からこの場でも意見が多かった区費の問題や、自治組織の運営のあり方についてです。

移住者や若い世代には「??」と思うことが多い自治組織の問題。しかしどこの区もほぼボランティアの役員が時間を費やして運営を担っています。一方で高齢化や住民の減少によって運営が厳しさを増しており、そろそろ抜本的に考え直すべき時期に来ていると感じます。

区費や入区費の問題。
本来行政の仕事では?という区の役割が地域の負担になっていること。
運営のスリム化は可能なのか??

長い歴史がある問題で、すぐに答えが見えることはありえません。内部から変えようにも、一年交代の役員制度では限界があります。行政も市民も、一緒になって考えていかなければなりません。

以下に事前通告した内容を転載しておきます。
ご意見があれば、ぜひお寄せください。
直接連絡を希望の方は、メール→takuma.yagi.ina@gmail.comへ。

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平成29年3月定例会一般質問要旨 八木択真

【区・常会の負担軽減策を行政で】
各地区の区や常会の運営が厳しさを増している。人口減少で区費等の収入も減少しており、役員の高齢化も進んでいる。一方で、移住者からは区費や入区費等のあり方について疑問の声もある。役員の負担を減らし、同時に誰もが納得して区の活動に協力することができるよう、行政としてできることを考えたい。以下、市長にお聞きしたい。

①市として区や常会に依頼している業務は、どんな内容のものがあるか
 (答弁)
②市が支払っている役員報酬はいくらか。その額の根拠は
 (答弁)
③道路補修等、地元負担金が必要となる事業は何があるのか
 (答弁)
④地元負担金をなくすことはできないのか
 (答弁)
⑤街路灯や消火栓の設置と管理は、市で担うことはできないのか
 (答弁)
⑥街路灯の電気代は、市で一括して負担することはできないのか
 (答弁)
⑦ゴミステーションの設置や管理を市が担うとどうなるのか
 (答弁)
⑧「区費の他に入区費が必要な地域もある」との指摘があったが、実態はどうか。「地域の教科書」に掲載できないか
(答弁)
⑨各区の交通安全協会の活動について、その負担を軽減することはできないか
 (答弁)
⑩各区や常会では、業務の簡素化への取り組みも出ている。しかし1年交代の役員制度ではなかなか変えられない実態もある。そこで、各区や常会にアンケートをとってみてはどうか。「変えたいけれど変えられない」といった悩みや、業務の簡素化に成功した事例、行政への要望など。その結果を入区費・入組費の情報等とともに市内の各区や常会で共有すれば、改善への参考になるのではないか
 (答弁)
⑪区費、入区費について、その額の根拠を明示すること等、市民にわかりやすい運営となるよう市としてガイドラインを作ってはどうか
 (答弁)

関連質問あり
by yagitakuma | 2017-03-05 11:06 | 闘う議員日記 | Comments(0)

あまりに残念で怒りすら湧いた答弁。そろそろ市長の問題について、誰かが正面から指摘する必要がある。

リーダーとして、問題があると言わざるを得ない。

今日から3月議会が始まりました。
最重要課題の来年度予算については回をあらためますが、本会議後の全員協議会での出来事。休園中の市立伊那西部保育園の問題についての市からの説明時でした。
市長に対して、思わず声を荒げてしまった。

西部保育園の存廃問題については、先月にも経緯を取り上げました。↓↓
「3月議会で激論へ!? 過疎地域の存続に直結する保育園廃園問題」http://yagitakuma.exblog.jp/26325052/

その後、地元から存続を求める要望が正式に出され、この議会に提案される予定だった廃園議案は見送られました。そして、今日の全協。
市の担当部署は、「地元から人口増に向けた活動を行っていくと意思表示があった。一定期間活動を注視していく必要がある」との理由で“休園継続”の方針を説明し、「あまり時間をかけずに判断する」と付け加えました。時間をかけずに…。

問題はこの後。
別の議員が、「行政としては何をするのか」と質問しました。要は「園児確保の対策を住民に丸投げするのか」という意味です。
もっともな意見です。

高遠第2・第3保育園の存続問題の際も何度も取り上げましたが、「人口増」という国家レベルでも困難な問題を住民に押し付けることは、行政として責任放棄です。高遠で結果を出した同世代の知人たちからも、苦しい状況は何度も聞いています。

この質問に対する市長の態度に、驚きました。
「いろんな施策を出している。それを読んでもらえればわかる」と極めて不機嫌そうに言い放ったのです。

質問した議員が、市長が大嫌いな共産党の議員だったからかと思われますが、この質問は的外れではない。そして、何人もの議員が、実際に保育園存続問題を経験してきた住民から「住民に丸投げするのはおかしい」との悲痛な意見を聞いています。

その声が、市長には届いていないのか。
担当部署が、市長に上げていないのか。

私は思わず、「そんな言い方はおかしいでしょう!!」と大きな声を出してしまいました。大変な活動をしている保護者や地域の方々の顔が浮かんだからです。
人間だから好き嫌いがあるのは当然にしても、背景にいる市民を無視し、あまりにも冷淡で、傲慢だ。

嫌いな議員には、満足に答弁もしない。
自分が気に入らない意見をする者は、あからさまに遠ざける。

地方が生き残るためには、総力戦が必要です。そんな時代に、多様な意見から正解を見出していく行政のリーダーとして、白鳥孝市長の適正に疑問を感じているのは私だけではありません。そろそろ、誰かが真正面からそれを指摘するべき時期かもしれません。
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by yagitakuma | 2017-02-27 23:16 | 闘う議員日記 | Comments(1)

4500万円の投資なのに、事業効果の説明は民間感覚欠如…1月臨時議会、補正予算に反対しました

先週開かれた伊那市議会1月臨時議会のご報告です。
今回、伊那市長谷にある道の駅「南アルプスむら」の駐車場を拡張するための設計予算280万円が盛り込まれていました。長年の懸案だったという「駐車場が狭い」という問題を解決するための投資で、僕もこの事業そのものに全面的に反対する立場ではありませんでしたが…
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市の支出をチェックする議員としては当然、投資に見合う効果があるのかどうかを重視します。しかし、市側から受けた事業の効果について、あまりにも民間感覚に欠けた説明に驚きました。民間事業者が聞いたら、どう思うのだろう。
用地買収から工事完了まで、総事業費は4500万円。市民の税金からの4500万円です。

「南アルプスむら」は、旧長谷村が建設した「公設民営」の施設です。クロワッサンが大人気のパン屋さんと、雑穀料理がウリの飲食店、そして産直市場がメーンとなっています。

民間でビジネスに取り組んでいる事業者なら、投資するなら当然、「どうやって投資金額を収益で回収するか」と考えます。投資したお金を利益として回収できなければ、会社は潰れますから。

「南アルプスむら」も、営利事業に取り組んでいるからには、今回の4500万円の投資に対して当然そのような検討がなされているものと思っていました。僕は委員会審議の際に、駐車場を拡張することによる今後の売上の予測について質問しました。ところが…

市側の回答は、「試算はしておりません」。

驚きました。
これでは市民の納得は得られないのではないか。

重ねて、駐車場が広くなることに関するデメリットに関しても、質問しました。
現在、駐車場は普通車60台、大型バス1台分です。これが一気に、普通車100台、大型バス10台とキャパシティは倍以上になります。今の倍のお客さんが押し寄せた場合に、どうなるのか。

この南アルプスむらの一番の名物は、クロワッサンです。今でも予約しなければ買えないことが多いのに、客が増えたらどうなるのか。
もう一つの魅力である飲食店は、こだわった雑穀料理のお店。丁寧な料理がウリなのに、大型バスで人が押し寄せた場合にどうなるのか。

これらの疑問に対しても、何の検討もなされていないことが判明…。

もう一つ感じたのは、すでに「大型バスの団体ツアーを呼び込むような観光施策」の時代ではないのに、いまだに団体客至上主義の観光施策を取ろうとしていることです。
団体ツアーは、宿泊してもらえる地域以外は、地域に落ちるお金が極めて少ないことは常識となっています。
以前、伊那市の観光コンテンツのメーンとなっている高遠城址公園さくら祭りについて、団体ツアー客の消費額の少なさを指摘しました。↓
「1人500円しか使ってくれない団体客は、もういらない??高遠城址公園さくら祭りを考える」http://yagitakuma.exblog.jp/25305344/

それなのに、道の駅でまた団体客向けに投資しようとしている。

疑問だらけの4500万円の投資。当然、本会議の採決でも反対しましたが、多勢に無勢で通過してしまいました。

もちろん、道の駅は観光客の休憩所としての機能など、公益的な役割があります。一概に収益の問題だけでは事業効果がはかれない部分もあります。

しかし、厳しくなる一方の地方財政を考えると、営利事業なのに「初期投資は行政が出す」「赤字が出ても行政が補てんする」というような仕組みは、もう考え直さなければなりません。

白鳥市長は「民間出身」を強調してこられたので、もう少し民間感覚があるかと思っていましたが、上記のような説明しかできない事業が市長査定を通過していることを考えると…

伊那市は現在、観光や地元産品の売り込みに懸命に取り組んでいますが、この分野に関してはきちんと経営者目線を意識してもらわなければ、効果不明な予算の垂れ流しとなってしまいます。

追記。
今回の駐車場拡張事業は、昨年3月議会の当初予算案で用地買収費800万円が計上されていました。膨大な事業をチェックしなければならない当初予算の審議ではありましたが、この3月の段階で問題を議論できなかったことは、我々のチェック能力が欠けていると指摘されても仕方ありません。反省し、今後に生かす所存です。
by yagitakuma | 2017-01-22 17:20 | 闘う議員日記 | Comments(1)