アルプスをつなぐ街で~八木たくまの伊那日記

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カテゴリ:日々のよもやま( 77 )

投票日まであと10日。結果が見えた今回の選挙で感じたこと

衆院選。新聞各紙に序盤の情勢が一斉に出た。
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「排除」の言葉だけで一気に流れが変わった。たったひと言でこれほど劇的に変わるとは、歴史に刻まれる言葉だろう。言葉の恐ろしさを痛感した。
脂ぎった男の政治家が発した言葉なら、ここまでの影響はなかったように思う。やわらかなイメージで売っていた女性政治家の裏側が見えてしまったからこそ、ということか。

今回、国民も政治家も教訓を得たことと思う。ビジョンなき権力欲は継続した支持は得られないということ。バッジ欲しさだけの筋の通らない変遷も、厳しい結果を突き付けられるということ。

この段階で報道機関の情勢調査の結果がこれだけ揃うと、よほどの暴言や失言がなければまずひっくり返ることはない。今後「自民党を勝たせすぎてはいけない」という反動が少し働くが、圧倒的優位は変わらないだろう。

とはいえ、自民党の支持率が上がったわけではなく、野党票が分散しただけだ。きちんと議論できる対抗勢力が必要であるということを否定する人は少ないはず。そう考えると、やはり衆院選も地方選同様、任期4年の結果を問う形に改めるべきだと強く思う。

与党議員は与党議員であり続けるために政治をしているのではなく、よりよい社会の実現のために活動しているはずで、そのためにはきちんと任期4年を使って野党が育つ環境を整えるくらいの度量で臨み、国会でじっくりと議論できるようにすべきだろう。

投票日まであと10日。筋が通った信念のある政治家が一人でも多く選ばれることを願っています。
by yagitakuma | 2017-10-13 00:32 | 日々のよもやま | Comments(0)

伊那の季節感

やべーもう6時だ!!と思ったら、10月から夕方の「伊那市の歌」の放送時刻が1時間早くなってたのを忘れてた(・∀・*)

この季節感がいい。伊那市歌もすごく素敵な歌詞だと思う。
深まる秋。馬肥ゆる秋。

伊那市の歌、こちらのページから聴くことができます。↓↓
ぜひ一度聴いてみてほしい。アルプスに陽が落ちる頃に響くメロディーは、ジーンと来ます。
http://www.inacity.jp/koho/kohoinashi/kohovideo/inashi_uta.html
(Wi-Fiかブロードバンド推奨だそうです)
by yagitakuma | 2017-10-02 18:17 | 日々のよもやま | Comments(0)

追悼の夏

伊那市では、毎年8月に3度、サイレンが鳴る。

8月6日の広島原爆の日。
8月9日の長崎原爆の日。
そして、8月15日の終戦の日。
今年は3度とも、黙祷することができた。

先の大戦での戦没者約230万人。
空襲や原爆による一般市民の死者が約80万人。

八木家では昨年、家族が1人死んだだけで大変なことだった。
310万人という数の重みをあらためて噛みしめる夏だった。

八木家でも、母方の祖父と叔父2人が戦死し、小さな石が入った箱だけが帰ってきたという。

大阪社会部時代に戦友のような存在だった朝日新聞の記者が広島原爆担当になり、8・6翌日のSNSで発信していた言葉が脳裏に焼き付いている。彼女は広島原爆の被爆3世だ。

「広島や長崎では、原爆が過去の出来事ではなく1年365日のことなんだけど、ほかの街に住む人にとっては、あまりとっかかりがない昔の出来事なのではないか」

その通りだと思う。僕も都会の喧騒の中にいれば、忘れていたかもしれない。
でも、伊那市では少なからぬ市民が、サイレンに合わせて毎年祷っている。
忘れない。大切なことです。
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by yagitakuma | 2017-08-15 17:44 | 日々のよもやま | Comments(0)

再スタート

静かな朝。世間はお盆休み。

昨晩の「はしば」は、ありがたいことに猛烈な忙しさでした。
終わりがけに旧友が来てくれて話し込むうちに飲んでしまい、自宅に帰れず。
今、2階で目の前の川から吹き込んでくるさわやかな風を受けています。
伊那谷はもう、朝晩は秋の気配です。

議員としての公務がないお盆期間。所属する種々の団体の活動も、お盆休み。
今日は、来週上旬に予定しているアスタルシードル2017発売開始のプレスリリースを作って、あとは店の片づけ、倉庫の片づけ、資料整理、かな。
この機会にやるべきことは多々あるけど、手帳に「ポコッ」とできた空白を見て、本当に久々に、ものすごく心が軽い。

今年に入り、ずっと追いまくられていました。
手帳を見返すと、ちょっと無理があったな…と思う。

この場で市政の報告も情報発信もなかなかできず、罪悪感が自分のリズムを狂わせていたことに気付きました。これからは、「走り書きでもいい!」という心構えで、きちんと発信していきます。自分のためにも。

今日も「はしば」は予約がたくさん。
帰省客がドドっと伊那まちに出てくるので、本来定休日の13(日)、14(月)も営業しています。

帰省された方々には、ゆっくりと伊那を楽しんでほしい。
そして、皆さまも充実したお盆休みをお過ごしください。
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by yagitakuma | 2017-08-11 09:48 | 日々のよもやま | Comments(0)

今日から下半期

久々に伊那を離れる高速バスの車中です。
今日から下半期。

今年の前半を振り返ると、しんどい日々が続きました。動けど動けど、やるべきことは山積。休めず、効率が下がり…という悪循環になっていたことに気付きました。まあ、何でも引き受けてしまう自分が悪いんですが。

ようやくいくつかのプロジェクトが形になり始め、少しずつ身軽になってきました。
100%の結果を狙うからダメなんだな。できる範囲で頑張ればいい。
春ごろからずっと悩まされていた左手薬指の原因不明の酷い肌荒れも、ここ数日でかなり回復しました。身体は正直で、面白いものです。

最近、会議や会合に呼んでもらえる機会が急激に増え、期待に応える責任を感じています。
アスタルプロジェクトも「はしば」も、軌道に乗ってきました。
これから心新たに、全力で走ります。

みなさんにとっても、実り多き平成29年の後半戦となりますように。
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by yagitakuma | 2017-07-01 15:48 | 日々のよもやま | Comments(0)

現在と未来だけ

はしばが定休日だった昨晩、久々に伊那まちで飲んだ。
前職の大阪時代、戦友のような同志のような存在だった記者がはるばる来てくれた。

今も、お互い社会と向き合っている。
今話題の社会問題や、これから日本の組織が取り組まなければならないこと、マスコミの現状等、いろんな話ができた。地方のことももちろん。事件で死んだ姉のことも。
僕たちのプロジェクトに協力してくれそうな新たな出会いも紹介してくれるという。

久々に会うと昔話に花が咲きそうなものだが、一切なかった。現在と未来の話ばかり。
組織で中堅になったとはいっても大変な仕事だが、愚痴もない。
最前線で闘っているから、そんな暇はない、といったところだろうか。
発破をかけられた。

高速バスで来てくれたが、伊那インターを降りた正面の「ローメンの街」の看板を見て、「何か他に押すものはないんかい」と笑っていたが、名店「うしお」のローメンを食べると、「これはもっと押していい」と180度変わったのには笑えた。

こんな記者が伊那にいてくれたらなー。

いや、自分がやればいい。
紙面と議会。ぶつける先は違っても、やることは同じだ。
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by yagitakuma | 2017-05-02 18:46 | 日々のよもやま | Comments(0)

ようやく時間ができる

世間はGW。明日からようやく昼間の予定がない状態になる。

この1カ月ほど、追いまくられていました。最も大きかったのは、一般社団法人となったアスタルプロジェクトの各事業を具体化する作業。やはりスタート時は大変です。
でも、事務局機能が回り始めたので、徐々に私の手を離れています。ありがたい。
何度も東京に飛んだりと大変でしたが、近々、新たな事業展開についてご報告できると思います。

姉の事件。こちらも先週大阪に行ったりと大変でしたが、方向性が定まりました。これから民事訴訟に入ります。我々の希望は、まだ捨てていません。民事訴訟にいちるののぞみを託しています。

議会については、3月議会で明らかになった問題点を、今後ひとつずつご報告します。
by yagitakuma | 2017-05-01 19:24 | 日々のよもやま | Comments(0)

東京DAYS

少し前のことになりますが、伊那の意外な知名度を知った話。

「兄さん、粋なことやってるねっ」
銀座NAGANOの日本酒イベントの翌昼、新宿区の境目にある神田川のほとりで、初老のオジサンに声をかけられた。無性に飲みたくなった僕は花見の人混みの中で、酒を傾けながら咲き始めの桜を眺めていた。

小さな旅が、僕の心をオープンにしていたのだろう。「チャキチャキの江戸っ子」という雰囲気のオジサンは、自然と隣に座ってくれた。
伊那から来た、と言うと、「伊那の勘太郎」のファンだという。

伊那は、新宿区の唯一の友好都市だ。オジサンは知らなかったらしく、伊那と新宿の縁を説明するとすごく喜んでくれて、ポケットから缶ビールを取り出したオジサンと話が弾んだ。

オジサンは、政治のことも詳しかった。
小池知事のことを「百合子ちゃん」と呼び、東京に吹く新しい政治の風や、若い世代の政治参加への期待感を聞かせてくれた。ものすごく勉強になる。

神田川は、花見スポットらしい。
若者グループ、親子連れ、外国人、犬、老人夫婦…。
お祭りのような人の流れを眺めながら、オジサンとの話は続いた。

オジサンは、極端に身長が低い。
背骨の病気で身長が伸びなかったようだ。
「ほら、俺は障害者だからさ」と言いながらも自身を卑下するわけでなく、前向きだった。

幼いころ、身長を伸ばすためのギブスを装着していたが、その辛さにギブスをはずして生きることを選んだという。それを許してくれた母親や、頑張ってランドセルを背負う自分を支えてくれた友人たちへの感謝の言葉に、オジサンの今の前向きさのルーツを感じた。

「背が低いだけなのに、雇用は障害者扱いさ」。
この国の障害者施策の貧困さにも話が及んだ。

例えば、莫大な費用をかけて設置が進む、駅ホームの視覚障害者転落防止用自動ドア。
「他人が声をかけないから、目が見えない人が落っこっちゃうんだよ」。

その通りだと思った。
他者を思うゆとりがあれば、金をかけなくても事故は防げるはず。
心のゆとり。
都会にいた時代の自分には、あったのだろうか。
今の自分はどうなのか。

オジサンはずっと、近くの都営住宅で母親と二人暮らしだったらしい。
毎年、春には高齢の母を車椅子に乗せて、この神田川の桜を見に来るのが恒例だったという。
その母は数年前の4月、他界したという。

「今もこの時期は、毎年ここに桜を見に来るんだよ」-。

すっかり暗くなり、酔っぱらった二人。
最後にオジサンは、がっちりと握手をしてくれた。

「八木さん、伊那の勘太郎になってくれよ」

そして、勘太郎月夜唄を朗々と歌いながら、すっかり暗くなった人混みの中を消えていった。

人生と思いが積み重なり、街は形作られている。
自分の中で遠かった東京が、少し近くなった。

伊那の勘太郎。
きちんと知ってみたいと思った。
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by yagitakuma | 2017-04-16 19:09 | 日々のよもやま | Comments(0)

今日は銀座NAGANO「伊那谷新酒祭り」。当日参加も可能だそうです!!

今日は東京へ。
長野県のアンテナショップ・銀座NAGANOで開かれるお酒のイベント「伊那谷新酒祭り」のお手伝いのためです。
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アルプスの水と空気が育む旨い新酒を通して、東京に伊那谷の春を届ける企画。
3回目の今年は、伊那谷の日本酒8蔵と、伊那ワイン工房・南信州ビール・カモシカシードルの贅沢な顔ぶれです。
地域の食材を使った肴も、伊那の和食の雄・「藤よし」さんと、アスタルプロジェクトの精神的支柱・「クラベ」の渡邊シェフが、和洋それぞれで伊那谷を表現してくれます。

時間等は下記の通りです↓2回とも数席の空きがあるそうなので、予定がない方はぜひ!!ほぼ飲み放題で、かなりお得ですよ。
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時間 プログラム1 16:00~17:30
   プログラム2 18:00~19:30
定員 各40名(立食形式となります)
料金 3,000円
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詳しい内容や申し込みは、こちらから↓
https://www.ginza-nagano.jp/event/17748.html
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伊那谷は、季節外れの雪。この冷え込みが、旨い酒を育みます。
アルプスは、お酒の故郷です。
しっかりPRしてきます。
by yagitakuma | 2017-04-01 09:39 | 日々のよもやま | Comments(0)

言葉の力を、地域のために活かそう。

今宵は、となり街の森の中にある友人宅へ。

アスタルプロジェクトの事業のために、駒ヶ根市在住の写真家、下宮伸一さんをつないでもらう会。心動かされる夜でした。

元プロスキーヤーという異色の経歴の移住者。
伊那谷を選んだ理由が「ダーツ」だったという、ぶっとんだ生き方。
世界的なフォトコンテストでトップ10に入った実力。
地域への熱い思い…。

光の力を計算しつくした、ハッとするようなブライダルや家族の作品は何度も目にしていたけど、その仕事に込めた思いに耳を傾けるうちに、「お茶目な写真家さん」というイメージで捉えていた自分を恥じた。

スタジオで「現場を作る」のではなく、足を運んで「現場でありのままを撮る」ことを何よりも大切にし、真夜中でも命の誕生の瞬間に駆け付ける。それは、記念写真ではなく、報道の現場に近い視点でした。そして、時間をかけて依頼者と向き合っている。

私も報道の現場で、写真を撮り、文章で伝えることを生業としてきました。だからこそ、下宮さんの思いが、まっすぐに伝わってきました。そして自分にできることを、もっと地域のために活かさなければ、と強く感じました。

地域のこと、その魅力や人々の営みを、きちんと文章で視覚化して伝えていくこと。それが、自分の役割の一つなのかもしれない。まだ、この地域はその価値を伝えきれていない。共有しきれていない。

文章の力によって人々がまとまる瞬間や、言葉の力によって会場が一つになる瞬間もあります。それが、地域が動いていく力となるのかもしれない。

特ダネ競争に明け暮れる事件担当ばかりの記者時代でしたが、自分が好きだったのは、人や街に寄り添うような「街ネタ」でした。下宮さんの話を聞きながら当時を思い返し、掲載紙を抱きしめるように喜んでくれた取材相手の顔が、何人も浮かびました。

もっと地域のことを、伝えよう。
「思いを文章にしてほしい」という依頼があれば、ご相談ください。

今日の会場となった友人宅は、近く「シャムロック・コテージ」という名のカフェになります。場所は駒ヶ根市赤穂の森の中。きっと、人と人とがつながる場になるでしょう。
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福ちゃん、ありがとう。

下宮さんの思いと作品は、こちらで見ることができます↓
http://www.simomi.com/index.html
by yagitakuma | 2017-04-01 03:33 | 日々のよもやま | Comments(0)