アルプスをつなぐ街で~八木たくまの伊那日記

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カテゴリ:日々のよもやま( 77 )

盗まれた自転車が出てきました!驚きと疑問と…

突然の再会にびっくり仰天!!

昨年5月、直前の市議選の街頭活動でも使った愛用の自転車が盗まれてしまいました。自然豊かな伊那で自転車を楽しむために移住直前に買ったお気に入りで、フェイスブックでご報告したところ、たくさんの方がシェアしてくださいました。

それから8カ月。「どこかに売り飛ばされたんだろうな…」とすっかりあきらめていました。「どこか遠くで誰かが使ってくれているのなら」と、自分を慰めていました。別れた彼女の幸せを未練タラタラで願うように(笑)

最近、空き店舗や空き家の調査を兼ねて、「伊那の街が元気になるために、外から人を呼び込んで地域全体が潤うために、どんな店や施設が必要なんだろう」と考えながら歩くことがよくあります。
銭湯。登山道具店。観光窓口。親子カフェ。伊那が登山基地となるために、住んで楽しい街にするために、欲しい店や施設はたくさんあります。使える空き物件はないものか。そんなことを考えながら地域を歩いているんです。

昨日、今まで存在に気付いていなかった空きビルを発見。国道沿いで、「ここは何かに使えるかも!!」と地下の駐車場をのぞいてみたら……

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おーーー!!!マイチャリ!!!!
しかも誰か住んでるやないかい!!!!コノヤロー!!!!!
薄暗い駐車場の隅っこに、布団とわずかな家財道具が。酒の空瓶も。
どうやら野宿生活のオジサン(まさか女性じゃないよね)が暮らしてるらしい。
灰色の雰囲気の中に、輝く派手な僕の自転車(笑)

しばらく茫然と眺めていると、怒りが消えました。
いやー迷いました。盗難届を出していたので、警察に連絡しないといけない。でも、通報すればここの住人は逮捕されてしまう。いろんな事情があってこんな生活をしてるんだろうし、逮捕までは……

迷いに迷ったけど、盗難届をそのままにするわけにはいかない。
意を決して伊那署に電話しました。

「自転車が出てきまして」
「ご自分で発見されたんですか!?」

いきさつを説明して、「罰してほしいわけじゃないんですが、どうしたもんでしょうか」と口にすると、「車体番号が一致しているので、盗難届は解除しておきます。持って帰ってもらって結構です。ビルの所有者には一応注意喚起しておきます」と、あっけない幕切れ。

自分のものなのに、人の家から勝手に持って帰るような後ろめたさを感じながら、空気が抜けてクモの巣だらけになった愛車を押して帰りました。
オジサンが逮捕されなかったことにはホッとしたけど、警察の対応としてはどうなのかな。

前職の記者時代は警察担当が長かったのですが、たとえば犯罪が多い大阪では、大阪府警は事件の端緒をキャッチすることにもっと貪欲でした。たとえば、この自転車泥棒のオジサンが、「別の犯罪にかかわっていたかもしれない」という発想です。その性悪説の考え方が正しいかどうかは別として、職務質問するだけのまっとうな理由がある場面なら、まずは色々聞いてみることが犯罪捜査のイロハのイでした。
それに比べて今回の対応は、ずいぶんゆるい気がする。長野県が平和だからなのか。平和なのはいいことですが、これでは若い刑事が育たないような気もする。

と、この極寒の伊那に野宿生活者がいるという驚きも含めて、いろいろと考えさせられた出来事でした。

自転車の行方を気にかけてくださったみなさん、ありがとうございました(..)

今後オジサンに会ったら、なぜそんな暮らしをしているのか聞いてみようと思います。
そして、二度と盗まれないように、デカい鍵をつけるようにします。
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by yagitakuma | 2015-01-15 12:48 | 日々のよもやま | Comments(1)

★元社会部記者として★ マクドの異物騒動と地元の喫茶店の話

今日は近所の喫茶店で、事務作業をしています。自宅も店の事務所も極寒で、はかどらないので逃げてきました。ウォームシェア!!
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伊那市中心部・坂下区にある老舗の喫茶店で、土曜日の昼下がり、区のお歴々が集っておられました。オッサン天国(^^)
昼間っから酒を飲んでる人。額を突き合わせて区の運営の話をしている役員。にぎやかです。オシャレ感はゼロ!!大好きな店です。

僕はほとんどテレビを見ない人間ですが、食品の異物混入騒動がバンバン流れてますね。
元社会部の記者として、ひと言申し上げたい。この渋い喫茶店のファンとしての立場から。

テレビは、重大な問題だからという理由で頻繁に取り上げているわけではありません。

・虫やら異物の写真があってセンセーショナルに取り上げることができるから。
・官公庁や企業の動きが止まり、ニュースが少なくなる年末年始の「ネタ枯れ」の時期だから。
特に後者の「ネタ枯れの時期だから」という理由が大きいと思う。事件などの大きな話が出てきたら、一瞬にして消え去る程度の話。

だからこそ、冷静になるべきです。企業を袋叩きにして、膨大な量の自主回収に追い込むのは、どう考えてもやりすぎです。もったいない。

人間が作るものに、完璧なものはありえない。そもそも、ペヤングにしてもマクドナルドにしても、使う理由は「お金をかけたくない」「自分で作るのがメンドクサイ」ってのが大きいのではないでしょうか。そんな理由で使ってるのに、声高にギャーギャー文句を言うのは品がないってもんです。

こんな騒動があると、顔が見える店の大切さをひしひしと感じる。
僕はどうせお金を使うなら、一人ひとりのお客さんと顔の見える商売をしておられるお店を選ぶ。
そりゃマクドに比べたら少しは高いけど、その差額を惜しんで虫だ異物だとギャーギャー文句を言うくらいなら、家でマヨネーズをかけた白飯で済ませます。

伊那市坂下の「珈琲館プリンス」。一日中定食が食べられる。ゆるーい雰囲気。オススメです。
by yagitakuma | 2015-01-10 16:55 | 日々のよもやま | Comments(0)

晩秋のハート。

中央アルプス駒ヶ岳(2956m)のふもと。
伊那市ますみヶ丘にたたずむ小さな林。
晩秋のこの時期、梢が暖かい色に染まって…

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ハート型に見えませんか?

場所は伊那が誇るカオス的巨大産直市場「グリーンファーム」の北隣。
一帯からは、徐々に銀嶺に移りゆく南アルプスの山並みが一望できます。

冬が早足で近づいています。

空が澄みわたり、伊那谷は「はっ」とするほど星が美しい季節です。
by yagitakuma | 2014-11-07 02:38 | 日々のよもやま | Comments(0)

久々の静かな夜。

何か月ぶりだろう…。静かな夜を過ごしてます。

今夜は仲間との定例飲み会をゴメンナサイして、部屋の片づけを。

選挙の資料、まちづくりの資料でカオスになりつつあった上に、議会や市の行事関係の書類が加わって限界に…。ようやく落ち着いて頭を使える環境になりました。

とても濃密な一週間でした。選挙を支えてくださった方々との反省会、会派の会合、新人議員の懇親会、市の財政レク、南アルプス国立公園指定50周年記念式典etc…
それぞれが勉強になり、問題点も見えてくる。

毎日お伝えしたいことが山ほどありますが、夜は飲み屋のオヤジ。なかなか日々の議員活動のご報告ができずごめんなさい。

時間のやりくり上手になれるよう頑張ります。

今日の午後は「力を貸してほしい」と言ってきてくださった若手シェフの方々を交えて、小さな意見交換会を開きました。いまこの地域に何が求められているのか、形として見えてきた気がします。

遠くで暴走族の爆音が聞こえる!まだいるんですねー。

もうすぐ6月議会が始まります。初めての一般質問に向けた準備も進めています。
みなさんも「なんとかしてくれよ」という問題や、「こんなことができたらいいね」というアイデアを、どんどん教えてください。こちらからも聞きに行きます。

伊那の外で「あいつ、元気かなー」と案じてくださっている方々。少しだけ心の余裕が出てきました。
まだ伊那谷の外に出かける時間は作れないけど、会いたい人がたくさんいる。
いつか必ず。

それではおやすみなさい。
by yagitakuma | 2014-05-25 22:46 | 日々のよもやま | Comments(0)

馬鹿野郎たち

岐阜のお風呂見学の前日の夜。
僕が留守にしていたときに店に来てくれた友人2人と、一緒に店をやっている彼女との会話。

(彼女)八木君、明日岐阜のお風呂に行くって言ってたよ

(友人A)それって金津園じゃねーの!?

(友人B)なんで俺たちを誘わねーんだ!!

(彼女)カナヅエン??

(友人A)ソープ街だよ!岐阜駅前の

(彼女)えーー!でも石鹸持ってくって言ってたよ!

(友人B)ソープの石鹸は香りがキツくてバレるからだ

(友人A)一緒についていこーぜ!



……ホントに失礼な馬鹿野郎たちだ。。
by yagitakuma | 2014-02-07 01:59 | 日々のよもやま | Comments(0)

やはり問題があると思う。特定秘密保護法案について

今週末にも成立の可能性がある特定秘密保護法案。日々の余裕のなさから自分自身の考えをまとめることができていませんでしたが、やはり問題があると思います。少し長くなりますが…


ひとつは、制定の主な目的が「保秘を徹底しないとアメリカから重要な極秘情報が提供されない」とされていますが、この法律があったからといって本当に極秘情報が提供されるようになるのかとの疑問。

二つ目は、政治家や官僚がこの法律を悪用し、特定の情報について都合よく秘密指定しようとした際のセーフティーネットがないことです。
特に二つ目の問題については、僕は自分自身の新聞記者時代の経験からも、その危険性を感じています。

数年前に取材した、とある県の公共事業の入札。
県側が入札結果を不正に操作し、特定の業者に落札させた競売入札妨害の疑いが濃厚でした。県警が動きましたが、捜査は2か月ほどで事実上打ち切られました。当初から現場の捜査員も捜査2課の幹部も、僕に対して「クロ」との見方を示していたのに、です。
捜査打ち切りの理由についての捜査2課の幹部の説明は、大まかにいえば「落札から外された業者が問題のある業者だから」というもので、それまで県の幹部が僕に対して暗に訴えていたことと同じものでした。
要は県が「この業者だけは落札させたくない」と考えて入札を操作したと考えられます。県警もそれに理解を示したのか、県から県警に圧力があったのか…

いずれにせよ、どんな理屈があったとしても、これは犯罪です。情報公開請求で県の担当者の当時のやりとりを明らかにしようとしても、核心部分が黒塗りされた文書が出てくるばかりでした。

強調したいのは、「行政組織は時に、一見まっとうに聞こえる独特の理屈で、誤った判断をすることがある」ということです。


どんな組織でも、どれだけ優秀な官僚や政治家でも、判断ミスや過ちはありえることです。


自民党幹事長の石破茂氏は著書「国防」の中で、自衛隊の存在についてこんな趣旨のことを述べています。

「『日本が他国から攻撃を受けることはないだろう』というギャンブルに国民を巻き込むわけにはいかない」

要は、どこかの国が暴走して日本を攻めるという可能性が未来永劫完全にゼロではない以上、どれだけ反対論があっても軍備は必要だ。万一攻撃を受けた時に政府が「国を守る備えをしていませんでした、ごめんなさい」と白旗を揚げるわけにはいかない、ということです。僕はこれは正論だと思っています。

この視点を渦中の特定秘密保護法案に置き換えると、官僚や政治家が判断を誤る可能性がゼロではない以上、秘密指定が恣意的な運用にならないよう、個々のケースについて正しいか間違っているかを判断する第三者機関が絶対に必要ではないでしょうか。これを最低限クリアするべきだと思います。

僕はこの法案が成立したからといって、「戦争ができる国になる」「一般市民が突然逮捕される」といったことに直結するとは思っていません。日本の民主主義はそれほど低レベルではないと信じたい。でも、「政府や官僚の判断は常に正しい」という過信を感じる現在の内容では、絶対に認めるべきではないと強く思っています。
by yagitakuma | 2013-12-03 17:24 | 日々のよもやま | Comments(0)

ひと息ついて

今日は伊那から車で30分ほど南の中川村へ。

店づくりで応援していただいていた半農半カフェの伊藤さん夫妻が営む「base camp COFFEE」 にお邪魔しました。
二つのアルプスを望む絶景ポイント・陣馬形山のふもとにあるアットホームなお店です。

詳しいメニューも店の写真もあえて載せませんが、この一文を見ればほっこりとした雰囲気が伝わるはず!
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久々にゆったりとした心でコーヒーをいただきました。

バタバタと過ぎていく日々。なかなかゆっくり話ができなかった彼女と、今後のこと、お互いのことをいろいろと話すことができました。

カフェっていいですね。
僕たちの店も早くコーヒーを出せるようにしたいな…と、しみじみと思いました。
by yagitakuma | 2013-10-31 12:47 | 日々のよもやま | Comments(0)

新米。秋。見えた出口。

今朝は先週届いた待望の新米をいただきました。

伊那に移住直後の春先からゴールデンウィークにかけて、田植え前の準備をお手伝いさせていただいた伊那市手良の大規模農家「中坪ノーサン」の新米です。

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噛めば噛むほど甘味が出てくる。理屈抜きに旨い!!

おかずのモズクは賞味期限切れ、納豆も同じで少し乾いてましたが(笑)。まともなおかずと一緒に食べないと新米に失礼ですね。


やっぱり米が好きだ。


気付けばすっかり秋。
夏の間はブログの更新、ほとんどできませんでした。お伝えしたいことはたくさんあったのですが。
改装作業による過度の疲れ。焦り。経験したことのない道に踏み出すことへの不安。そして、どうにもこうにも解決しようのないご近所トラブル…。
体力的にも精神的にも、パソコンに向かうことがほとんどできませんでした。情けない。


でも、出口がようやく見えてきました。
明日からまたいろんなことを綴っていこうと思います。
この夏の経験は、きっと自分のコヤシになってくれるはず。

次の「ひと夏の経験」は、もっと甘酸っぱいのがいいな。

今後ともよろしくお願いします(..)
by yagitakuma | 2013-09-09 21:34 | 日々のよもやま | Comments(0)

富士山と親父と息子

昨日からテレビや新聞に富士山の映像があふれてますね。
世界遺産登録へ。あの姿はいつみても圧倒的です。個人的には秘境感がある南アルプスが好きですが。
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最近「富士山に登ってみたい」という声をよく耳にします。特に山や自然に興味がある女の子から。
そのたびに僕は「おすすめできんなぁ。たぶん長野の山の方が変化に富んでておもしろいと思うよ」と話します。

富士山には小学校5年のときに登りました。
父と2番目の姉と。
ちなみに僕は姉2人の末っ子長男。
果物やカニはいまでも誰かがむいてくれないと手が伸びません。

どうでもいいですね。

頑張ったのに、僕だけ登頂できませんでした…。
高山病でダウン。7合目あたりから延々と吐き気に襲われ、8合目の山小屋に置いていかれました。
山小屋のやさしいおばさんが甘酒を出してくれたんですが、吐き気が増しただけでした。
それ以来甘酒は飲んでません。

父は幼いころから僕をよく野山に連れて行ってくれました。
小5以降、夏には本格的な山へ。
小6で北岳
中1で穂高
中2で槍ヶ岳―穂高の縦走。と日本の高峰を順番に。
火山独特のザクザク道を延々とジグザグに登る富士山に関しては苦しかった記憶が強いですが、起伏に富んだアルプスは最高でした。あれで山にハマった。
信州大学を選んだのも、いまアルプスに挟まれた伊那谷で暮らしているのも、あの山登りがあったからこそかもしれない。

話は変わりますが…

和歌山時代に仲良くしてもらっていたアニキ的存在のバーのマスターが最近、3月に高校を卒業した息子さんとネパールにトレッキングに行ったときのことをブログに書いている。それが親父と息子の確執があったりと、すごくおもしろいんです。せっかく神々の山に飛び込んでいるのに、ケンカばかりで口もきかず…てな感じで。
息子さんは4月から公的な仕事に就くこともあり、親父としてはケガなく無事に日本に帰すためにあれこれ口うるさく言ってしまう。それが息子にはウザったいらしく、揉めに揉めてついに親父は息子に足蹴りまでくらわせてしまう!!最終的にはゲストハウスでじっくりと話し合い、涙ながらの和解ができたようで、いい話でした。

僕の親父はそれと正反対で、2人っきりで槍から穂高まで縦走した際には、慎重に歩く親父を放っておいて、僕はカメラ片手にどんどん先に降りてしまったことを覚えています。途中で雨が降ってきて、たしか僕だけビニールの雨合羽。(今思えばとんでもない父親だ 笑)
途中ですれ違ったオジサンが、「僕、1人?」と声をかけてくれました。「お父さんはあっちの方」とはるかかなたを指さすと、そのオジサンは「とんでもない親だ」と怒ってました。今思い出しても笑える。

親父は豪快というか…。北岳に登ったときも、子供2人を連れてたった1日でふもとから山頂まで往復するという無謀なプランだったなぁ。真っ暗になってからようやくふもとの山荘にたどりついたけど、山荘のオヤジが父をめちゃめちゃ怒ってました。神妙に聞いてた父の後ろ姿を思い出すと、今でも笑えます。

ときに無鉄砲さすら発揮する僕の行動力は、たぶんそんな育てられ方から生まれてきたのかな。

母も豪快な人間で、大学に入った僕に、「毎月振り込むのはめんどくさいから」と言って4年分の学費と生活費を一気にくれました。まだ金の有難さもわからん18歳。遊び倒して1年ちょいで使い切りました(笑)。あのころまわりにいた友人は楽しかっただろうなぁ。
その後はバイトバイトで学校にもあまり行かず…
でもよく働きよく遊んだ学生時代は、ものすごくためになった。金銭的にも天国と地獄を味わって、今ではお金の使い方には自信がある。周囲には豪快に無駄遣いしてるように見えるでしょうが、「人との関係にかかるお金はケチらない」と決めてるんです。だからいい車に乗りたいとか最新の家電がほしいなんてことはまったく思わない。自分にかかるお金に関してはすごくケチです。

何の話だったのか…

あ、そうだ。
富士山は世界に誇れる山ですね。

僕はたぶん二度と登りませんが(笑)
by yagitakuma | 2013-05-02 13:49 | 日々のよもやま | Comments(0)

お百姓仕事と大人の鬼ごっこ

3月下旬から、友人が働いている大規模農家の田植えの準備を手伝わせてもらってます。
伊那市手良で、担い手がいなくなった地域の田んぼを中心に約40ヘクタールの農地を手がける「中坪ノーサン」。この時期の作業は人海戦術で、移住直後、友人に頼んで農業の現場の話を聞かせてもらいにいったらいつのまにか頭数に入ってました(笑)

最初のころは、近くで別の農家があぜの雑草を燃やしていた火が風にあおられて火事になったり、ハプニングもありました。

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シロウトの僕の仕事はもっぱら、種モミをまく機械の流れ作業と、芽が出た稲をビニールハウスに並べる重労働。
プラスチックの四角い皿に、機械で土、モミ、土とサンドイッチにしたものが延々と流れてくる。それをパレットに積み、温室に運び、後日芽が出たらハウスに広げます。

機械の流れ作業の間は、みんなでいろんな無駄話に花が咲きます。消防団の話、テレビの話、どこのラーメンが旨いか…などなど。田植え唄が生まれた経緯がわかる気がする。昔はこうやって地域の人間関係が深まったんでしょうね。

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犬も興味津々。

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ハウス内はサウナ状態。二日酔いもぶっ飛びます。写真にはふざけたヤツも写っていますが…
腰は痛く、内モモはプルプル。最初は筋肉痛に苦しみました。三十半ばでも、翌日に来てくれたのが救いでしたが。

作業の合間の無駄話から、思わぬ楽しい計画も生まれました。
それは…

大人の鬼ごっこ!!

最年少の向山アキラ君(21)に「伊那でどんなことして遊んでる?」と聞いたのがきっかけでした。
返ってきた答えは「こないだ、伊那公園で鬼ごっこしましたよ」。デカい公園で、たまに真剣勝負の鬼ごっこをやっているらしい。
面白そうだ!!と遊び好きの血が騒ぎ出した。友人と「俺たちもやろうぜ!」と盛り上がり、仙丈ケ岳の山頂を「デン」する場所にした「南アルプス全域をフィールドにしたサバイバル鬼ごっこ」などという馬鹿げた構想までふくらみましたが、最終的には僕らのホームグラウンドの伊那の飲み屋街でやろう、ということに落ち着きました。

でもルールを工夫すれば、はやりの街コンにつなげることもできそうだ。終わってからみんなで飲めば、飲み屋街の活性化にもなるかもしれない。楽しみになってきた!


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約1か月前はモヤシのようだった芽も、すでにこんなに青々と。今週末にはいよいよ田植えが始まります。

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背景は仙丈ケ岳。馬鹿っぽいのがアキラ君。
三寒四温の伊那谷も、もうすぐ大好きな新緑の季節です。
by yagitakuma | 2013-04-24 02:57 | 日々のよもやま | Comments(0)