アルプスをつなぐ街で~八木たくまの伊那日記

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ついに2階が完成‼

旧橋場歯科のセルフビルド改装工事。
床を張り終え、ビス穴をパテで埋めて、床の端の隙間を埋める「巾木(はばき)」を取り付け、むき出しだったボコボコの柱にカバーをつけて、塗料を塗って…

先週末、ついに2階が完成しました‼
長かった…助けてくれた仲間に感謝感謝。

伊那に移住してから、かつて医院の従業員の休憩室だったとおぼしき薄暗い1階の和室に無理やり住んでましたが、念願の2階への引っ越しが終わりました。

天井のシブい骨組みの下で、前を流れる川の音を聞きながら…
ぜいたくな空間になりました。


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どうですか‼この雰囲気‼‼
ついつい自慢したくなってしまう。
今まで使ってきた家財道具もピタッとはまりました。
過去最高の家だ。風呂はないけど…

最初の姿を知っている仲間はみんな「おぉー‼」と。

最初は…

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こんな状態でした。
根性さえあれば、やればできる。
2階の改装にかかった費用は、床材+漆喰+塗料などもろもろを足してもおそらく20万円もかかっていないと思う。もっとも、手伝ってくれる仲間との飲み代にかなり使ってる気もしますが(笑)

伊那の中心部には、ほかにもいい建物がたくさん残っています。この旧橋場歯科が、新しいことを始める人にとって少しでも参考になればうれしいなぁ。

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仲間と祝いの宴会。川からの風が心地よく、酒がうまい‼
みんな「住んじゃえば?」と言う。住みたいのはやまやまだけど…

この建物は自分のためだけに買ったんじゃない。
全体が完成するまでの仮の宿だと自分に言い聞かせる。

まだ細かなところは完成してませんが、とりあえずオープンまではアルプスが見える川辺の暮らしを満喫します。貯金がなくなる前になんとか形にしないと…

今週からは1階の改装に着手です。
頑張ります!
by yagitakuma | 2013-05-29 20:20 | 伊那まち はしば | Comments(0)

根性で床を張る

間仕切りと天井をぶち抜き、壁塗りエトセトラetc…の作業が続いた旧橋場歯科2階の改装作業。
作業が進むにつれて構想も徐々に固まり、1階を昼はカフェ、夜はバーの2部制にして、2階はテーブル席として使いながら、展示会やミニライブ、ナントカ教室など、なんでも使えるスペースにできるようにすることにしました。

でも4月半ばから作業が一時ストップしていました。自分たちではどうしても困難なことがあって…

地盤が弱かったのか診察機材が重かったのか、建物が全体的に傾いている。床を張る際に傾きを修正することにしましたが、その基礎となる根太を水平に組むのはプロじゃないと…。
伊那に居ついた農学部生たちのアニキ的存在の先輩に紹介してもらった待望の大工さんが、ゴールデンウィークに入ってくれました。
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「トータルメイキング彩」の水野淳志さん。見た目は超怖いけど(すみません)、面倒見がよく良心的かつ丁寧な頼りになる存在で、伊那で店や家を作る農学部の先輩後輩がお世話になっている。
レーザーで傾きを測りながら、サクサクっと半日で根太組みを終わらせてくれました。

あとは木を張っていくだけ!床の張り方を水野さんに教わり、ここから作業は一気に進みました。
張ったのはツーバイシックスの木材。
本当は地元の間伐材を使いたかったんですが、間に合わず断念。森林科卒業生として少しでも間伐材の活用に貢献したいと思っているだけに、なんとか1階で使いたいなぁ。

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端から1列ずつビスで固定しながら、足りなくなったら窓から搬入。
木材の継ぎ目をどこに持ってくるか、ビスの場所をどこにするのか…こだわり始めると、納得できる仕上がりにするには1人で作業するしかない…ブツブツと言いながら黙々と進める。でも少しずつ形になっていくのが楽しい!
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丸3日ほどで完了!
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柱などのデコボコした部分は、ノコギリやノミで切り欠いて合わせる。最初はこの面倒くさそうな作業が憂鬱だったんですが、ピタッとはまるとこれも楽しい!
やればできるもんだ。
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床を張ると扉が開かなくなる物入れの前は、少し遊んでみました。
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インパクトドライバー、電ノコ、サンダーなどなど…
工具はほとんどが仲間からの借り物。買えばどれも数万円が飛んでいくだけに、ありがたい限りです。

5月も半ばにさしかかると、2階の作業も終わりが見えてきました。
by yagitakuma | 2013-05-28 18:00 | 伊那まち はしば | Comments(0)

やってみました‼★大人の鬼ごっこin飲み屋街★

以前、農作業のお手伝い中の雑談から計画が進んでいた大人の鬼ごっこ。昨日の日曜日にやってみました。

感想は……
おもしろかった‼‼

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撮ってもらったらピンボケしてしまってますが…参加メンバーです。

久々に足が空回りするほど全力疾走。今日は筋肉痛だ。

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舞台は伊那市中心部の飲み屋街。昼間はこのとおり閑散としてますが…
人口7万人チョイの地方都市にしては、全国でもトップクラスの店の数ではないかと思います。

ゲームのモデルは、渋谷やお台場などを舞台に芸能人たちが瞬足ハンターと本気の鬼ごっこをするフジ系列の人気テレビ番組「逃走中」です。

ただの鬼ごっこに飲み屋街の活性化や街コン的な要素もからめたものにしよう!と話がふくらみ、当初は「仲間内+フェイスブックで募った希望者」の30人くらいでのイベントを予定していました。想定通りにいくほど甘くはないですね。フェイスブックでの告知をシェアで拡散して…というもくろみはうまくいきませんでした。。

たくさんの方々がシェアしてくれましたが、結局参加を申し込んでくれた見ず知らずの方は数人だけ。街コン的な要素をうたい、ゲーム後の懇親会のために参加費をもらう以上、無理やり決行すれば申し込んでくれた人に申し訳ないことになる。事情を説明しておわびした上で、今回は仲間内だけでやってみることになりました。シェアで協力してくれた方、ありがとうございました(..)反省点は次に生かします‼

エリアは300m×700mほどで、日中は車通りがほとんどありません。「2車線道路は渡らない、私有地には入らない」とのルールで、ハンターはゆとり世代の元サッカー部と元陸上部のオッサン2人。逃げるメンバーは8人。逃走時間は1時間ちょうど。

学生時代からしょっちゅう遊んでいたエリアで、目をつぶっても歩けそうなくらい細かな路地まで熟知している。
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こんな路地があちこちにあるんです。「余裕で逃げ切れるわい」と思ってたのに…

参加者同士で情報交換するためにlineアプリを設定し、午後3時過ぎにスタート!

みんなで改装している&僕が住んでいる旧橋場歯科もエリア内。勝手に入って冷蔵庫からビールを取り出し、余裕かまして路上で飲み始めた馬鹿友が2人。そして10分後に鬼がスタート!

馬鹿友2人は5分ほどでハンターに後ろから忍び寄られ、1mも走らずにアウト(笑)

「動かなければ見つかるんじゃないか」「動けば出くわすんじゃないか」というドキドキ感。
「ずっと逃げ続ける指名手配犯はすごいなぁ」などと、どうでもいいことに感心してしまう。

みんなで揃えた青いTシャツと、逃げる人用の黄色い腕章の目立つこと!遠くからでもすぐに見つかってしまう。
ゆとり世代元サッカー部の体力はやっぱり30代半ばの僕らとはケタ違いでした。見つかったらアウトだ。僕は地理の詳しさを武器に最後まで生き残りましたが…結局45分ほどで全員捕まってしまった(TT)最初にあえなく捕まった2人がハンターを楽にさせたんだ!と人のせいにしてみる。

2回目は僕もハンターをやってみました。相方と連絡を取り合いながら挟み込む作戦で、ゆとり世代元サッカー部を最初にとっつかまえることができて「楽勝‼」と思ったのに…
「あいつは走るの遅いからあとでいいや」とナメていたやつを最後まで確保できず。。

とにかく楽しい!
街の人が興味深そうに「何やってるの?」と声をかけてくる。
ビブスを着てのハンターはものすごく恥ずかしかったですが。
直後の飲み会でガヤガヤできるのも、またいい。
改善点もたくさん出てきました。次はもうすこし人数を増やし、足の速さでハンデがある女性でも楽しめるように、そして捕まった人がもう一度逃げられるルールを考えて、お盆あたりに第2回をやってみようということになりました。

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全面協力してくれたのは、飲み屋街のど真ん中にある「酒蔵まりん」。
次回もよろしくお願いします!!
by yagitakuma | 2013-05-27 19:45 | 伊那まち・中心市街地のこと | Comments(3)

みんなで壁塗り

20日間近く更新を滞らせてしまった…記者時代も同じでしたが、締め切りがないと動かないタイプなんですっ。駄目人間ですね。子供時代も夏休み最終日に追い込まれるタイプだったなぁ。

なんやかんやと忙しいですが、旧橋場歯科の改装作業は着々と進んでます。
ゴールデンウィークまでには2階を完成させる予定でしたが、延び延びです…
あれこれ構想を考えながらの作業。サボってるわけじゃなくても、1日中何も進まないこともある。

4月以降、みんなで壁の漆喰塗りをしました。これは楽しかった!!
愛想のない化粧合板やはがれかけた土壁がきれいになりました。

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痛んでしまった漆喰を落とし、モルタル壁をはがして…

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ベニヤ板をはりつけて。
インパクトドライバーでバンバンビス止めしていく。
みんなでやればあっという間でした。

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1日終えたらおきまりの乾杯。
すでに酔ってるヤツがいる(笑)

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漆喰はすでに適度な固さに練ってあるやつをホームセンターで買ってきました。すごく滑らかで、だから女子も子供も楽しく塗ることができました。

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みんなで…

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後ろ姿が僕です。
性格が表れて、やった人によって壁の表情はバラバラに…(笑)
ま、それも味ってことで!!

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だんだんできていくのは楽しいもんです。

いろんな人が出入りしてくれるから、お隣の居酒屋のママさんが「建物には『気』があるのよ。ウチの建物は店をやる前はおばあちゃんが一人で住んでたから、お店を始めても最初はひっそりしてた。今からこれだけにぎやかだったら、きっといい場所になるよ」と嬉しい言葉をかけてくれました。

壁塗りまでは楽しかったんですが、床を張ったり細かな作業が始まるとイライラと苦悩の日々が……
by yagitakuma | 2013-05-21 23:59 | 伊那まち はしば | Comments(2)

富士山と親父と息子

昨日からテレビや新聞に富士山の映像があふれてますね。
世界遺産登録へ。あの姿はいつみても圧倒的です。個人的には秘境感がある南アルプスが好きですが。
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最近「富士山に登ってみたい」という声をよく耳にします。特に山や自然に興味がある女の子から。
そのたびに僕は「おすすめできんなぁ。たぶん長野の山の方が変化に富んでておもしろいと思うよ」と話します。

富士山には小学校5年のときに登りました。
父と2番目の姉と。
ちなみに僕は姉2人の末っ子長男。
果物やカニはいまでも誰かがむいてくれないと手が伸びません。

どうでもいいですね。

頑張ったのに、僕だけ登頂できませんでした…。
高山病でダウン。7合目あたりから延々と吐き気に襲われ、8合目の山小屋に置いていかれました。
山小屋のやさしいおばさんが甘酒を出してくれたんですが、吐き気が増しただけでした。
それ以来甘酒は飲んでません。

父は幼いころから僕をよく野山に連れて行ってくれました。
小5以降、夏には本格的な山へ。
小6で北岳
中1で穂高
中2で槍ヶ岳―穂高の縦走。と日本の高峰を順番に。
火山独特のザクザク道を延々とジグザグに登る富士山に関しては苦しかった記憶が強いですが、起伏に富んだアルプスは最高でした。あれで山にハマった。
信州大学を選んだのも、いまアルプスに挟まれた伊那谷で暮らしているのも、あの山登りがあったからこそかもしれない。

話は変わりますが…

和歌山時代に仲良くしてもらっていたアニキ的存在のバーのマスターが最近、3月に高校を卒業した息子さんとネパールにトレッキングに行ったときのことをブログに書いている。それが親父と息子の確執があったりと、すごくおもしろいんです。せっかく神々の山に飛び込んでいるのに、ケンカばかりで口もきかず…てな感じで。
息子さんは4月から公的な仕事に就くこともあり、親父としてはケガなく無事に日本に帰すためにあれこれ口うるさく言ってしまう。それが息子にはウザったいらしく、揉めに揉めてついに親父は息子に足蹴りまでくらわせてしまう!!最終的にはゲストハウスでじっくりと話し合い、涙ながらの和解ができたようで、いい話でした。

僕の親父はそれと正反対で、2人っきりで槍から穂高まで縦走した際には、慎重に歩く親父を放っておいて、僕はカメラ片手にどんどん先に降りてしまったことを覚えています。途中で雨が降ってきて、たしか僕だけビニールの雨合羽。(今思えばとんでもない父親だ 笑)
途中ですれ違ったオジサンが、「僕、1人?」と声をかけてくれました。「お父さんはあっちの方」とはるかかなたを指さすと、そのオジサンは「とんでもない親だ」と怒ってました。今思い出しても笑える。

親父は豪快というか…。北岳に登ったときも、子供2人を連れてたった1日でふもとから山頂まで往復するという無謀なプランだったなぁ。真っ暗になってからようやくふもとの山荘にたどりついたけど、山荘のオヤジが父をめちゃめちゃ怒ってました。神妙に聞いてた父の後ろ姿を思い出すと、今でも笑えます。

ときに無鉄砲さすら発揮する僕の行動力は、たぶんそんな育てられ方から生まれてきたのかな。

母も豪快な人間で、大学に入った僕に、「毎月振り込むのはめんどくさいから」と言って4年分の学費と生活費を一気にくれました。まだ金の有難さもわからん18歳。遊び倒して1年ちょいで使い切りました(笑)。あのころまわりにいた友人は楽しかっただろうなぁ。
その後はバイトバイトで学校にもあまり行かず…
でもよく働きよく遊んだ学生時代は、ものすごくためになった。金銭的にも天国と地獄を味わって、今ではお金の使い方には自信がある。周囲には豪快に無駄遣いしてるように見えるでしょうが、「人との関係にかかるお金はケチらない」と決めてるんです。だからいい車に乗りたいとか最新の家電がほしいなんてことはまったく思わない。自分にかかるお金に関してはすごくケチです。

何の話だったのか…

あ、そうだ。
富士山は世界に誇れる山ですね。

僕はたぶん二度と登りませんが(笑)
by yagitakuma | 2013-05-02 13:49 | 日々のよもやま | Comments(0)