アルプスをつなぐ街で~八木たくまの伊那日記

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6月議会報告・一般質問②市はもうすぐ赤字財政になる!今の体質で大丈夫か?

6月定例議会の一般質問のやりとりの続きです。

メガソーラー問題の後は、伊那の将来のために伊那市役所の体質の根本的な部分をズバリと指摘しました。

・市の財政が4年後に赤字になることを、市民にきちんと伝えていないこと
・市長は職員の能力を十分に発揮させているのか?
・市民は動き出している。市職員もその動きに飛び込んでいくべきだ
・事なかれの幹部より、若手に仕事を任せてみては?
・地方の危機に立ち向かう斬新な取り組みを進めるためには、現在の職員の仕事量を整理するべきだ。

という内容です。

あまりにも長いので、とりあえず後半の、そのまた半分を。
誤字脱字があると思いますが、ご容赦を!


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●市の財政状況の広報強化と、市職員の能力向上、市民協働の推進について●

(議長)「八木議員」
次の質問に移ります。
市の財政状況の広報強化と、市職員の能力向上、市民協働の推進について、です。

伊那市がそのあふれる魅力を生かして全国に輝く地方のトップランナーになるために、何が必要なのかを考えてみました。
まず、市民に対して今何が求められているのかを考えたいと思います。

市長をはじめとする職員のみなさんの努力で、財政健全化については着実に成果を上げています。それでも、市の財政推計によると、伊那市の財政はわずか4年後の平成30年度以降、市の貯金である基金を取り崩す赤字状態となる危機的状況にあります。
しかしこの状況が市民にしっかりと伝わっているとは言えません。市民が広く危機感を共有し、市民主体で地域づくりに取り組む必要性を理解してもらうためにも、この危機的な財政状況を市民に強く広報するべきだと思います。そして「力を貸してくれ」と訴えることが大切ではないでしょうか。まずこのことについて、市長の見解をお聞きします。

(議長)「白鳥市長」
市長に就任して以来、まず取り組むべきは財政健全化だということで、特に力を入れてやってきました。財政健全化プログラムという厳しい目標値を立ててやってきた結果、健全化については当初見込んだよりも早いペースで進んでいる。自治体が全国的に厳しい財政状況を迎えている中で、(市民自らが)自分たちでできることは自分たちでやりましょう、という取り組みに舵を切り始めているということは理解していただきたい。
さらに着実に進めていくということ、また、持続可能な財政運営ができるような数字、内容にしていかなければならない。公共サービスについても、時代はだいぶ変わってきた。すべて行政頼みではなく、市民でできることは市民でやるというルール作りがなお求められている。率先して行動してくれる市民が増えており、私もそうしたみなさんを見て大変頼もしく思う。
私たちも一緒になって汗をかいていかないといかない。市民の皆さんと一緒になって改革を進めている。原材料を支給して道路を治す、水路の補修、さまざまなことが地区単位、自治会単位で動いている。こうした動きが今まで以上に進むことが、伊那が輝く地域になると信じている。

(議長)「八木議員」
市民が立ち上がっているというお話でしたが、危機的状況にある財政状況を知らない方がたくさんいる。
先日、ある区長さんから、「毎年いくつも要望を上げているけど、なかなか動いてくれない」という声を聞きました。この危機的状況を訴えて、市民のみなさんが自分たちに何ができるのかな、と考える契機とするためにも、この危機感を市民のみなさんにしっかりと伝える努力をお願いしたい。

次の質問に移りたいと思います。
伊那市のこの危機的状況を乗り切り、伊那が秘めている大いなる可能性を伸ばしていくためには、市職員の能力を引き出し、市民の協力を強く求めることが重要であることは言うまでもないでしょう。

まず職員についてですが、危機を乗り越えるための斬新な発想力と大胆な行動力をもっと発揮していただきたい。地域の可能性を伸ばすために自主的に活動している市民の多くが、職員のみなさんの動きに物足りなさを感じています。伊那谷の中核都市である伊那市の職員のみなさんの能力は高いはずですが、その能力を十分に発揮できていないのではないかと思います。

その要因の一つとして、市長と職員の関係があるのではないでしょうか。「市長のトップダウンの姿勢によって職員が委縮しているのではないか」「細かなことまで指示してしまい、職員の自主的に考える力を引き出していないのではないか」という指摘を、市長と近い立場の市民の方々、市長を応援している立場の市民の方々からもよく耳にします。
私は市長の「伊那を日本を代表する地方のモデル都市に」という理念、「伊那に生きる、ここに暮らし続ける」という理念に、強く共感しています。だからこそ、職員ともども一丸となってその理念を実現していただきたい。私のその思いを前提として理解していただいた上で、職員の能力を引き出すためにどんな方法を考えておられるのか、先ほどの市民の指摘を踏まえて、市長の見解をお尋ねします。

(議長)「白鳥市長」
私はもともと民間企業にいた。私が(収入役として)市役所に来た時に、前の市長に呼ばれた理由は、行政を改革してほしい、という求めでした。民間であればトップダウンで動く。行政は100年以上かかった組織。一朝一夕で変えることは不可能。何が必要かと熟慮した中で、人材教育が最も重要だと考えるに至った。
これは行政改革の中でも、毎年10人以上の若手を集めていろんな手法で勉強会を繰り返し、100人くらいの職員がその勉強を経た。まだまだ足りないところもあるが、ともかく人づくりだ、ということでやってきた。たとえば今年5月に管理職を集めて研修会を開いた。私の思いを伝えた。重点課題については一つの冊子を作って庁議において進行管理している。「一生懸命やっています」「今やっています」ということは通用しない。どの程度まで進んでいるのか、進捗率はどうか、何が不足しているのか、ということを常に庁議の中で確認している。

立てた目標はほぼ100パーセント到達している。さらには、職員の能力向上については、国や県に職員を研修派遣している。資格取得についても助成している。または数年前から係長昇任試験を導入している。年齢を重ねれば自動的に承認するのではなく、若手でも係長に昇任できという制度を取り入れて活性化を図っている。職員は着実に育っている。その一つの形として、いろんなアイデアが出されている。伊那市全体、上伊那にとって大きなプラスになっている。
今年からリニアが来る13年後、この地域がどういう風に変わっているのか勉強しようということで、さまざまな分野のエキスパートから、職員を対象とした勉強会を企画している。議員の皆さんも参加できますので、ぜひ参加いただければと思う。時代の変化に柔軟に対応できる職員づくりを進めている。

(議長)八木議員
行政は100年以上かかってできた組織。その通りだろうなと思う、就任された当時、とてもイライラされたのではないか、と思う。私も新聞記者という古臭い組織にいたが、トップが思う以上に下の者は風通しが悪いな、と感じてしまうことが常にあって、それが役所の中でも下の方が感じているのではないか、それが市民に伝わっているのではないかとも思う。それをくみ取れるのはトップしかないと思う。その点考慮していただけたらもっと風通しよく、活気が出てくるのでは。
研修会に取り組んでいるとのことでしたが、もっとも大切なのは現場力ではないか。その点については後ほど質問します。

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この後は明日またアップします。

うーん。
やりとりを文字に起こして確認すると、全然答えを引き出せてないですね。噛み合ってない。

「自分はしっかりやってるんだ」という市長の答弁が並んでいるだけです。

伊那市役所の体質を考える上での大前提として、「伊那市は行政が遅れている」というあちこちからの指摘を頭に置いておかないといけません。

その要因が何であるのか、市長の本音は、「行政は100年かかってできた組織で、そんなに急には変わらない」ということなのでしょう。

市長が努力してこられたのは理解できますが、地方の危機的状況は待ってくれない。

僕も頑張らないといけない。
by yagitakuma | 2014-06-29 00:24 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)

6月議会報告・一般質問①メガソーラーについて

6月定例議会のご報告です。

先週の12日に僕の一般質問がありました。
一般質問とは、市長との1対1の論戦の場です。地域づくりのアイデアを提案するもよし、行政の失敗を追及するもよし。何をぶつけてもOKの、議員として最大の見せ場と言ってもよいでしょう。議員としての実力がはっきりとわかってしまう場でもあります。

僕は今回、大きく3点についてぶつけてみました。

1つ目は、大規模太陽光発電施設(メガソーラー)について、建設の際の一定のルールを市独自で作ったほうが良いのではないか、というテーマ。各地で住民と設置業者の間でトラブルになっているからです。
2つ目は、4年後に赤字に転落すると予想されている市の財政状況について、もっと市民に広報すべきだ、という話。
3つ目は、地方衰退の厳しい時代を乗り越えるために、市職員の能力をいかに向上させるかについて。

合計46分間の論戦でした。
ユーチューブでも配信されていますが、読み飛ばせるように根性を出して文字起こしをしました。46分間の議会のユーチューブなんて、誰も見てくれないですよねー。

ものすごく長くなるので、今日はとりあえず太陽光発電の件だけアップしてみます。

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●メガソーラー建設のルールに関する条例制定の必要性について●

(議長)「4番、八木議員」
 東日本大震災の福島第一原発事故を契機とした再生可能エネルギー固定価格買い取り制度によって、全国的に大規模太陽光発電施設・メガソーラーの設置が進んでいます。
伊那市内でもメガソーラーの設置が相次いでいますが、伊那市西春近細ヶ谷地区に市内の業者が建設したメガソーラー施設について、住環境や景観の悪化を懸念して地区住民らが建設に反対したところ、反対した住民の1人が業者から損害賠償を求めて訴えられるという事態になっています。
担当課に確認したところ、同様の計画は現在、市内のほかの地区でも進んでおり、その周辺住民の中からは、不安を訴える声も上がっています。
 市長が方針として掲げておられるように、自然エネルギーの推進の重要性は言うまでもないでしょう。
しかし、太陽光発電については、その設置に関してほとんど国の規制がないのが現状です。日照条件に恵まれた伊那市では、今後もメガソーラーの設置が進む可能性が高いと思われます。そして、メガソーラー設置の適地は、その多くが、伊那市の大きな魅力の一つである素晴らしい景観に恵まれた場所でもあります。
今後伊那の財産である景観を守るため、そして住民の不安を解消し、住民同士が裁判沙汰になるという悲しい事態を避けるためにも、メガソーラーの設置に関して一定のルール作りを急いだほうが良いのではないでしょうか。市長の見解をお聞きします。

(議長)「白鳥市長」
 太陽光発電については、法規制がないために根本的解決が難しいのが現状。環境アセスの義務付けがないのが実態。今後自然エネルギーの活用は、私たちにとっても国にとっても必要で、一方で極端な規制をすると普及のマイナス要素になる。現状でほとんど規制がない太陽光発電について、適正利用を促すルール作りが急がれる。伊那市で、という話もございましたが、一つの自治体単独ではばらつきも出る。国としての法整備を求めていくのが望ましいと考える。

(議長)「八木議員」
 たしかにこの問題は全国的な課題です。本来は国レベルで対応しなければならない問題だと思います。ただ、先日環境省と経済産業省に確認したところ、「今のところはルール作りに関する動きはない」とはっきりと言われました。自然エネルギーの普及という観点や、企業誘致が宙に浮いている土地をなんとかしたいと考える自治体もあることを考えると、なかなか全国一律の規制を作るのは難しい面もあるでしょう。
 一方で、国の動きを待つことなく、独自のルール作りに動いた自治体もあります。
大分県の由布市では今年に入って、メガソーラーの設置に関して、市への届け出や住民への事前説明会の開催を求める条例を作りました。世界遺産・富士山のふもとに位置する静岡県富士宮市でも、その景観を守るためにメガソーラーの抑止地域を定めています。
由布市は湯布院温泉があり、豊かな景観を売りにしています。富士宮市も、言うまでもなく富士山の景観が財産です。
 伊那市も市長が訴えておられるように、これからアルプスの景観を売りにした街づくりを進めていかなければなりません。訴訟となっている西春近細ヶ谷地区では、伊那谷を一望する景観に魅かれて県外から移住してこられた方がたくさんおられます。
 伊那市がこれからIターン等の移住を促進していくためにも、少なくとも景観に恵まれた地域での無秩序なメガソーラーの設置は避けなければならないと考えます。移住者を増やすという市長の公約を実現するためにも、動きの鈍い国の対応を待たずに、独自のルールを作るべきではないでしょうか。
「長野県内で初の条例」と打ち出せば、景観を大切にしている、景観に恵まれた場所なんだな、というPRにもつながると思います。県外の他の自治体が先行していることを考えると、それほど難しい作業ではないと思われますが、再度市長の見解をお尋ねします。

(議長)「白鳥市長」
 先ほど、国への法整備を求めるということを申しましたが、市としても重要な検討課題ととらえて対応していきたい。

(議長)「八木議員」
 他の自治体が先行しているのに指をくわえて国の対応を待っているのは、非常にもったいない話だと思います。ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。

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要約すると、「独自の条例を作る気はないよ」との市長の見解に、「ほかの自治体はすでに作ってるぞ」と突っ込んだら、「検討します」と少し動く姿勢に変わりました。
翌日の地元紙には「市が条例検討」と大きく取り上げられました。


補足を少し。

質問の中で取り上げた伊那市西春近のメガソーラー。建設計画が持ち上がった際、地元住民が不安の声を上げて反対したところ、その住民の1人が業者から、6000万円(!!)の損害賠償を求めて訴えられてしまいました。「お前が反対したから損害をこうむった。損害分の金を払え」となったわけです。

僕は、最近の脱原発・自然エネルギー推進の流れを考えると、太陽光発電が増えることは仕方ないと思っていました。しかし、現地を見て、「これはちょっとひどいな」と思ったわけです。

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住民の家の2メートル先から、この写真のような高さ2メートルほどのパネルがびっしりと並ぶ計画でした。

このような事例を目にすると、やはり一定のルールは必要だと思います。せめて住民が納得するまで説明するくらいは。

市長は「検討する」と言ったものの、今のところの感触では、市が条例作りに動くかどうかはわかりません。今後も市の動向をチェックしていこうと思います。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!!
by yagitakuma | 2014-06-28 02:29 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(3)

キャパオーバーでした。。議会報告、明日から必ず!

毎度ながら更新が滞ってごめんなさい(..)

伊那市議会の6月定例会が先週末に終わり、広域行政組合(消防・伊那中央病院)の議会も昨日終わりました。
有志で取り組んでいる街づくり企画も同時並行で進めており、自分の店のこともあり…少々キャパオーバーになってました。

今日もこれから会合が1件。今晩は、断腸の思いで店はお休みさせていただきます。

議会のご報告。明日から少しずつアップしていきます。明日から必ず!!
by yagitakuma | 2014-06-26 18:58 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)

いよいよ市長と論戦!初めての一般質問に臨みます

伊那市議会、今日から一般質問が始まりました。
僕の番は明日12日午後1時45分ごろから(僕の前の方の質問次第で時間は前後します)。傍聴OK、ケーブルテレビで中継もあります。
一般質問とは、国会でイメージすると党首討論のようなもの。各議員が市長らに1対1で論戦を挑める場です。

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明日僕がぶつける項目は、
①危機的状況の地域の将来像を今ひとつ打ち出せていない伊那市の現状について、市長や職員の姿勢など根本的な部分について突っ込んでみる!
②各地で建設をめぐって住民とのトラブルが発生している大規模太陽光発電施設(メガソーラー)について、建設の際の一定のルールを市として作った方が良いのではないか――という2点です。

先に市に通告した質問内容は、以下に全文載せてみました!お時間があればぜひ読んでみてください(..)
さてさてどんな答弁が返ってくるか…


【1】メガソーラー建設のルールに関する条例制定の必要性について

伊那市西春近細ヶ谷地区に市内の業者が建設したメガソーラー施設について、住環境や景観の悪化を懸念して地区住民らが建設に反対したところ、そのうちの1人が業者から損害賠償を求めて訴えられるという事態になっています。同様の計画は他地区でも進んでいます。今後市民の不安を解消し、市民同士が裁判沙汰になるという事態を避けるためにも、メガソーラーの設置に関して一定のルールを定める条例を作るべきではないでしょうか。
市長の見解をお聞きします。

【2】市の財政状況の広報強化と、市職員の能力向上、市民協働の推進について
(質問1)
伊那市の財政は4年後の平成30年度以降、基金を取り崩す赤字状態となる危機的状況にあります。しかしこの状況は市民にしっかりと伝わっていません。市民が広く危機感を共有し、市民主体で地域づくりに取り組む必要性を理解してもらうためにも、この危機的な財政状況を強く広報するべきだと思います。そして「力を貸してくれ」と訴えることが大切ではないでしょうか。
まずこのことについて、市長の見解をお聞きします。


この危機的状況を乗り切り、伊那が秘めている大いなる可能性を伸ばしていくためには、職員の能力を引き出し、市民の協力を強く求めることが重要であることは言うまでもないでしょう。
(質問2)
まず職員についてですが、斬新な発想力と大胆な行動力をもっと発揮していただきたい。地域の可能性を伸ばすために活動している市民の多くが、職員の動きに物足りなさを感じています。
その要因の一つが、市長と職員の関係にあるのではないでしょうか。「市長のトップダウンの姿勢によって職員が委縮しているのではないか」「細かなことまで指示してしまい、職員の自主的に考える力を引き出していないのではないか」という指摘を、市長と近い立場にある市民からもよく耳にします。
私は市長の「伊那を日本を代表する地方のモデル都市に」「伊那に生きる、ここに暮らし続ける」という理念に、深く、強く、共感しています。だからこそ、職員が一丸となってその理念を実現していただきたい。私のその思いを前提として理解していただいた上で、職員の能力を引き出すためにどんな方法を考えておられるのか、市長の見解をお尋ねします。


伊那の可能性を伸ばすために前向きに動いている市民の中には、「もう少し職員のみなさんが動いてくれたら」と感じている方が少なくありません。
一例を挙げさせていただきます。
昨年末、中心市街地にあった唯一の銭湯が閉館しました。閉館に至った大きな要因として、重油の高騰が経営を圧迫していたということがあり、地域づくりにかかわる有志が「伊那に豊富にある木質エネルギーを使って、中心部に銭湯を復活できないか」と動き始めました。登山客に中心市街地に降りてきてもらうことや、自然エネルギーの街としてのPR効果など、お風呂難民だけでなく地域にとって大きな効果が期待できる話です。このプランを実現するための調査に使えそうな環境省の補助事業を見つけ、申請に必要な協働体制の構想として、県や伊那市、信州大学や伊那の銭湯問題を考える住民グループに「協働団体として申請書に名前を載せてよいか」と打診したところ、伊那市だけが了承してくれませんでした。
(質問3)
この地域をなんとかしたい。伊那の可能性を伸ばして活性化したい―と考え、市の予算をあてにするのではなく自分たちでなんとかしようと動いている市民は、若い世代を中心にたくさんいます。しかし上記の銭湯の話のように、具体的に市に話を持ち込んだケースで、市が前向きに動いてくれなかったという事例もあります。
私は、職員のみなさんが、そのような市民の前向きな動きの中から地域の可能性を伸ばすタネを見いだす能力に欠けているのではないかと感じます。本来であれば、市民の前向きな動きを察知してそこに飛び込み、市にお金がないなら補助金を引っ張ってくるのが職員の役割であり、あるべき市民協働の形ではないでしょうか。
この点に関して、市長の見解をお聞きします。


(質問4)
地方分権の流れが強まっている中で、職員の皆さんには今以上に斬新な発想力と大胆な行動力が必要になってきています。しかし役所内で議論しているだけでは、斬新なアイデアは出てこないのではないでしょうか。次の世代を担う職員を育てるためにも、若い職員に権限を与え、自由に市民の間に飛び込み、市民とともに政策立案する仕組みづくりが必要ではないかと考えます。「伊那の可能性を伸ばす政策のタネを見つけてこい」と、職員を市民の中に放り込むことを考えてはいかがでしょうか。伊那には地域の可能性を伸ばそうと前向きに活動している方々がたくさんおり、その多くがすでにつながり交流しています。その人脈をたどっていけば、職員のみなさんも伊那の可能性にもっと気付けるはずです。そしてその中で政策立案能力を磨き、成功体験を重ねることで、職員が育ち、市長の理念の実現につながるのではないでしょうか。職員を現場に送り出す仕組みづくりについて、まずは若手職員を中心に議論を任せてみてはどうでしょうか。市長の見解をお聞きします。


(質問5)
職員のみなさんが人員削減の厳しい状況の中で、これからの伊那市の夢と希望のための政策立案に限られたマンパワーを注ぎ込むためにも、現在の事業をある程度見直すことも必要だと考えます。現在の事業の見直しについて、市長が「減らしていいよ」と口にするだけでは難しい部分があるでしょう。事業を取捨選択するための具体的な案について、市長の見解をお聞きします。

以上です!最後まで読んでいただいてありがとうございました。結果はまたご報告します!!
by yagitakuma | 2014-06-11 18:50 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)

登山客を街に呼び込もう!みんなで山に行ってきました。

今日は早起きして、山へ。

伊那の飲食店組合の方々と一緒に、南アルプス・仙丈ケ岳の中腹まで行ってきました。
南アルプススーパー林道のバスに乗って、ですが。

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これは、ある取り組みの第一歩。

●南アの登山客に、伊那の中心部にステキな飲み屋街があることを知ってもらおう!
●山から街へ、登山客を引っ張ってこよう!!
●伊那をアルプスの登山基地に!!!
という狙いなんです。

登山ブームを背景に、南・中央の両アルプスの登山者も増加傾向です。でも、みんな伊那の街の存在を知らず、素通りして帰ってしまっているのが現状です。もったいない…
こんなにレトロで素敵な飲み屋街があるのに。登山を終えて、街で一泊して、ひと息ついて山の余韻を楽しめる街なんです。伊那は。

仙丈ケ岳の肩に位置する北沢峠に、「こもれび山荘」(旧長衛荘)という山小屋があります。そこの支配人の竹元さんは、信大農学部の先輩。竹元さんも僕も大の居酒屋好き。
2人でずっと、「伊那の飲み屋街ってシブくて、都会から来た人にすげー喜ばれるよね」「もったいないよね」と話し合ってました。そこで、飲食店組合や市の観光課を巻き込んで、登山客を街に誘導する方法を考えようという会議が始まりました。

でも、伊那の飲み屋街の人たちは、山という財産に気付いてない。登山客への飲み屋街のPR作戦を考えるためにも、飲み屋街の人たちに「登山客歓迎!」の意識を持ってもらうためにも、「一度みんなで山に行ってみよう」となった訳です。

何年ぶりだろう。南アルプス。
まだ北沢峠までは開通していないため、途中の歌宿(うたじゅく)まで。

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林道バス、運転手さんの案内が面白い!
木の種類、景色の話、いろんなことを淡々とアナウンスしてくれるんですが、
「新宿、原宿、歌宿と覚えてください」なーんてことを織り交ぜながら延々と。
これはオススメです!!

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歌宿で竹元さんがお話を。

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まったく山が似合わない夜の街のオヤジたち(笑)

人口がどんどん減る時代。飲み屋街も、何もしなければ今の軒数を維持できなくなるのは確実です。
でも、伊那には山という大きな財産がある。
いつか松本に負けない登山基地になるように、攻めの姿勢で盛り上げていきます!!
by yagitakuma | 2014-06-09 20:17 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)

伊那市は4年後に赤字に転落します。危機感の共有が必要です

今日は6月定例市議会の初日でした。
議会の仕組みや今日行われたことをお伝えする前に…

みなさんに知っていただかないといけないことは、「伊那市の財政は、わずか4年後の平成30年度に、赤字に転落する」ということです。貯金を食いつぶす危機的状況が、すぐそこに迫っています。
また後ほど詳しく書きます。

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議場の写真を撮り忘れた…
代わりに今日読み込んだ膨大な資料と、議員バッヂ。クールビズのため、議員バッヂは秋まで出番はありません。

市議会は、3・6・9・12月の年4回、定例会が開かれます。会期は各回それぞれ20日間ほど。市が「こんな取り組みをするから予算を承認してくれ」「こんな決まりごとを作った」ということを提案し、議会として承認するかどうかを決める―というのがおおまかな役目です。

今回は、市長選挙後初の定例会ということで、市から約14億円の予算案が提案されました。これから今月20日の閉会日まで、審議することになります。

今日は午前10時に開会。議場は暑かった…。飲食禁止で水も飲めず、倒れる人が出るんじゃないかと心配するほどでした。

市長のあいさつに続き、提案された予算の説明、市民から議会に寄せられた陳情・請願の説明があり、今日はいったん閉会。午後からは議員全員が出席して、市政に関するさまざまな現状報告がありました。

職員削減のこと、ごみ処理施設建設の話、高齢者福祉の現状と今後、企業誘致の現状、道路計画などなど……。

特に、僕が広く知ってもらわなければならないと感じたことは、市の財政状況に関することでした。先ほども触れた「4年後に赤字になる」ということです。

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人口減少や過去の公共事業による借金…さまざまな要因がありますが、伊那市は苦しい財政状況となっています。
現在は旧高遠町・旧長谷村との合併後の特例期間となっており、国からの「仕送り」が通常より多い状態ですが、平成28年度からはその仕送りが減り始めます。同時に市の収入が急激に減少し、平成30年度に赤字に転落することが確実となっています。市の貯金である基金があるので突然破たんするわけではないですが、民間企業であれば、どこもお金を貸してくれない倒産状態でしょう。

市職員の削減や保育所の統廃合など、あの手この手で財政再建に取り組んでいるにもかかわらず、です。

公共事業頼みの景気対策に走ってきた国の方針に乗っかって、不要不急なハコモノを作るばかりで人口増やこの地域の可能性を伸ばす取り組みをしてこなかったことが、苦しい現状を生んでしまった要因です。
これからは私たちも役所任せにせず、「自分たちの地域の未来は自分たちで切り開くんだ」という気概を持って、限られたお金の使い道をみんなで考えていかなければなりません。

取り組むべきことは山ほどある。共に前進していきましょう!


疲れ果てて帰ろうとしたら、「八木君、議会事務局が呼んでるぞ」と先輩議員たちが。


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僕あてに豪華な花!!

「おいおい誰からだい?」と好奇の目線が…
オネーチャンがいるような店は、もう長いこと行ってないのに…

と思ったら、前の職場・産経新聞の先輩からでした!
当選後初の定例議会の初日に合わせて送ってくれたのかな?
粋なことをしてくれるなぁ。

フクトミさん、ありがとうございました!

遠くでみなさんが応援してくださっていることが、とても励みになってます。


議員の仕事は記者の仕事と同じだと、つくづく感じています。

現場を歩き、低い目線で人から話を聞き、解決策を探る。

これからも、記者根性で走り続けます。
by yagitakuma | 2014-06-03 02:39 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)

6月定例議会が始まります。

更新が滞ってごめんなさい。

今日から伊那市議会の6月定例議会が始まります。
この10日間ほど、来週に予定されている一般質問の準備に頭を悩ませる日々でした。

伊那市の財政は危機的状況が迫っています。それに対する打開策も、残念ながら見いだせていないのが現状です。

でも、誰かを責めても何も始まらない。自分にできることは何なのかを自問自答しながら、多くの方と意見を交わすことで答えを見つけていこうと思います。

一般質問の準備に目途がついたら、市政の現状や議会の仕組みをみなさんにお伝えしていきます。

では行ってきます!
by yagitakuma | 2014-06-02 09:15 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)