アルプスをつなぐ街で~八木たくまの伊那日記

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これが地方の生きる道・西粟倉村③最も異色な(たぶん)地域おこし協力隊

こんばんは。伊那市議会議員&日本酒居酒屋店主の八木です。

西粟倉村レポート第三弾は、日本酒の話題を。
僕はかなりの酒好きですが、のん兵衛の道楽の話じゃないですよ。いたってマジメな地域活性の話です。この方の存在を知って、「地方に移住して生きていく」ということのイメージの幅が格段に広がった気がします。

西粟倉村で地域材活用に取り組む民間会社「森の学校」の一室に、その酒屋さんがありました。
玄関を入ってすぐのところに…
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「酒うらら」。
知らなかったら、「なんで酒屋が!?!?」となりますね(笑)

中は中国地方の地酒ワンダーランド。
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店主の道前理緒さん。地域おこし協力隊の酒屋さんです。

島根出身、西粟倉にやってきて2年ちょい。きっかけは、森の学校代表の牧大介さんから「酒屋をやらない?」と誘われたから。会社員時代に日本酒にのめりこみ、ちょうど「日本酒の仕事がしたい」との思いが強くなってきた時期だったそう。

詳しい経緯はコチラ↓↓
http://nishihour.jp/interview/urara「おいしいお酒でみんなを元気に!!」
酒屋と出張日本酒バー。そのビジネスモデルが、すごく理に適っている。

今の日本酒ブームは、「フルーティー」「若者や女性にウケる」が主流。というか、チヤホヤされるのはそんな酒ばかり。
道前さんのセレクトは、そんな流行から完全に一線を画している。

常温やお燗でおいしいお酒。シブくて飾らず、やさしいお酒。
自分が好きな味のお酒を、酒蔵の思いとともに届け、飲ませるスタイル。
顔の見える関係での商売に徹している印象です。

日本酒がメーンの最近の酒屋さんは、店内にズラーッと冷蔵ショーケースが並んでいるところがほとんど。そんなお金のかかるスタイルではなく、常温で変化していく味を楽しんでいる。出張日本酒バーでは自身も飲むから、味の変化が把握できて、ベストな飲み頃で売ることができる。そして出張バーで知り合ったお客さんが、店にも来てくれるようになる…。うーん、すごい。

量販店に押され、昔ながらの酒屋さんがどんどん減っていく昨今。
「酒屋って儲かる、カッコイイんだぜって若者に伝えたい」と。
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「道前セレクト」で売ってもらったお酒たち。

道前さんとお話をして感じたこと。

斜陽になっている既存の商売でも、切り口を変えれば伸びる可能性があること。
こんなユニークな協力隊が存在できる西粟倉村の奥深さ。
好きなことを仕事にして楽しむことの大切さ。
etc、etc…。

最後にアスタルシードルの話をしたら、「ぜひ売りたいです!」と言ってくださいました。
必ず送りますねー!!伊那での出張バーを楽しみにしてます!!
by yagitakuma | 2015-11-18 23:15 | 地方創生の現場から | Comments(0)

6次産業化推進情報窓口を!今日は農業委員会との意見交換会でした。

こんばんは。伊那市議会議員の八木です。

西粟倉村からとんぼ返りし、今日は市議会経済建設委員会と伊那市農業委員会の皆さんとの意見交換会でした。地産池消や6次産業化推進について具体的な提案ができ、アスタルのシードル作りに協力してくれるリンゴ農家の委員さんとも出会えて、すごく有意義な時間となりました(^^)
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農業委員会は、農家の代表による議会のようなもの。市町村単位で設置が義務付けられていて、農地売買や農地転用への許可・不許可を審議し、農地の無秩序な開発を防ぐ役割を担っています。農業振興について自治体に意見する役目も。

この日は、農業委員会が毎年伊那市に提出している農業振興に関する建議書についてを中心に、意見が交わされました。

TPPへの対応、後継者不足、獣害対策、6次産業化…
取り組むべき課題は山ほどあります。

その中で提案させてもらったのは、市民が地産池消や6次産業化に取り組みやすくするための情報を集めた窓口を作ること。

たとえば、伊那市にはハナマンテンという特産小麦があります。消費量を増やすためには、名物料理のローメンの麺などに使ってもらうのが最も効果的。しかし、ローメン店はハナマンテンをどうやって導入すればいいかわからない。農家もローメン店団体へのコネクションを持っていない…という状態で、ローメン店はせっせと他地域小麦を使った麺を消費し、伊那地域のお金が外に流れ出すもったいない状況になっています。

ならば、両者をつなげるコンシェルジュのような窓口が必要。
僕の元にも、「地元の鹿肉を買いたいけど、どこで手に入るかわからない」「地元産シードルってどこで買えるの?」といった問い合わせがけっこうあります。僕たちアスタルのシードル作りも、協力してくれるリンゴ農家さん探しは自分たちの人脈頼みです。
情報や人脈がない人は、地元の農産物を使った商品開発のアイデアがあっても、商品化への第一歩を踏み出せないですよね。

地元産農産物を使いたい人、売りたい人をつなげることで、地産地消の動きが広がっていくはず。伊那はおいしい農産物が山ほどありますから。

窓口は市の農政部門の中に作り、HP等で事例を紹介していけば理想的です。

という提案をしたら、その後の懇親会で、リンゴ農家の農業委員さんが「毎年廃果のリンゴがたくさん出るけど、どうやったらシードルに使ってもらえるの?」と声をかけてくださいました。「ぜひぜひ使わせてください!!」と。いや~うれしいっす。こんなやりとりが増えるように、窓口実現を真剣に検討してみます。

それにしても、農業委員さんってすごく大変そう。
市の農政課が事務局となって開く月数回の会議は、ほとんどが日中の集まり。みなさん「農家は昼間に出てくのは大変なんだよー」とこぼしておられました。そりゃそうだ。しかも汗と土にまみれた服で会議に出るわけにもいかず、いったん帰ってシャワー浴びて着替えないといけない。

「農業委員会の会合は夕方以降にすべきじゃないです?」と担当の職員さんに伝えておきました。「確かにそうですね」と、検討してくれるとのこと。よろしくお願いします!!

細かいことですが、地域のために、できることからコツコツと。
by yagitakuma | 2015-11-17 23:38 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)

これが地方の生きる道・西粟倉村②森をエネルギーに変える「村楽エナジー」

今回の目的は、
温泉です。
といっても物見遊山じゃないですよ。

休業していた公共浴場が、復活して面白い場所になってると聞いたから。
伊那の銭湯復活に向けて参考になるかもしれないと、「伊那まち銭湯復活プロジェクト」(勝手に命名)メンバーの方が誘ってくれたんです。

伊那の銭湯が消えた経緯はコチラ↓↓
いつか伊那まちに公衆浴場を!


目的の温泉は、「あわくら温泉 元湯」。
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村の施設だったが、利用者数の低迷で平成23年に休止。今年4月に温泉・簡易宿泊施設・コミュニティースペースとして再開しました。
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おしゃれな空間です。ターゲットを、子供連れや若い親に絞っているとのこと。

西粟倉村が注目を集めるにつれて、自治体や大学ゼミなどの視察が急増。元湯の再開は、その需要に応えるためでもあるそうです。視察の経済効果、恐るべし!!

運営を担っているのは、村内でバイオマスエネルギー普及に取り組むベンチャー「村楽エナジー(株)」。メーンの事業は、製材に適さない間伐材を薪として供給する事業。村内2つの3セク温泉施設の薪ボイラーへと供給し、灯油代を抑え、その分を地域で循環させています。
ボイラーの管理も請け負っており、この冬からは元湯も薪ボイラーが始動するそうです。ボイラーの購入資金は、国の補助制度などを活用して村が調達。つまり、「公設民営」ですね。役所は金を出し、口は出さず民間に任せる。

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これが別の施設で活躍中の薪ボイラー。設備費は6000万円!!
国の補助メニューを使っているとはいえ、地域産材活用への役場の本気度が伝わってくる。

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元湯に設置済みの真新しいボイラーの配管には、伊那にも工場があるバルブメーカー「キッ」の名が。一気に親しみが増します(^^)

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薪の原木は、村の森林組合に山積みになっていました。
ここから、家具職人や「森の学校」などが使う材を選び、残りのB級品を村楽エナジーが買い取って薪にする。

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このゲージ1台分で、重油150リットル分ほどの熱量になるそうな。その分がアラブの王族の富となるか、村の林業の収益となるか。この積み重ねはデカい。

村楽エナジーの代表は、井筒耕平さん(写真を撮らせてもらうのを忘れた‥)。名古屋大で環境学やバイオマスエネルギーを研究し、シンクタンクや岡山県内の地域おこし協力隊を経て、薪ボイラーの導入計画を進めていた西粟倉に飛び込み、村楽エナジーを設立。3人の地域おこし協力隊とともに、薪事業や元湯の運営に取り組んでおられます。

伊那の銭湯復活プロジェクトの参考になるかなーと思ったけど、元湯のケースは行政のバックアップによるところが大きく、お金もマンパワーもない僕たちのモデルケースにはなり得ないですね。でも、宿や飲食スペースと兼ねたり、ターゲットを親子に絞ったりという点は、とても参考になりました。

僕たちは、民間の力で、地域材を使う薪ボイラーで、街なかに銭湯を再生したい。それができれば、本当の意味でモデルケースになると思うんです。

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西粟倉の事例は、優秀な人材が全国に先駆けて本気で走り始め、成功事例を積み重ねて国が補助金を入れやすくなる、入れたくなる循環が形作られてきたんですね。他の自治体に先んじて実績を作り、それによって次の新しい補助事業を国から取ってくる。どこの自治体もやったことのない事業に取り組むことは、とても大変だと思います。でも、やりがいは大きい。きっと村役場の雰囲気は、伊那市とは格段の差があるんだろうな…。

井筒さんが語ってくれた役場の雰囲気は、うらやましい限りでした。

長くなりすぎたので次回に譲ります。
by yagitakuma | 2015-11-16 18:09 | 地方創生の現場から | Comments(0)

これが地方の生きる道・西粟倉村①小さな村がトップランナーに

こんにちは。伊那市議の八木です。
昨日から“自費視察”で岡山県西粟倉村に来ています。
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にしあわくらそん。
ひと言でいえば、山奥です。
あ、伊那も同じですかね(笑)いや、伊那には素敵な飲み屋街があるぞ!!

それはさておき。
この村はいま、全国で数多ある地域活性事例の中で、国内トップレベルの注目を集めています。知らなかったら素通りしてしまいそうな村ですが、アツい人・アツい事例がたくさんありました。
村内のいろんな場所を見させてもらっていますが、まずはなぜ注目されているのか、について少し説明をば。

西粟倉村は、岡山県最北東部に位置し、人口1500人。山と森と温泉、くらいしかない。
でも、合併しない道を選んだ10年前から、危機感とともに立ち上がった人たちによって、山の地域材を活用した経済循環・村のブランディングが確立されつつあります。

日本の森と地方の問題点。それは、戦後に植林した広大な人工林が、安い輸入材に押された木材価格の低迷で放置され、それに伴って林業で食べていた地域が衰退の一途をたどっていること。西粟倉村は森を生かし、「森で食べていく」という決意で様々な取り組みを進めています。

個人の所有権が入り組んだ森林を、村が一括して預かって管理し、ある程度の面積をまとめて間伐・搬出することによって作業を効率化。間伐材を建材や家具材、バイオマス利用などで徹底的に活用し、地域でお金が回る仕組みを作ろうとしている。この構想は村の「百年の森林事業」として位置づけられており、村の知恵と人とお金を、「山と森」というテーマに集中的に投入している印象です。
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木材の活用を担うのは、6年前に出資を集めて村が設立した株式会社「森の学校」(事務所とショールームは旧小学校を活用した上の写真)。村の良さがわかる移住者が運営の中心となって、地域材活用のアイデアを出し、地域材を使った村全体のブランディングまでを行っている。

建材や床材などの販売で、設立から5年で黒字に!!そして、村内には、村産木材を使った移住者による家具や木工品の工房もあり、付加価値の高い製品にすることによって地域に雇用とお金を生んでいる。
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工房のひとつ、「木工房ようび」。
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少し値は張りますが、シンプルながら目を引く色使いとデザイン。素直に「店や家で使いたいなぁ」と思うものばかりでした。実際に見て触れることができる場があるって大切なことですね。
伊那にも木工職人さんがたくさんいる。どこかにショールームがほしいなぁ。

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今回お世話になった宿「あわくら温泉 元湯」の浴場にあったカワイイ風呂桶と椅子も、木工房ようびさんの作品でした。

今回の主目的は、この「あわくら温泉元湯」。
まだスタートしたばかりですが、これからどんな進化を遂げるのか、要注目です!!

詳しくは次回で。

★どうでもいい追伸★
見慣れないから妙に新鮮なポスター。元党首のおひざ元。
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党首の自民党復党で裏切られて、党員は笑顔どころじゃないわな。
by yagitakuma | 2015-11-16 14:44 | 地方創生の現場から | Comments(0)

雨でも盛り上がるアスタルツアー!!ボルダリングにハマる秋の一日

こんばんは。アスタルプロジェクトメンバーの八木です。
今日はアスタルのツアー開催の日でした。

が、終日の雨。
これまで開催した数々のイベントで、事前の雨予報にもかかわらずメンバーの日頃の行いの良さ(?)で奇跡的に天気に恵まれてきたアスタルですが、初の雨に見舞われました。
予定では守屋山へのツアーでしたが、急きょ伊那市の3セク宿泊施設「仙流荘」でのボルダリング体験に変更。告知時には「雨天中止」としていため少し参加人数は減ってしまいましたが、それでもたくさんの方が来てくれました。盛り上がった!!

伊那市中心部から車で約30分。南アルプスの玄関口にある仙流荘には、6メートルほどの屋内壁があります。
指導役は南ア北沢峠こもれび山荘支配人の竹元さん。

集合して、受付を済ませて、スタート!!
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壁の向こうには…
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禁断の入り口が。

普段ならここでカメラを持ってうろついてたら、確実に通報される(笑)

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竹元さんのデモ。竹元さんは10年くらい前までガチンコのクライマーだったそうで、「久しぶりだから登れるかなー」と言いながらも、やっぱりすごい。
参加者も次々と壁へ。
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いやー単純なように見えても、やってみると奥が深くておもしろい!これはハマりそうだ。

昼食は近くの「平家の里」へ。
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ここはホルモン焼肉と激辛ラーメンで人気のお店です。
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コメントしづらいメニューも。
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初対面でも、一緒にメシを食べたら仲よくなるもんですね。

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帰りがけには、オーナーさんがわざわざ出てきてくれて記念写真を撮ってくれました。
旨いだけじゃなくて、すばらしいおもてなしのお店でした。
みんないい笑顔です。

またボルダリングに戻って、撤収後は伊那まちで交流会。
飲んで食べて、すごく盛り上がりました。

うれしかったのは、昨年開催した初心者登山ツアーをきっかけに友だちになり、その後も一緒に山に行っている方々が参加してくれたこと。アスタルがきっかけで仲間ができて、山へ行くきっかけになればいいな、という僕たちの思いが少しづつ実を結んでいる。

アルプスに囲まれた伊那谷の魅力を再認識し、発信する。
アスタルの活動も、次の展開へと進んでいます。
by yagitakuma | 2015-11-15 02:39 | ASTTALプロジェクト | Comments(0)

もっと地域でお金を回そうよ。「伊那市の地酒で乾杯キャンペーン」が始まります!!

こんばんは。伊那市議の八木です。
今日は寒かったせいか、街がすごく静か。少し店を早じまいさせてもらいました。
俺もおでんが食いたい…

今日は楽しげな話を。(のんべえ限定ですが)

「伊那市の地酒で乾杯キャンペーン」が始まります!!
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伊那商工会議所が企画してくれました。地産池消の推進と、伝統産業を守り、飲食店の活性化と伊那市全体を元気に!との趣旨です。
12月1日から2ヶ月のスタンプラリーがあり、賞品も出るとのこと

スンバラシイ!!酒好きとしては、飲む理由ができたらそれでOK!ってなノリもありますしね。ぜひ盛り上げたいものです。伊那商工会議所さん、ありがとうございます(^^)
どれくらいの店が登録するかな…
僕もPRを頑張ります。
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対象は、伊那市の地酒を置いてあって、イベントのPRをしてくれる店。1店舗1000円の登録料で、ポスターをくれるとのこと。

伊那市には、「井の頭」「大国」「仙醸」「信濃錦」の日本酒4蔵と、アスタルプロデュースのシードルでお世話になっている「伊那ワイン工房」があります。
上伊那郡まで広げると、「マルスウイスキー」や「南信州ビール」まである。
酒好きにはたまらんのです。

常々、みんなビールで乾杯してることに、「地酒やシードルで乾杯したら、地域でお金が回るのに…」と思ってしまう伊那と酒を愛する八木。「一杯目から日本酒」は重いかなーと思っていたけど、最近はしょっぱなから冷えた地酒を「キュッ」とやるのが好きになりました。

みんなが意識すれば、地域で回るお金が増え、少しづつ豊かになっていくはず。
これはお酒だけじゃなくて、「家具製作を地元の職人に頼む」とか「商店街のお店を使う」とか「昼メシは街の定食屋に行く」とか、消費に関するすべての行為において大切なことです。

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お!キックオフイベントもあるぞ。

ただ、エントリーできる店舗が「伊那商工会議所の会員店舗限定」ってとこが、少し残念。会員じゃなくても地酒にアツいお店はあるのに。それに、高遠・長谷や西春近地区は「伊那商工会」という別組織なので、全市的な盛り上がりにはならないし…
会員でないところも、別組織も巻き込むくらいの勢いがほしいところです。

ともあれ、初回だからこそ盛り上げたいものですね。
みなさん、ぜひ登録店で乾杯を!!
by yagitakuma | 2015-11-11 23:33 | 伊那まち はしば | Comments(1)

伊那市にビスケット工場がやってくる!!

こんばんは。伊那市議の八木です。
雨の日は街も静かですね。

昨日は伊那市議会の臨時議会や議員研修会で、日中はずっと議場と委員会室を行ったり来たりでした。

臨時議会の議案は、「市有地を売却しますよ」という内容。
伊那市では、企業誘致のために造成した土地が売れ残っており、市の財政健全化のためにも売却先探しを進めています。今回は、伊那インター近くの工業団地で最後まで売れ残っていた区画に買い手がついたとのこと。「在庫」が売れたことで、計約2億4000万円が市の財布に返ってきます。

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買ってくださったのは、同じ上伊那の辰野町に本社があるビスケット製造販売の「米玉堂食品」さん。地元で名の知れた老舗企業が新工場の用地として使ってくれるとのこと。ありがたいことですね。

ただ、辰野町の立場で地元で親しまれている有力企業の工場が町外に移ってしまうことの影響を考えると、手放しでは喜べない部分もあります。周辺の商店等の経済的影響もあるでしょうし…。本社機能は辰野町に残るそうですが。

地方創生が叫ばれる昨今ですが、地方都市間のパイの奪い合いは避けたいところです。

ともあれ、これで市内に残る工業用地は、6区画約8万平方メートル。
企業誘致ブームに乗って市が買い進めたものの、目論見はずれて売れ残っていた工業用地の問題も、少しづつ解消へと向かっています。
担当課の皆さん、お疲れさまです。

大阪での高校時代、学校の近くに「前田のクラッカー」の工場があって、すごくいい香りがただよっていたことを思い出しました。「あたりまえだのクラッカー」で一世風靡したんですが、みんな知らないですよね(笑)

それではまた。
by yagitakuma | 2015-11-10 23:41 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)

蔵元の情熱を知ってほしい。信濃錦の会に行ってきました。

いやー飲んだ飲んだ。
こんばんは。伊那市議会議員の八木です。

米原弾丸ツアーの翌日、日曜日は「信濃錦を味わう会」という伊那の日本酒ファンが集う催しに参加しました。
午前中は店の片づけをして、午後は先輩議員や山岳観光の関係者との打ち合わせに使い、そして集合場所の伊那市駅へ。

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飲食店主や地酒ファンの面々。酒好きはすぐに仲良くなれるんです。
車に乗り合わせて、出発。山奥まで酒を飲みに行くというシチュエーションが、すごくいい!!ワクワク。
あいにくの雨でしたが、霧に包まれた紅葉を楽しみながらの道中でした。

目的地は、伊那市中心部から車で約40分。高遠・藤沢の美しい谷間の集落にある「日々茶寮 連」さん。鎌倉から移住してこられた樋田さんご夫婦が営むお店です。鎌倉で開いた店がミシュランに取り上げられたという(!)経歴。忙しくなりすぎたため、「田舎でのんびりやっていきたい」と、伊那へ。うれしい限りです。

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主催してくれた井田屋酒店の中村修治さん(左)と、信濃錦を醸す宮島酒店の宮島敏社長(右)。
古民家をリノベーションした店内が、シブくてたまらん。

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献立。

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お料理は、奇をてらうことなく素材の味をシンプルに生かしたものばかりで、じわ~っと体に入ってくる。しみじみと幸せになる旨さでした。

お酒は信濃錦のベーシック銘柄から大吟醸、スパークリング、甘酒など8種類。
ボトルが回ってきてそれぞれ自分で注ぐスタイルで、あまり量を飲まない女性もいたのでほぼ飲み放題状態!!
貧乏人根性で飲みすぎてしまった(笑)


信濃錦。伊那市の中心部にある蔵。
昭和40年代、日本で初めて防腐剤を駆逐した酒造りに取り組み、その製法特許を無償公開。平成3年には原料米の契約栽培を開始し、自ら草取りに参加する無農薬米での酒造りも手がけておられます。そして、すべての酒がアルコール等の添加なしの純米酒です。

宮島社長は山を愛する方で、アスタルプロジェクトでもとてもお世話になっています。
杜氏の宮下さんは、僕の大学の先輩。夏は中央アルプス西駒山荘の小屋番もされています。西駒ケ岳は、信濃錦が仕込み水として使っている伏流水を生み出す山。その山で夏を過ごす杜氏が醸すお酒です。素敵ですよね。

宮島社長は本当に情熱的な方です。
その思いを、ぜひ皆さんにも知ってほしい。

この日、飲みながら信濃錦の蔵元通信を読んで、すごく感動しました。宮島社長の思いを転載させていただきます。

「いつしか全ての原料米を無農薬栽培としたい。それが、私が憧れてやまない山の頂きです。
そんな山には登れるはずがない、誰からもそう言われます。

原料米の全量契約栽培に至るまで十五年、全量純米醸造蔵になると公言して十年。どれも最初は無理だと言われて歩んできました。

折しも、TPPでこれからの米作りに暗雲が垂れ込めつつあります。だからこそ付加価値の高い米作りが大切だと考えています。米屋に始まり防腐剤を駆逐した時に、この山を目指す事が運命づけられたと思えてなりません。

私はこの山の高さを知りません。今はただ、雲の合間に霞んで見える頂きを見据えて、この山に登るルートを探し続けています。

次の時代を担う者達に、一本筋の通った蔵として渡したい。それが私の仕事だと思っています。

私の代で、その頂きまで登れるでしょうか」

この情熱、伊那谷の宝だと思います。
この会を企画してくれた井田屋酒店の修治さんの存在も、伊那の酒文化のカナメです。
酒好きとして、感謝感謝。

ちなみにこの日の会費は6000円。送迎も込みですよ!
東京なら、1万円以上は取られるだろうなー。

伊那って、ほんとに豊かに暮らせる場所なんです。

「今はただ、雲の合間に霞んで見える頂きを見据えて、この山に登るルートを探し続けています」-。

地域をより良い形で次代へと引き継いでいくことも、この宮島社長の言葉と同じことなんだろうな。
酔っぱらいながらも、そんなことを思った夜でした。
by yagitakuma | 2015-11-09 22:17 | 地方創生の現場から | Comments(1)

「イナかのせんきょ」上映会で、米原弾丸ツアー。

昨日は米原へ弾丸ツアー。

僕からは特に発信していなかったんですが、昨年4月の僕の伊那市議選の様子を、友人のドキュメンタリー監督が密着して作品にしました。
武田倫和監督の「イナかのせんきょ」。
作品オフィシャルホームページはコチラ→http://www.inakanosenkyo.com/

大阪時代の飲み友達で、僕が「伊那で街づくりをする」と言って新聞社を辞めた際に、「面白そうだから撮らせろ」と押しかけてきたんです。最終的に選挙に絞った作品になりましたが、いい経験でした。

今年6月に大阪で上映され、次は東京上映も計画中とのこと。

その作品の上映会を米原の市民グループの方々が企画してくださり、僕も呼んでいただきました。

店を閉めて徹夜で高速を飛ばして、米原に着いて車内で仮眠して、職務質問されるアクシデントもありましたが(笑)、会場に到着。上映終了後の意見交換の場が、めちゃめちゃ盛り上がった!!

若手米原市議の中川雅史さんもおられて、アツく情報交換。
やはり同世代で同じ感覚の方とお話するのはとても刺激になります。

旧4町が対等合併した米原市では、議会内でも旧町の間での利害対立が激しそう。それに比べると、人口や税収の急激な減少という危機的将来が目の前にある伊那市では、その危機にいかに立ち向かうのかといった課題での一体感がある分、議員間でのまとまりもあるんだな、と実感しました。頑張らないと。
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米原のみなさん、ありがとうございました!!今後も交流していきたいです。よろしくお願いします(..)

夕方米原を出発してとんぼ帰り。その後店に立って、バタンキューでした。
お世話になっている方が伊那在住の信大の大先輩を店に連れてきてくれたりと、ハードだったけど、とても有意義で楽しい一日でした。

土曜日の夜の伊那まち、ものすごくにぎわっていました。去年の同じ時期より人が出ている気がする。なぜだろう?

景気が回復してきているのならいいのですが…
by yagitakuma | 2015-11-08 15:47 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)

「消滅を受け入れろ」だと。さあどうするか。

http://agora-web.jp/archives/1660138.html
待ち時間に読んだ大阪市の公募区長のブログ「地方創生を止めて地方消滅でいこう!」↑↑
地方創生「ブーム」について、的を得た意見だと思いました。

「国が躍起になってブームを演出している現状では、国・自治体ともに無駄遣いが起きやすくなる」
「レッドオーシャン(競争が激しい市場)としての観光、ごく一部のマニアが来るだけの定住促進」
「豊かな自然なぞレアでもなんでもない」
「焼け石に水」
「消滅を受け入れて生きよう」
……

耳が痛いなー。

国が「地方創生」を叫び始めたのは1年前。その具体例として最初に出てきた「プレミアム商品券」の案を聞いて、驚愕したことを思い出す。衰退する地方をどうするのかとの難題を、議論の期間もなく予算化したあげくのバラマキだったと思う。

起死回生の具体案が固まらないうちにいくら予算をつぎ込んでも、効果不明な施策が山ほど生まれるだけになりかねない。
残念ながら、国がいくら金をつぎ込んでも、この水谷区長の指摘の通りになる地域は少なくないでしょう。伊那がそうなるのかどうか、分岐点に来ている。

今、地方に求められているのは、付け焼刃の施策でもコンサルの意見でもない。
「お客様市民」から脱し、住民総出で知恵を出し合い、行政や議会と議論し、共に実行していく意識。
そして、民間レベルで自立した地域活性のビジネスを起こすこと。
そして、都会中心の価値観を転換することの必要性と、地方で楽しく、たくましく生きる力を持つ人を増やしていくこと。

アスタルプロジェクトのメンバーとして、店を経営する一人の商売人として、民間レベルでもやるべきことは多い。民間では心強い先達もいて、連携できる仲間も増えてきた。

あとは…
行政に仲間がほしい。議会に仲間がほしい。

伊那谷は、可能性がある。
by yagitakuma | 2015-11-07 13:46 | 地方創生の現場から | Comments(1)