アルプスをつなぐ街で~八木たくまの伊那日記

yagitakuma.exblog.jp
ブログトップ

<   2017年 02月 ( 21 )   > この月の画像一覧

あまりに残念で怒りすら湧いた答弁。そろそろ市長の問題について、誰かが正面から指摘する必要がある。

リーダーとして、問題があると言わざるを得ない。

今日から3月議会が始まりました。
最重要課題の来年度予算については回をあらためますが、本会議後の全員協議会での出来事。休園中の市立伊那西部保育園の問題についての市からの説明時でした。
市長に対して、思わず声を荒げてしまった。

西部保育園の存廃問題については、先月にも経緯を取り上げました。↓↓
「3月議会で激論へ!? 過疎地域の存続に直結する保育園廃園問題」http://yagitakuma.exblog.jp/26325052/

その後、地元から存続を求める要望が正式に出され、この議会に提案される予定だった廃園議案は見送られました。そして、今日の全協。
市の担当部署は、「地元から人口増に向けた活動を行っていくと意思表示があった。一定期間活動を注視していく必要がある」との理由で“休園継続”の方針を説明し、「あまり時間をかけずに判断する」と付け加えました。時間をかけずに…。

問題はこの後。
別の議員が、「行政としては何をするのか」と質問しました。要は「園児確保の対策を住民に丸投げするのか」という意味です。
もっともな意見です。

高遠第2・第3保育園の存続問題の際も何度も取り上げましたが、「人口増」という国家レベルでも困難な問題を住民に押し付けることは、行政として責任放棄です。高遠で結果を出した同世代の知人たちからも、苦しい状況は何度も聞いています。

この質問に対する市長の態度に、驚きました。
「いろんな施策を出している。それを読んでもらえればわかる」と極めて不機嫌そうに言い放ったのです。

質問した議員が、市長が大嫌いな共産党の議員だったからかと思われますが、この質問は的外れではない。そして、何人もの議員が、実際に保育園存続問題を経験してきた住民から「住民に丸投げするのはおかしい」との悲痛な意見を聞いています。

その声が、市長には届いていないのか。
担当部署が、市長に上げていないのか。

私は思わず、「そんな言い方はおかしいでしょう!!」と大きな声を出してしまいました。大変な活動をしている保護者や地域の方々の顔が浮かんだからです。
人間だから好き嫌いがあるのは当然にしても、背景にいる市民を無視し、あまりにも冷淡で、傲慢だ。

嫌いな議員には、満足に答弁もしない。
自分が気に入らない意見をする者は、あからさまに遠ざける。

地方が生き残るためには、総力戦が必要です。そんな時代に、多様な意見から正解を見出していく行政のリーダーとして、白鳥孝市長の適正に疑問を感じているのは私だけではありません。そろそろ、誰かが真正面からそれを指摘するべき時期かもしれません。
c0283938_23161786.jpg

by yagitakuma | 2017-02-27 23:16 | 闘う議員日記 | Comments(1)

地元区の総会に出席して、また悩みが…

昨晩は、私が住む伊那市坂下区の総会がありました。
議題は、1年間の予算や役員人事。
区のお金を何に使っているのか、どのような事業に取り組んでいるのか、じっくりと考える機会となりました。

どこの区も同じですが、ほぼボランティアの役員の方々が、ものすごい労力を使って区を運営しています。人口がどんどん減り、高齢化が進む現状への危機感。でも、何をすれば明るい未来を描けるのか、悩みます。

将来を担う若い世代が、真剣に地区の将来を議論する必要がある。このままでは、人もお金も減ってジリ貧になっていくことは容易に想像できる。
総会には、若い世代の出席者はごく少数でした。若い世代は忙しく、そもそも地区単位で物事を考える世代ではなくなっている気もします。

行政効率が良い都会と違い、地方は行政が地域で求められていることのすべてを担うことが困難です。だからこそ、区の役割は大きい。しかし、区単位で物事を考えるのも時代遅れとなっている感もある。

どうすればよいのか。今後の区の運営に関して、市として方針を示すべきではないのか-。
悩みます。
c0283938_1222196.jpg

by yagitakuma | 2017-02-27 08:20 | 日々のよもやま | Comments(0)

この場から、後に続く人が現れてほしい。若い世代と政治や社会を考える。

昨晩は、とある場所で「若者の会」。
伊那市とその周辺の若い世代が、自発的に政治や社会について考える場を定期的に開いている。
初めて都合が合い、参加。

テーマは、「なぜ沖縄から基地がなくならないのか」。
約4時間の熱い議論。
とても勉強になりました。考えが整理できました。

沖縄まで行って住民に話を聞いてきたメンバーからの「沖縄経済が基地に頼っているからでは」との問題提起から話が始まり、
「本土の住人が自分ごととして考えていない」
「沖縄差別が根底にあった」
「国防のあり方について、国全体での議論が必要」
「アメリカに頼るのか、自力防衛か、攻められたら白旗か、の3択しかない」
「教育現場で政治について考える機会がない」
「あの戦争の総括が国としてできていないから、教育現場で取り上げられない」
「総括できなかったのは、天皇制と軍部の暴走の中で責任の所在をはっきりできなかったからでは」
……


話は、どんどんふくらみました。
地方のこと、経済のこと、格差のこと、米大統領選と今の日本との類似点、トランプ大統領の方針と第二次大戦直前の政界情勢の類似点、若者の政治参加の重要性……

これほどまでに、真剣に、政治や社会のことを考える若い世代がいることに、驚き、勇気づけられました。みんな、すごい。

このような場から、次に続く若い世代が出てきてほしい。
出てくるべきだと思う。

c0283938_2212690.jpg

熱い議論の場でも、猫は呑気だ。
少しうらやましい。
by yagitakuma | 2017-02-22 23:08 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)

最近、八木が参考にしている地域活性事例の勉強会が来週28日(火)に伊那まちで。参加無料です

最近、私が参考にさせてもらっている地域活性の事例があります。
c0283938_21391843.jpg

静岡県伊豆市の「ドット・ツリープロジェクト」
ご報告ができていませんでしたが、昨年視察に行ってきました。詳しくは、借り物ですが(..)こちらの記事から…↓↓
「「住む」と「働く」をミックス。「ドット・ツリープロジェクト」が地域活性化の起爆剤に」http://www.homes.co.jp/cont/press/rent/rent_00333/

私が所属する会派・伊那市議会「政和会」が主催し、このプロジェクトの中心人物・飯倉清太さんをお招きして、伊那まちにて勉強会を開催します。日時は来週28日(火)午後6時から、会場は「タウンステーション伊那まち」です。
参加無料、申し込み不要です。

このプロジェクトは、私も伊那市駅前の廃墟再生の取り組みで「丸パクリ」させてもらっています。ものすごく参考になりました。全国的に注目されており、みなさんにもぜひ聞いていただきたいです。

このプロジェクトは、飯倉さんが中心となっているNPOが、地域の高校生や市民と共にこつこつ続けて来た「まちの清掃活動」がベースとなっています。そこから地域に信頼を勝ち取り、頼られ、新たなプロジェクトが立ち上がりました。

行政の予算に頼るだけでなく、最終的には民間の目線で、ビジネスにする。
これからの地方にとって、とても重要な考え方です。

多くのご参加を、お待ちしております!!
当日の予定は、以下の通りです。

・・・・・・・・・・・・・・・
18:00~
第一部実践報告
演題 「修善寺の実践・まちを創る人」(仮題)
講師 飯倉清太氏 NPO法人サプライズ代表(伊豆市)

19:30~21:00
第二部意見交換「伊那のまちを創る 展望と課題」
(終了後、飯倉さんを囲んだ交流会もあります。会費は1000円、当日受付けにて)
・・・・・・・・・・・・・・・

追伸:この企画は、政和会として毎年開催している「政務活動費を活用した市民参加勉強会」です。

by yagitakuma | 2017-02-21 22:38 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)

3月議会に向け、分厚い来年度予算書を分析中。全体の読み込みを終えた印象は…

月曜日、来年度予算の議会への説明がありました。
c0283938_19523578.jpg

3月議会は、毎回分厚い資料がドドッと出てくる。積み重ねると、10cm以上はありそう。ここに、伊那市の来年度1年間の税金の使い方が盛り込まれているわけです。

ひたすら読み込み、担当部署に問い合わせ、費用対効果を分析し、過去と比較し…
一般質問の準備と並行して、本気で準備するのはかなりハードな作業です。が、ここが頑張りどころ。

今回の予算全体を俯瞰してみると、印象としては
「市民との協働から出てきた事業が少ない」と感じます。
市役所内部だけで決めていて、「それって、市民感覚とズレてない??」というものも少なからず見受けられます。

このあたりを3月議会で突っ込んでいくわけですが、事前にこの場で皆さんにご報告するもの、担当委員会当日まで自分の意見を封印して公の場で議論を開陳すべきもの、など、自分の中で仕分け中です。

順を追ってご報告しますので、もう少しお待ちください(..)
by yagitakuma | 2017-02-20 23:50 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)

2期8年の白鳥市政の真価が問われる議会になる。明日、来年度予算の内容が議会に示されます。

明日は3月議会の事実上のスタートとなる、来年度予算の議会への説明があります。
補正予算を含めた予算審議が毎度重要であることに変わりはありませんが、今回は市がどんな施策を打ち出してくるか、特に注目しています。

理由は、白鳥孝市長の2期8年の集大成ともいえる年度だから。
そして、ふるさと納税によって多額の寄付金が入り、今回の予算でこの寄付金を活用した施策が本格的に盛り込まれる見込みだからです。

ふるさと納税は、完全な「臨時収入」。これまでは市長もその使途について決めかねていたようで、“貯金”状態になっていました。なので、今回の予算の中でのふるさと納税寄付金の使い道を見れば、白鳥市長が目指している伊那市の方向性やビジョンが見えてくるはず。

伊那市の今年度のふるさと納税の収入は、1月臨時議会の時点ですでに60億超。最終的には70億円程度になるとみられています。
寄付者への返礼品等で半分程度が消えますが、30~35億は残ります。年間の市税収入が80億円台の伊那市では、ものすごく大きな金額です。しかも、国や県のヒモ付き補助ではなく、使途は自由自在。市長の腕の見せ所といえるでしょう。

どんなビジョンが見えてくるのか。3月議会ではそのあたりを重点的にチェックし、ご報告します。

ふるさと納税のあり方についての議論も多々ありますが、それはまたあらためて。
by yagitakuma | 2017-02-19 16:38 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)

帰路はヒッチハイク少年と。今どきの高校生事情を吸収し、被災地の旅は終わりました

5年ぶりの被災地の旅。
東京へと向かう帰路、仙台を出てすぐの国道で、ヒッチハイクの少年と遭遇。
「福島」と大きく書いたスケッチブックを見て、思わず車を止めた。

「どこまで行くの?」
「東京です」


震災直後の取材の帰路は自分がヒッチハイクのお世話になり、6年後は逆の立場に。

c0283938_16524878.jpg

阿部海舟くん。
金沢の高校3年生。
受験を終え、青森の祖母宅を訪ねた帰路だという。
なぜヒッチハイクの旅を?という疑問から、道中いろんな話をしました。

会社を経営する父の後を継ぐ方向か、それとも自分の道を歩むか、進路はかなり悩んだ様子。
「大学で何するの??」
「起業したいんです。業種は決まってないけど…」
「すげーな!!」


別の道で、父を越えたいみたい。
でも、進路を考え、自分と向き合う中で「自分には行動力がない」と感じ、とりあえずヒッチハイクの旅を思いついたんだとか。
ほんわかした雰囲気なのに、しっかりしてる。

僕がなぜ東北に来ていたのか理由を話すと、「被災地に行ったことがない」という。
進路を変更して、大きな被害を受けた宮城県南部の名取市閖上地区に立ち寄った。
c0283938_16541326.jpg

c0283938_16543528.jpg


そして、福島第一原発周辺を通り、東京へ。

c0283938_1655184.jpg

c0283938_165526100.jpg

c0283938_165546100.jpg

c0283938_16561184.jpg

民主党政権の経産大臣が「死の街」発言で猛烈な批判を浴びたが、ほかに表現する言葉が見つからない。終わりの見えない避難、終わりの見えない除染作業…
通る車もなく、家々の草木は伸び放題。
言葉が出なかった。

海舟も、無言で所々で写真を撮っていた。
何を感じたんだろう。

今どきの高校生。
ガツガツしてないし、すごく協調性があるように思う。
子供時代からSNSに触れている世代だからか、コミュニケーション能力は高いと感じた。
そして、マセている(笑)

まだどんな仕事を目指すのかもはっきりしてないけど、あせらずにやりたいことをやり続ければ、きっと全力を傾けるべき道が見えてくるはず。

「人生、一度きりやからな!!」
と、ありきたりだけど、心から思った。

無事、金沢に着いたかな?
「危ないから電車で帰りなさい」と言っておばあちゃんがお金をくれた話、ほっこりしたぞ。
いつか伊那に飲みに来いよ。
新生活、頑張れよ!!

僕も伊那に戻り、3月議会モードに突入です。
by yagitakuma | 2017-02-17 23:50 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)

あの日から1年。八木家が犯罪被害者に(25)

あの日から、1年。
c0283938_19263941.jpg

今日は、ひき逃げの犠牲となった姉の命日でした。
冷たい雨の中、伊那から高速を飛ばしたあの日のことが鮮明によみがえります。
今日は晴天。

あっという間の1年でした。

これまでの経緯は、こちらにまとめてあります→「八木家が犯罪被害者に」http://yagitakuma.exblog.jp/i17/

東北から大阪へと向かい、実家の駅前のコンビニで、姉が好きだった缶ビールを2本。
お骨の前で二人だけにしてもらい、飲みました。初めての二人飲み。

1回くらい一緒に飲みたかったな
酒、強かったらしいやん。
八木家はみんな強いんかもな
俺は忙しいけど、なんとか元気でやってる。
伊世の分まで生きるから、見守っといてくれよ
お骨はどうしたらいいんやろ
「散骨してくれ」って言ってたらしいけど、それはなぁ
暗い墓に入れるのも、辛すぎてできへん
家の誰かが死ぬまで、このままでいいか?
……

まだ、お骨もお墓もどうするか、決まっていません。
姉のことを想ってくださっている方々が、手を合わせる場所がないこと。心苦しく、申し訳なく思っています。

事件後、姉のご友人が送ってくださった写真や手紙に、あらためて一つひとつ目を通しました。
姉を愛し、尊敬し、大切に思ってくれた方々の思いがひしひしと伝わり、涙が止まりませんでした。

でも、気力も湧きました。

服役中の川崎愛受刑者。
刑事裁判では飲酒の事実を否定し続け、わずか2年8月の判決でした。
刑期の相場を考えると、早ければ今年中には出所してくるかもしれません。

ふさわしい刑罰を求めて、関係者を割り出し、証言を求め、真実を明らかにすること。
これほど難しいとは思いませんでした。
協力してくれている旧知の記者が、「普通の人は絶対無理だ」と言っていました。
同感です。事件記者時代の経験と、死んだ姉の人徳によって皆さんに支えていただいたからこそ、ここまで来ました。でも、できる限りの手は尽くしたけど、望む結果を得ることはかなり厳しい状況です。

それでも、もう少し頑張ろう。
皆さんの思いに、背中を押された気がします。

僕は現場には行けなかったけど、新しい花束がいくつも供えられていたそうです。
by yagitakuma | 2017-02-16 19:29 | 八木家が犯罪被害者に | Comments(0)

ホヤ漁師と伊那との新たなつながりが生まれそうです。呑みあるきにぜひ!! 5年ぶりの被災地の旅

みなさん、「ホヤ」って食べたことありますか??三陸のホヤ漁師さんと、伊那との新たなつながりができそうです。
c0283938_17152758.jpg


5年ぶりの被災地への旅。
2日目の夜は、宮城県の牡鹿半島の先端に位置する小さな漁村、石巻市谷川(やがわ)地区へ。区長の渥美勝彦さん、伯子さん夫妻と5年ぶりの再会。まだ仮設住宅暮らしでしたが、「飲んでけす」「泊まってけす」というわけで、久々に酒を酌み交わしました。
c0283938_17155429.jpg

アワビの煮つけ、サバのお刺身。旨い。このあたりは「金華サバ」の漁場です。

c0283938_17165579.jpg

震災1年の節目に書いたこの記事。
壊滅し、犠牲者が多かった谷川地区。住民が次々と去る中、故郷再生の願いを、流されてしまった伝統の獅子舞復活に託しておられました。

その後、多方面からの支援で獅子舞は復活。
集落の高台移転の場所も決まり、渥美家は真っ先に自宅を再建、この春には引っ越すそうです。

住民が激減し、苦労話もたくさんありましたが、お二人の明るい表情に少し安心。

そして、自家製のホヤの塩辛の旨さが、驚愕でした。
c0283938_1717226.jpg

これほど日本酒に会う食べ物は、他にないのではないか。
「今は日本酒ブームだし、絶対売れますよ!!」と商品化を後押しする八木。
でも、「自宅を再建したばかりで加工場を作る金が…」と渥美さん。うーん…。

翌日、息子でホヤ漁師の渥美貴幸さんにも会えました。

再度、塩辛の商品化を訴えました。
鮮度が命の生ホヤより、飲食店としてははるかに扱いやすい。今は、クラウドファンディングといった資金集めの手法もあるし、この浜のホヤにはストーリーもある。
貴幸さんも乗り気になってくれたみたい。いつか「はしば」でこの塩辛が出せる日が来ることを、心待ちにしています。

c0283938_17181045.jpg

c0283938_17183746.jpg

無残な姿になっていた港も、立派に再建されていました。

ホヤって、「ホヤしゃぶ」や「味噌叩き」等、いろんな食べ方があるそうです。
そこで思いついたのが、伊那が誇る呑んべえイベント「伊那街道呑みあるき」に来てもらうこと。焼きホヤ、ホヤしゃぶ、塩辛、そして地酒……絶対喜ばれるし、ホヤも売れる!!

話がすごく盛り上がりました。
帰ったらさっそく、実行委員会に提案してみます。
楽しみです(^^)

c0283938_17205882.jpg

再建した自宅の前で、貴幸さんと。

5年前の記事を読み返すと、最後に僕はこう書いていました。

被災地には今、忘れられることへの不安がある。遠く離れた関西で、私たちにできることは多くはないかもしれない。
だが、「忘れない」ことはできる。再び獅子が力強く谷川で舞う日を、待ち続けようと思う。


獅子舞は復活しました。
僕も谷川のことを忘れず、ずっと気にかけてきました。
そして、「忘れない」の先に生まれそうな、伊那と谷川との新たなかかわり。

「応援する」から「共に歩む」関係へ。
こんなに嬉しいことはありません。
c0283938_1721153.jpg

by yagitakuma | 2017-02-16 10:14 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)

あまりの変貌に、ただただ茫然…。そして感じた復興の格差 5年ぶりの被災地の旅

気仙沼を後にし、三陸の沿岸部を走った。

陸前高田、南三陸、石巻、女川…
震災1年の節目で最後に訪れた5年前から比べると、あまりにも景色が変わりすぎて、自分がどこにいるのかわからない。いたるところで地面のかさ上げ工事が行われており、まるでピラミッド建設。もはや「国造り」のというべき光景だ。

c0283938_154631.jpg

陸前高田のかつての中心部。
c0283938_15463131.jpg

c0283938_15464966.jpg

ガソリンスタンドの看板に、津波の高さが記録されている。巻き込まれた人の恐怖と絶望を思うと、苦しくなる。

c0283938_15493454.jpg

南三陸町の防災庁舎。
遺族への配慮だろうか、シートで覆われていた。

c0283938_15473387.jpg

石巻市の大川小学校。

c0283938_15475841.jpg

女川町。JRと駅が復活し、駅前に商店街がオープンしていた。

今回感じたのは、市町村合併の功罪。
合併で消えた町は、復興が遅れている。
一方で、女川町のように自立を選んだ自治体は、明らかに復興が早い。

当然だと思う。
住民の合意形成や、国や県とのやり取り、被災者への対応…
やるべきことは膨大なのに、合併でマンパワーを削ってしまったのだから。

「6年」という時間は残酷だ。
自宅や事業を再建しようと誓っていたものの、高台移転の場所が決まるのに時間がかかりすぎたことで、あきらめた人も多いという。復興が遅れている地域では、どんどん人が減っていることだろうと思う。

それでも、故郷をあきらめない人もたくさんいるはずだ。
どうか、負けないでほしい。
by yagitakuma | 2017-02-15 23:44 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)