アルプスをつなぐ街で~八木たくまの伊那日記

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ある柴犬の記事に泣いた朝。

僕はけっこう涙もろい性格なんですが、今日は朝から泣けました。
朝日新聞社会面のコラム「窓」。
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東日本大震災で被災した福島県で、仮設住宅で暮らしていたご夫婦と柴犬の「文太」と、文太がきっかけで続いた愛知県内の高齢女性との交流の話でした。

記事の内容は、
震災直後、避難所で記者に向かって吠えている文太と、優しい眼差しの飼い主の写真が紙面に載ったことをきっかけに、半世紀前の伊勢湾台風で飼い犬を見殺しにしてしまった経験がある高齢女性が文太に会いに行き、その後もずっと交流が続いていた。文太は今年11月に17歳で旅立ち、ご夫婦が「文太のおかげで、優しい人たちに出会えたね」と、こたつで晩酌しながら今も語り合っている
という内容でした。

温かく、少し寂しく、でも人のやさしさに嬉しくなるような記事。

僕は紙の新聞が好きで、今も地元紙・全国紙4紙に毎日目を通していますが、いつもこの朝日新聞の「窓」が、いちばん印象に残る。派手な記事でも、特ダネでもないけど、このような社会と人々の息遣いを伝え、記録するような視点が、ジャーナリズムが最も大切にしないといけないことだと思う。

最近は、このような記事がめっきり減りました。どこの新聞社も記者の「現場力」が落ちてきているのかもしれない。人々の小さな喜怒哀楽に共鳴するような、「足で稼ぐ仕事」ができていないのかもしれません。

議員の仕事も、新聞記者と同じです。
人に会い、身近な課題を解決し、小さな喜怒哀楽から社会のあり方を探っていく。
そんな日々の活動が、とても大切だと思う。

政治は権力であり、だからこそ小さな喜怒哀楽に耳を傾けないといけないと思う。
それが、平和で優しい社会の実現につながっていくんじゃないかな。

そんなことを思った年の瀬の朝でした。

今日は仕事納め。「はしば」をみんなで大掃除し、グチャグチャになっていた事務所を片付け、自宅も掃除し…。先ほど終了。無事に年が納まりそうです。

多くの方々に支えていただいた一年でした。
今年もいろんなことがありました。
関わってくださったすべての皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。

新しい年が、一人でも多くの方が「いい一年だった」と振り返ることができるような年になることを、心から願っています。

皆さま、どうかよい年をお迎えください。
また来年もよろしくお願いします。

平成29年12月31日
八木択真
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by yagitakuma | 2017-12-31 16:46 | 日々のよもやま | Comments(0)

提訴。最後の闘いになる。八木家が犯罪被害者に(26)

今月、39歳になりました。
昨年2月、ひき逃げの犠牲となった姉の歳を追い越してしまった。

ずっと僕の1つ上を走っていた姉。これから僕だけがオッサンになっていくことが、なんだか不思議な感じがします。

これまでの経緯はこちらにまとめてあります↓
「八木家が犯罪被害者に」http://yagitakuma.exblog.jp/i17/

今年も、1日も忘れることはなかった。
徐々に記憶が薄れていくのかな…と思っていたけど、彼女が受けた苦しみ、恐怖、無念さを思うと、今でも叫びたくなる。
自分のことより、人のことを常に考えていた彼女のためにも、彼女の分も頑張らなければ、と思う。

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今月15日、大阪地裁堺支部に、川崎愛受刑者と犯行車両の所有者だった男性を相手取り、損害賠償を求めて提訴しました。

飲酒運転を否定し続け、事件直前に一緒に飲んでいた川崎受刑者の知人2人も含め、全ての関係者が逃げ通した。姉の無念さを思うと、このまま終わらせることはできない。

刑事裁判が終わってから、もう一度真実を明らかにするための証拠を求めて、一緒に飲んでいた2人を割り出し、弁護士さんや支えてくれている記者仲間の力を借りながら、もう一度きちんと当時の状況について話を聞かせてもらえないかと頼み続けましたが、相手にしてもらえませんでした。

形の上では賠償金を求める裁判ですが、相手は無保険で支払い能力があるはずもなく、金額がどうなろうと興味はありません。この民事訴訟の意味は、真実を明らかにする最後の機会だということです。

第一回の期日は、2月8日午前10時15分から。民事訴訟はほとんどが弁護士間での書類でのやり取りになるので、傍聴に来ていただいてもあっという間に終わってしまうかと思います。僕自身も行けるかどうかわかりません。

最近、子育て世代の親御さんや、子供たちと触れ合う機会が増えました。
皆、精一杯の愛情を注ぎ、時に大変な思いをしながら、我が子が幸せな人生を送れるよう頑張っている。そんな親と子供が紡いだ時間の積み重ねの結末が、姉のような形で断ち切られる理不尽さをあらためて思う。

僕はまだいい。オカンはどれだけ辛い思いをしているだろう。

提訴のための手続きはようやく終わりましたが、これからだ。
裁判の経過は、またご報告します。
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by yagitakuma | 2017-12-31 00:52 | 八木家が犯罪被害者に | Comments(0)

この地で暮らす全ての人に考えてみてほしい。今、地方に必要なこと。就活イベントから

昨日は、学生たちの就活イベントへ。
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上伊那8市町村で組織する「上伊那広域連合」などが初めて企画した、「かみいなシゴトフェス」。地元出身で都会に進学した大学生をメーンターゲットに開催された、地元の企業・団体による就職相談会でした。

僕が最近考えていることが、明確になる場でした。
地方の最大の課題である、人口減少問題について。

いま、地方はこぞって移住促進に取り組んでいますが、それがどれほどの効果があるのか疑問に感じはじめています。まずは、地元で生まれ育った若者が、住み続けたくなる地域にしないといけない。進学で地元を離れた若者が、帰ってくることができる地域にしないといけない。

伊那市では、膨大な予算とマンパワーを投入して、移住定住対策に取り組んでいます。
たとえば企業誘致や、都会でのプロモーション。しかし、伊那市の人口は予測を上回るペースで減少を続けている。一度立ち止まって検証すべき時期ではないか。

「仕事がないから若者が帰ってこない」という点については、仕事はある。近年、有効求人倍率は2倍前後で推移しています。「都会に出た大学生が求める就職先ではない」という点についても、そんなことはない。良い企業、働きがいのある企業はたくさんあり、その情報が届いていないだけです。「どうしても都会の大企業がいい」「海外に出たい」という若者は、どんどん羽ばたいてもらったらいい。一度は親元を離れ、都会の暮らしを経験することもとても重要。しかし、都会の暮らしにもデメリットはある。そして、都会の大企業に入ったからといって必ず幸せになれる時代ではない。進路を決める際にそのことを考える機会を、増やすことも必要ではないか。

そして、会社勤めだけが人生ではない、ということも考えてほしい。地方で小さく起業する道もある。農林業や職人の道もある。そんなチャレンジができる人材を育てなければならない。それは、地方が生き残るためでもあり、多様な生き方で一人でも多くの人が本当に生きがいのある、幸せな人生を送ることができるようになるためでもある。

今、地方がやるべきことは、大学進学から大企業への就職を選ぶような横並びの教育ではない、真の人間力を育む教育です。そして、地域の良さと、地域で活躍する輝く大人たちの生き方を見せてあげることや、組織に頼らない生き方や、地域の魅力的な企業を伝えることではないか。

たとえば、地域で生まれ育った若者が高校を卒業するタイミングで、その後もずっと伊那市とつながる仕組みを構築する。メールやSNSという便利でお金のかからないツールがあります。そして、上記のような地元の情報、地域で輝く大人たちの生き方を伝える記事、「新しい店ができたよ」とか、「こんなイベントがあるよ」という情報、地元の魅力的な企業や求人情報を、ずっと送り続ける。そうすれば、大学卒業後の進路を考える際、あるいは30歳、40歳になった頃に必ず訪れる「人生、このままでいいのか」という時期に、「地元に帰ってみようかな」という選択肢につながるはず。

そしてそろそろ、企業誘致で工場を引っ張ってくることや、都会でプロモーションをすることに投じている予算を、地域の若者が住み続けたくなる地域づくり、現役世代に住む場所として選ばれる地域づくりに使わなければならないのではないか。

そうしないと、この人口減少は止まらない。人が減り過ぎれば、街が寂れ、商業施設は撤退し、学校が統廃合され、地区や消防団などの地域活動も維持できなくなる。

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この日のイベントでは、「若者が帰って来るかどうかが、親世代の老後にものすごく影響する」ということも実感しました。相続対策などに取り組んでおられる行政書士による「いま、考えるとき 子どもの就活と親の終活」という講演。

子どもが20歳の頃は、親は「自由に生きろ」「大企業に入れ」と言う。ところが、子供が40歳になる頃には、「帰ってこないのか」「家や畑はどうする」と言い始める。親も、子供も心に引っかかりを持ったまま生きることになる。引き継ぐ者がいなくなった家や畑は、空き家や耕作放棄地の問題にもなる。相続で親族トラブルになる。都会の老人ホームに入るにはお金がかかる。だからこそ、生まれ育った地域で生きていくことがもっと重要視されていい。それは、子供にとっても親にとっても地域にとっても大切なことだ…

そんな内容。目からウロコでした。

この「かみいなシゴトフェス」、自分にとってとても貴重な機会でした。
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会場はすごい熱気。
仕事を探しに…ではなかったけど、「どのブースをお探しですか」と声をかけられた。まだまだ若く見えるのかな??

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お堅い雰囲気はまったくなくて、コーヒーや甘酒の振る舞いも。コーヒーの香りがただよっているだけで、こんなに雰囲気がやわらかくなるのか。

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こちらは、ブースの中で最大組織かな?電子部品製造一部上場のKOAさん。
自然との共生、成長より循環、人と社会の調和…
そのすばらしい企業理念を熱く語っておられました。

ずらりと並ぶ企業・団体のブースで、どの担当者も目が輝いていました。地域には、素晴らしい企業がたくさんある。地域を離れた若者たちに、情報を届けたい。

自分がやるべきことが、また一つ明確になった気がします。
by yagitakuma | 2017-12-30 04:29 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)

気合いを入れて

昼も夜も仕事がパンパンだった12月も、もうすぐ終わります。
今日は皆さん、仕事納めだったかと思います。
役所関係も動きが止まり、明日から昼の予定がなくなる。
あいさつ回りの合間に、ようやくたまった事務作業ができる。ありがたい。

夜の伊那まちは、これからが賑わいのピーク。
30日まで、僕も店で大忙しです。
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しばらくメシもろくに食べられなかったから、気合いを入れるためにカツカレー。
伊那北駅前の「みどり」。
旨い。食べるって、大事ですね。

さて、今年ももう一息。頑張ろう。
by yagitakuma | 2017-12-28 18:53 | 日々のよもやま | Comments(0)

衝撃の俳句作品

先日の夜、とある会議で伊那公民館へ。
ロビーの奥では高校生たちがずらりと座って勉強中でした。受験勉強かな?頑張れ!!
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入り口では市民グループの俳句がずらりと展示されていました。
その中にかなり衝撃の…

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笑ってしまった。
これはすごい。
自由な感じが、すごくいい。
by yagitakuma | 2017-12-24 00:43 | いいね!伊那市!! | Comments(0)

「市長が社長」の弊害噴出、羽広荘の大規模漏水問題。税金1100万円が消えた-12月議会一般質問報告②

12月議会の一般質問のご報告です。2つ目は、市内で宿泊や入浴施設を多数運営する伊那市の第3セクター、伊那市観光株式会社の宿泊施設「羽広荘」で発生した大規模漏水問題。批判ではなく、この問題から見えてくる現場の現状を冷静に分析しないといけない。

民間ではありえない対応の遅れ。しかも市民にも議会にも隠して税金で損害を穴埋めしていた。
市長が社長であることによる弊害は明らかで、現場の職員はどうしていいかわからない状態ではないかと感じます。

まずは、議場での答弁で明らかになった一連の経過から。

・平成27年8月、水道検針で漏水の疑いが発覚
・平成28年6月に漏水箇所を特定し修理を実施(←10カ月間放置)
・その後も別の場所から漏水が続き、修理を繰り返す
・施設の管理運営を同社に委託している市への相談は、28年12月。同社社長である市長への報告も同時期(←漏水発覚から1年4カ月)
・29年7月に漏水が完全に止まる
・その間の水道料金は、26年が416万円→27年が882万円→28年が1600万円
・発生した損害を穴埋めするために、同社から伊那市の予算に入るはずだった「施設使用料」約1600万円を約1100万円減額した

という流れです。
要は、結果として市民のために使われるはずだったお金約1100万円が消えてしまった。しかも市民にも議会にも報告がなくこっそりと、です。

建物が老朽化しており、対応が難しかったことは事実だと思います。
しかし、漏水の疑いが出てから最初の対応まで10カ月かかり、市への報告も1年4カ月後。
現場の対応の遅れは問題視されるべきですが、同時に市長が社長を兼務しているために責任者が現場にいないという問題が最も大きいのではないか。

しかも、「漏水で大赤字になってしまったから、施設使用料を減額してください」という交渉を、白鳥孝社長が白鳥孝市長にお願いしている。これではまともな判断ができるはずがない。

今回、議場でこの問題を取り上げた際、答弁のほとんどが商工観光部長からでしたが、本来、市の担当部長は、市の側に立って、同社に対する施設使用料の減額が適正かどうかを判断すべき立場であるはずです。でも、上司の市長が社長だから…

このような問題は、過去にも監査等で何度も指摘されているようですが、まったく進まない。3セクとはいえ、稼げる施設は稼いでもらわないと、いつまでたっても市民の税金が出ていくだけです。そして、きちんと方向性を示して結果を出す組織でないと、現場の各施設の職員もどうしていいかわからないはず。今の状態は誰も幸せにならない。

市長はこの問題に対しては常に、「市民への福利厚生の役割もあり、民間の視点だけでは判断できない」と繰り返していますが、市内では民間の宿泊施設や入浴施設の廃業や県外資本への売却が相次いでいます。民間は潰れて、民間からの税金で運営されている3セクだけが生き残る構図は明らかにおかしい。

一刻も早く、黒字を目指す施設(山小屋など)と、赤字でもよい市民の福利厚生施設(入浴施設など)とを分離し、「市長が社長で社長が市長」の状態を解消し、市から独立した組織にすべきです。白鳥市長が2期8年の間、なぜこの問題を放置してきたのかが、まったくわからないのですが…
by yagitakuma | 2017-12-21 01:53 | 白鳥市政の問題点 | Comments(1)

12月議会一般質問報告。子育て世代よ、声を上げよう。

12月議会の一般質問、文字起こしができたので内容をご報告します。1つ目はママたちの「こんなのあったらいいな」について。

八木の提案は、
①「雨の日に子供が思いきり遊べる場所が必要ではないか」
②「子連れで入れる店の情報をまとめてみてはどうか」
③「子供の成長過程で担当する課が異なる現状を、ワンストップで対応できるようにすべきでは」
という3点でした。

市側の答弁は、
①については「ニーズを聞きながら検討する」
②は「平成19年作ったマップがある。今後アップデートしたい」
③も「検討したい」

とのことでした。子育て関連のテーマは取り上げる議員が少ないため、これからニーズをきちんと判断しながら議論を重ねていきたいと思います。

感じたのは、「当事者がきちんと声を上げないと何も前進しない」ということ。
子供は選挙権がなく票にならないため、親世代がきちんと声を上げる必要があります。親世代は忙しいため政治的な勢力にはなかなかなれない現状がありますが…
そこで諦めたら、高齢者の声ばかりが通る日本の「シルバーデモクラシー」はいつまでたっても変わりません。

議事録は、下記に掲載しておきます。
今回取り上げることになった経緯も再掲しておきます↓
12月議会一般質問。1つ目のテーマはママたちの「こんなのあったらいいな」からhttp://yagitakuma.exblog.jp/28501350/

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4番、八木択真です。私は今回、3つのテーマ・問題について取り上げます。
1つ目は、「現場の声からママ支援の充実を」というテーマです。
子育て支援が人口増・人口維持に効果的であることは、ここにおられる皆さんも共通認識であると思います。今回提案したいことは、2つあります。1つ目は「雨の日に子供が思いきり遊べる場所を整備すべきではないか」、ということ。そして、「子連れで利用できる飲食店の情報をまとめることができないか」という2点です。

きっかけは、先月伊那市創造館で開催された「伊那谷ママまつり」でした。この催しは、楽しく自由に子育てできる地域づくりを-という目的で、地域のママたちが初めて企画しました。会場ではお母さん向けのメイクやネイルの体験ブースや、子供服のフリマなどのブースが並び、子育てや仕事をテーマとしたトークライブもあり、なかなかの盛り上がりでした。

会場で私が注目したのは、来場者が「こんなのあったらいいな」ということを紙に自由に書いて、ペタペタと張っていくボード。たくさんの要望がありましたが、特に目立ったのが、先ほど申し上げた2点でした。現場でお母さんたちに話を聞いてみました。

雨の日に遊べる場所を、という声ですが、伊那市には小学校に入る前後、幼児ではなくある程度大きくなったお子さんが思いきり遊べる屋内施設がない、とのことでした。幼児がいる場所では危なくて思いきり走り回ることができず、「雨が続くと、遊ぶ場所がなくて寝ついてくれない」といった悩みがあることがわかりました。加えて、幼児と小学校に入る前後の子供が両方いる場合は一緒に遊ぶ場所がない、とのことでした。

調べてみると、伊那市では幼児と母親が対象の「子育て支援センター」は市内5カ所にあって充実していますが、たしかに小学校就学前後の年代の子供たちが雨の日に屋内で思いきり遊べる場がありませんでした。このニーズは保育園や小学校が休みの日が中心になると思いますが、土日は子育て支援センターもお休みです。そこで、このような場所を市として整備することはできないか。富県や美篶の子育て支援センターなら、かつての保育園を活用しているためスペースもあります。それほど費用をかけずに、子供たちが思いきり遊べる場所の整備は可能と考えるが、まずはこの点について市の見解をお聞きします

【市長】
子育て支援センターは、5か所あり、相談なども受けられる。富県、美篶は旧保育園だが、未就学児とその保護者を対象とした施設。小学生との併用は難しいのではないか。だだ、保護者のニーズも聞き検討する。私見ではあるが、雨の日は雨の日の遊び方もあるので、そういった提案もできるのではないか。

【八木】
自分が子供の時は、雨だからと言ってどこか特別にいったわけでないが、子育ての様子は変化している。ママ祭りの声だけで全てのニーズを網羅しているわけではないので、ニーズがどのくらいあるか検討してほしい。

では次に進みます。「こんなのあったらいいな」のもう一点ですが、「子供を連れて行ける飲食店の情報がほしい」との声もたくさん出ていました。市として、子連れで利用できる店の情報をまとめてみてはどうでしょうか。店と母親双方のニーズをつなげることで、地域の商業・経済の活性化にもつながると考えますが、見解をお聞きしたい

【保健福祉部長】
「長野県子育て家庭優待パスポート」があり、18歳未満の子供がいる家庭はサービスを受けられる。(注:市内にはほとんど使える店がないようです)
平成19年に子育て支援センターと一緒にマップを作成し、子供を連れて行ける公園や飲食店の情報をまとめた。今後、商工と連携してアップデートしていきたい。

【八木】
平成19年から飲食店も入れ替わり状況が変化している。また、ママ祭りでは、誰もこの存在を知らなかった。インターネットも発達しているので、どの様に進めていくかも含めて検討結果をフィードバックして欲しい。

最後にもう1点お聞きしたい。現状の伊那市の子育て支援策は、子育て支援課による「未就学児とその母親への支援」が主となっています。しかし先ほど申し上げた2点の要望だけを見ても、求められているのは未就学児とその母親への支援だけでなく、教育委員会や商業の部門まで横断的な対応が必要なことがわかる。幅広いニーズの声に応えるために、ワンストップで子供と子育ての支援に関する横断的な対応ができる仕組みを整えることを検討してはどうか。市長の見解をお聞きしたい

【市長】
子育てに関わるニーズは年齢も幅広く多岐にわたる。保護者も含めて、柔軟に、市の組織や関係部署と連携をとって検討を進めていきたい。

【八木】
他市町村では、幼児から小中高まで、ひとくくりにして対応部署を作っているところもある。子育て中の母親が求めている子育て支援策は幅広く、そして子育て中の母親は多忙で余裕がなく、その声を行政に届けることが難しいということもわかりました。子育てに優しい街というイメージを大切にするためにも、ぜひ力を入れていただきたい。
by yagitakuma | 2017-12-19 17:35 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)

工場用地は売れたが、市民の税金3億7900万円が消えた。しかも反省なく、今後も続けるとの方針…

12月議会、18日(月)は僕が所属する経済建設委員会が開かれました。
議論があったのは、企業誘致のため市が保有していた土地の売却に関する議案。
伊那市美篶の「上ノ原工業団地」で長く塩漬けとなっていた約2万9000㎡の土地が、工場用地として売却が決まりました。

この土地は、平成18年に市が購入し、当時購入と造成等にかかった金額は6億5900万円でした。10年を経て地価が下落し、今回の売却価格は約4億円。加えて、買ってくれた企業に補助金として土地代金の3割、計1億2000万円を工場操業後に交付するため、実質2億8000万円での売却となります。

市民の税金6億5900万円を投入し、2億8000万円で売却
その差額、3億7900万円が消えたことになる。

企業誘致は、白鳥孝市長が副市長時代から最重要施策として進めてきました。その最大の目的は、「雇用を確保して人口減少を食い止める」という点だったはずですが、工場は増えたけれど人口は市の推計を上回るペースで減少が続いています。これまでの企業誘致は本来の目的には結びつかなかったことは明らかです。

前回9月議会で指摘しましたが、人口減少の大きな要因は、大学進学で都会に出ていった若者が帰ってこないことです。企業誘致でいくら工場が増えても、これらの若者が希望する雇用の受け皿にはなりません。明らかにミスマッチが生じている。

10年間におよぶ企業誘致施策で、伊那市は用地取得や造成等で65億円の巨費を投じ、用地が売れて返ってきた総額は40億円です。その差額、25億円。

この25億円を、子育て支援に集中投資していれば、これほどまでに人口が減ることはなかったのではないか。
この25億円を起業・創業支援に投入し、地域ならではの産業を育てた方が、はるかに強い雇用の場を創ることができたのではないか。

現場で奮闘している企業誘致担当の職員の方々を想うと、疑問を呈することに心苦しさを感じます。でも、これまでの企業誘致施策の効果をしっかりと検証することなく、白鳥市長は今後も用地を買ってさらに推進する姿勢を示している。

企業誘致の効果をしっかりと検証することもなく、他の産業振興の方策を議論することもなく、さらに企業誘致を進めることには、まったく賛成できない。
この地域ならではの産業を育てることに重点を置くべきです。
by yagitakuma | 2017-12-18 23:46 | 闘う議員日記 | Comments(0)

要望だけでなく、無駄をチェックできる議会にならないと

伊那市議会12月定例会、金曜日に3日間の一般質問が終わりました。僕も最終日に出番を終えましたが、その内容については文字起こしが終わり次第ご報告します。

平成26年4月に議員となって以降、15回の定例議会を経験し、毎度他の議員の一般質問を聞いていて感じることがあります。
各議員から「〇〇をやってほしい」「〇〇が必要だ」という提案・要望が多々出されますが、どれも実現するためには予算も人手も必要。予算もマンパワーも限りがあり、あれもこれもはできません。しかし、「この事業はやめるべきだ」「この事業は無駄ではないか」という議論・提案はほとんどありません。

議会は市民からの要望を伝える場ではありますが、市政全般を俯瞰的に見て、無駄がないかをチェックすることも重要なのですが…。市長が進める施策に対して「これは無駄ではないか」と指摘することは、根拠もデータも必要で、とても大変なことです。でも、それができなければ議会の存在価値はありません。

徹夜に近い状態が続き、週末はありがたいことに店も忙しく、かなり消耗しました。
この後の各委員会の議論を含めて、また詳しくご報告します。
by yagitakuma | 2017-12-17 01:10 | 闘う議員日記 | Comments(0)

パンとアルプスと名水と。この贅沢、やめられない

議会の昼休憩に、車で10分ほどの「とみがたベーカリー」へ。
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入り口からの中央アルプスが絶景。天竜川の西側からの南アルプスの眺めも好きだけど、ここは伊那の里で最も迫力あるアルプスかもしれない。

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のんびりとした空気の店内でパンを買い、近くの名水でドリンクをゲットし、
輝くアルプスを眺めながら車でムシャムシャとかじる。

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久々に塩パンにありつけた。旨い。

ほんの30分、わずか数百円で、この贅沢。伊那はやっぱりすごい。
この日常の豊かさを、もっと多くの人に知ってほしいものです。

やばい、時間だ。
さーて、再び議場へ。
by yagitakuma | 2017-12-14 13:14 | 日々のよもやま | Comments(0)