先週は、12日に投開票された佐久市議選の応援に。全国若手市議会議員の会の大先輩、小林貴幸さんの6期目に向けたお手伝いをしてきました。
初のカラスボーイ(ウグイス嬢の男性版です。なぜこんな呼び名なのかw)を経験させていただき、小林さんも2位で当選!期待しています!!
6人オーバーの激戦で、地区や団体等の地盤がない方は厳しい結果となったことと思います。落選は経験した者にしかわからない辛さがありますが、それでも皆さん数百の得票があり、落選という結果だけに目を向けるのではなく「応援してくれた人がこれだけいたんだ」と、前向きに、自分を労ってほしいと思います。経験者談です…
一方で、同日行われた県内各地の町村議会議員選挙では無投票が相次ぎました。議員報酬の額の関係もあるかと思いますが、町村議員選と比較して市議選は一気にハードルが上がり、思いや熱意だけではなかなか当選できない現実があります。
地元の議員の引退による後継指名を受けたり、PTAなどの団体に強いつながりがあったりと、何らかのまとまった支持基盤が必要です。
数人で争われる国政選や首長選と違い、有権者としては20~30人の候補者の中から1人を選ぶのはかなり大変なことで、「際立った経歴がある」もしくは「知ってる人だから」のどちらかに引っかからなければ、そもそも投票に行ってもらえないことも多いのです。
私は過去には、「議員選に出たい」という相談を受けると、ほぼすべての人にアドバイスして後押しをしてきました。しかし、結果については厳しさを目の当たりにすることが多く、安易に後押しをしてきたことに対して反省もあります。
選挙は魔物であり、落選しない方法は「出ないことです」に尽きますが、安パイな勝負しかしない政治家だらけになればこの衰退傾向の日本社会は前進しない、とも強く感じます。
上記のような厳しさを知ったうえで、それでも挑戦する方が出てくることを切に願いますし、その際は応援したいと思います。
伊那市も来年4月に市議会議員の改選を迎えます。