先週から実家の犬、ワンサが危篤状態になっていました。
僕が高校2年のときにもらわれてきた弟分。
母がハスキー、父不明の雑種犬。
大型犬としては超長寿の17歳6か月。
やさしく整った顔立ち。
おかんの愛情を一身に受けてわがまま放題でしたが、帰省すればいつも家族の中心にゴロンと寝ころぶような、とてもとてもかわいいヤツでした。
なかなか関係がうまくいかなかった八木家で、ずっと家族の絆をつないでくれていました。
これは7年くらい前。散歩途中に撮ったお気に入りで、携帯の待ち受けやlineの自分の代わりの画像として使ってます。かわいい。
移住して多忙だろうと気遣っておかんは連絡してきませんでしたが、1週間前から突然ごはんを食べなくなり、立ち上がることもできなくなったそうです。
数年前から目も見えず耳も聞こえず、もう長くはないことはわかっていた。
実家を出てすでに16年。おかんに比べればワンサへの愛情は薄くなっていると思っていた。
でも、もうすぐいなくなることを思ったとき、浮かんだのは「うちの家族関係は、あいつにずっと助けられてきたんだ」ということでした。今いかなければ絶対に後悔する。
やるべきことが山ほどある中で迷いましたが、金曜日の晩に高速を飛ばして大阪へ向かいました。
なぜか僕の学ランがお気に入りで、よくもぐりこんで寝ていました。
高校時代の僕と。
この写真は新聞の上で複写してきたんですが、左のアイドルっぽい女性はたまたま広げた面に載っていた沢口靖子さん。
僕の高校(泉陽高校)の先輩です。在学当時のセーラー服姿だ。かわいい。
どうでもいいですね(笑)
時には家族のオモチャに。
昨日の未明に旅立ちました。
僕の存在に気づいてくれたかどうかはわからなかったけど、
最後に会えてよかった。
ありし日の写真を目にすると、つらい。
こんなに大きな存在だったのか。
いまはただ感謝です。