アルプスをつなぐ街で~八木たくまの伊那日記

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絶望から希望へ。八木家が犯罪被害者に②

姉が被害者となった堺市西区の重体ひき逃げ事件。

昨晩はこれまで生きてきた中で最も辛い夜でした。
でも、今日は希望も見えてきました。

今後同じような被害や事故に遭われた方々の参考になればと、両親+3人きょうだいの八木家の闘いを記録しようと思います。

発生から2日目の昨日は丸一日、カルテを手に病院から病院へと大阪を走り回っていました。主治医以外の他病院の医師に、「他に治療方法がないのか」を聞く、いわゆる「セカンドオピニオン」のためです。

姉が入院している堺市立総合医療センターは、高度救急医療を担う「3次救急」に指定されており、ハイレベルであることは理解しています。でも、主治医の説明は「厳しい」。到底受け入れられず、わらをもすがる思いで、「他の病院をあたってみよう」となったんです。

でも、病院も休日態勢の週末。土曜の夜から動き始めましたが、「夜間は無理」「休日は無理」と断られ続け、昼過ぎになってようやく近大付属病院で専門医に相談することができました。

ひき逃げであることを伝えると、先生は心から寄り添うように「本当に無念でしょう…」と。その瞬間、それまでこらえてきた感情があふれて…。そのあと、丁寧に、丁寧に、姉の現状を説明してくれました。でも、やはり「厳しい」との見解。

絶望でした。涙を振り払いながら姉の病院まで戻りました。もう、あきらめようかと思いました。でも、それを家族に説明することもできない。翌日もう一回だけ別の病院をあたることを決め、付き添いは上の姉に任せ、心に抱え込んだまま一人で車の中で寝ようとしました。
寝れるわけがない。悪い事態のことが、追い払っても追い払っても脳裏に浮かび、涙が止まらない。
長い夜でした。

朝イチ、最後の望みを託した脳神経外科病院で、この分野で著名な理事長医師の説明を聞き、かすかな希望が。「まだ若い。回復の可能性はある。今の病院と主治医を信じて任せて、回復の兆しが見えてきたらまた相談に来てください」と。

可能性があるなら、希望があるなら、人は強く頑張れるもんなんですね。急いで病院に戻り、家族4人集まってこのことを伝え、「長期戦になるけど、頑張り抜こう!!」と心を一つに。

いつか、これを読んでくださる同じような境遇に見舞われたご家族に伝えたいこと。
「あきらめず、納得できるまで、何度でもセカンドオピニオンを」ということです
医師によっては、可能性を口にしてくれる方もいるかもしれません。希望があれば、家族は頑張れます。そして、家族の頑張りは本人にも必ず伝わるはずです。数日や数週間で、奇跡をあきらめるべきではない、と思います。

泣いてばかりの2日間でした。皆さんからの数々のメッセージをみて、また泣いて泣いて。でも、今は前を向いています。

これから、いったん伊那に戻ります。夜の経済建設委員会の意見交換会に出席して、また明日姉の元へ走ります。

励ましの言葉、本当に本当にありがとうございました。
頑張ります!!!

by yagitakuma | 2016-02-15 15:24 | 八木家が犯罪被害者に | Comments(2)
Commented at 2016-02-15 18:39 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by とよ at 2018-02-26 23:40 x
ごめん、知らず…ほんとに素敵な人だった