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アルプスをつなぐ街から~八木たくま日記

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「賢明な判断」か、「当然の判断」か。「全議員で式典出席出張へ」の方針が変更に

今週金曜日に、議会事務局から届いたFAX。
「新宿区との友好都市提携10周年記念式典への対応について」。
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伊那市と新宿区は友好都市提携を結んでおり、その10周年記念式典が9月に新宿区で開催されます。この式典に伊那市議会として、これまでは「全議員で参加する」という方針が示されていましたが、「正副議長や委員長だけに人数を絞りました」という変更の通知でした。

友好都市や姉妹都市への礼を尽くすことは、もちろん重要です。しかも新宿区は、国内で友好都市提携しているのは伊那市だけです。でも…

昨年から「全議員で行く」という説明を受けていて、「全員で、というのは市民の理解を得られないのでは」ということを会派内で主張してきました。「日帰りで」との方針になってからも、やはり全員で行く意味は薄いのでは…と思っていました。
今回の変更は賢明な判断だと思います。

舛添豪華出張問題に揺れた東京都議会で、都議団が大挙してリオ五輪視察に行く方針がクローズアップされ、結局取りやめになった経緯が記憶に新しいところです。
以前、視察報告を書いた際に、「民間なら全員で視察することなどありえない。最少の費用で最大の効果を出すことを考えると、代表者が行って結果を共有すればよいだけのこと」との指摘がありました。その通りだと思います。

どこの議会も、いまだに「視察も表敬も全員で」といった風潮が主流ですが、市民の視線は厳しい。関心が低いから誰も文句を言わないんでしょうけど、「その公費出張、どれだけ効果があるの??」との問いを常に意識する必要があります。

それは、我々議員も、市長も、市の職員も、税金を使うなら当然持つべき感覚です。

今回の変更の経緯はまだ詳しく聞いていませんが、どんな議論があったのか週明けに聞いてみたいと思います。
by yagitakuma | 2016-08-05 23:35 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)