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アルプスをつなぐ街から~八木たくま日記

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市民の本音が、議会を引き締める。市民と議会との意見交換会から

一昨日開催された第2回「市民と議会との意見交換会」。初回と比べて参加者が減る、という全国的な傾向(?)を覆し、多くの市民の皆さんが集まってくれました。まずはご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。来週22日、23日にも開催されますので、よろしくお願いします(..)
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僕は経済建設委員会のワークショップで、「商工・観光」のグループでファシリテーターを務めました。今日の地元紙朝刊の記事の写真はいずれも、なぜか僕がいたグループ。いちばん活発な議論だったということかな??
僕自身もとても勉強になる、有意義な時間でした。

他の委員会の議論を聞くことはできませんでしたが、記事を読んで感じたことは、「2回目となり、子育て世代の本音が出るようになってきたのでは」ということです。

記事によると、最も痛烈な意見が出ていたのは、「子育てしやすいまちづくり」をテーマとした社会委員会の分科会。
伊那市が月刊誌のランキング調査の「子育て世代にぴったりな田舎部門」で全国1位に選ばれたことについて、市民から「現場の実感とかけ離れている」「保育園の統廃合が持ち上がっている地域が移住先に選ばれるのか」との意見が出たようです。

「財政健全化」を錦の御旗に、保育園や給食施設の統廃合を推し進めてきた伊那市。「次代を担う子供たちへの予算は削るべきではない」ということは僕も議会で再々指摘してきたことでしたが、議会全体の反応としては薄いものでした。
市の施策に「何でも賛成」の議員でも、このような場で子育て世代のナマの声を聞けば考えが少しは変わるのではないかと思います。僕も議会内で努力しますが、みなさんもこの機会をぜひ活用していただきたい。今回は保育園の統廃合問題を抱える高遠地区でしたが、市の中心部で開催される来週2会場では、どんな意見が出るのか注目しています。


さて、僕が担当させていただいたワークショップ。商工・観光のグループは参加者全員が高遠地区の住民の方々で、高遠の商業と観光について議論が集中しました。
地域の衰退を憂う中で、今後の高遠がどうあるべきか、選択肢のひとつが見えた気がします。
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高遠のイメージについては、
・品格を感じさせる地
・心なごむ場所
・藤沢谷の日本の原風景はすごい
・落ち着いた大人の雰囲気
等々、共通した印象のキーワードが出ました。

ほかにも「散策の街・高遠」「古本文化が根付いている」「自転車に適した町」など、しっとりと楽しめる場所だ、というイメージをみなさんお持ちだということがわかりました。

「蔵」「散策」「古本」「サイクリング」…。これらの要素を活かせるように環境を整備し、これからの街づくりのイメージを住民が共有できれば、高遠城址公園の桜だけでない魅力が打ち出せるのではないでしょうか。まずは地域で認識を共有することが重要。そして、散策ルートの整備や、魅力的な店が増えるような新規出店補助を行政が担う。それを後押しするのは、もちろん議会です。
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印象的だったのは、参加者の一人の「子供たちのために、今やらないといけない」との言葉でした。本気の住民が増えれば、街は少しずつ変わっていくはずです。

今回出た意見は今後委員会内で検討し、行政に提言していきます。

この意見交換会は、来週も予定されています。
●8月22日(月曜日)伊那公民館2階講堂
●8月23日(火曜日)生涯学習センター「いなっせ」6階ホール
時間はいずれも午後7時から午後9時まで。僕は次回も「商工・観光」のワークショップを担当します。

「とりあえずのぞいてみようかな」くらいのノリで、気軽に来てみてください。
by yagitakuma | 2016-08-20 23:25 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)