人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アルプスをつなぐ街から~八木たくま日記

yagitakuma.exblog.jp
ブログトップ

議会は「創造」ができるのか??議論が低調な地域創生特別委員会

今日は、午前中はメール、連絡、メールメール…。午後は打ち合わせ、打ち合わせ、打ち合わせ…。合間に9月議会の資料を読み込み、頭がパンパンになっております。脳ミソの容量アップができないものか。

昨日は、議会の特別委員会「地域創生対策特別委員会」がありました。議長が設置し、「地域創生につながる施策を議会から」との目的ですが…。

「どう進めていくか」ということから始まった、イチからの議論。しかし議論にもならない沈黙の時間が多いです。市が出してくる予算案や条例案を審議することはできても、ゼロから政策を創り上げる機会が少なかった地方議会にとって、難しいことなのかもしれません。

前々回の会議で、「とりあえず各議員が活動の中で感じている『今の伊那市にはこれが必要だ!!』という項目を持ち寄りましょう」と提案し、各議員で出し合いました。
「観光振興」「人口増推進」といったきわめて具体性に欠けるものしか出さなかった議員もいましたが、今後各議員が出した案をたたき台に、議論が進みます。

議場以外で地域づくりに取り組んでいると、伊那市に足りないものがたくさん見えてきます。とはいえ、この特別委員会は平成30年度予算に反映させることを目標としているので、具体的な施策でないと実現は困難と考え、僕からの提案は「若い世代の声を吸い上げる仕組みづくり」と、「民間のビジネスを育てる」という2点に絞りました。

いま地方に必要なのは、若い世代を支えることと、民間が仕事を生み出すことに尽きると考えています。そのための仕組みづくりをこの特別委員会で実現できるよう、議論をリードしていきたいと思います。

僕がこの特別委員会で提出した案を抜粋して、こちらに。
みなさんからの提案もお待ちしております!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
地域創生対策特別委員会活動テーマ 八木

●若い世代の意見・要望を吸い上げる仕組みづくり
地区や民生委員、各種団体から継続的に要望できる高齢者世代に比べて、若い世代は市政に声を伝える術が少ない。若い世代の要望を聞く場を設け、各種若者団体との意見交換を予算編成に生かすことを、議会全体で取り組むべき。

●民間のビジネスを育てる仕組みづくり
地域を元気にするのは、ビジネスしかない。地域の特性を生かし、地域課題を解決する「半公益のビジネス」をいかに育てるかが重要。「起業・第二起業」の市民参加コンペを実施し、上位の案については初期費用を自由度の高い補助制度で援助する。

●民間の取り組みを育てる仕組みづくり
地域を元気にするのは、民間で社会問題を解決する自発的なプロジェクト。しかし本業を持ちながらのプロジェクトは負担が大きい。事務局要員さえいれば大きく前進する可能性があり、「地域を元気にするプロジェクト」の市民参加コンペを実施し、上位の案については事務局要員として市職員を派遣するか、地域おこし協力隊を活用する。職員のトレーニングにもなる。

●社会課題を解決するビジネスを育てる仕組みづくり
社会課題は、ビジネスとなりうる。例えば「放置人工林」と「観光」を組み合わせた「間伐ツアー」など。ビジネスとなりうるが、すぐに自立するほどの収益を上げにくい。これらのビジネスを民間に委託し、自立するまでの最初の数年については行政が支援する。

●これらの施策のための財源・人員を確保するために、事業評価特別委員会と連携する
by yagitakuma | 2016-08-31 23:44 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)