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アルプスをつなぐ街から~八木たくま日記

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議決前広報問題は、市長の陳謝で一件落着。9月議会閉会。ゴミ減量の工夫もご紹介。

9月議会が終わりました。
昨日お伝えしたゴミ処理関連の条例改正の「議決前広報フライング」の件(→「明日は9月議会最終日。ひと悶着ありそうです」)、やはり最終日朝イチの議会運営委員会で問題となりました。
本会議の冒頭で市長が陳謝することで手打ちとなり、一部議員は「議会軽視だ」と反対しましたが、賛成多数で通過しました。

市側の釈明は「市民生活に重要な内容であり、すみやかな広報が必要と考えた」とのことでしたが、議会=市民の同意の前に進めることは明確なルール違反です。とはいえ…

他の議員には「八木君も反対するかと思った」と言われましたが、ゴミ処理費用の値上げとなる条例改正の内容自体は賛成の立場です。ゴミの減量は各自治体の財政にも直結しますし、減量に努力する人と「面倒だから」と努力しない人が同じ負担であるのは、不公平だと考えるからです。

市民生活に直結するので、ゴミ処理制度に関する今回の改定内容をもう一度。

来年10月から指定ごみ袋のサイズや料金が変わる内容です。
主な変更点は、
・可燃ごみの指定ごみ袋が、「大・小」の2種類から「大・中・小」の3種類になる
・手数料が「大・小とも30円」から「大50円、中40円、小30円」に
となります。粗大ごみの処理を含め、実質値上げです。

加えて、不燃ゴミと粗大ゴミを直接持ち込めた鳩吹クリーンセンターが、老朽化のため来年3月末で操業を終え、箕輪町のクリーンセンター八乙女への搬入となります。
少し遠くなるため、上伊那南部の自治体では不満もあるようですが。

ゴミの減量は、それほど難しいものではありません。
無駄な買い物をしない等はもちろんですが、分別の癖をつければ、かなり減ります。
ここでコツをご紹介。

まずは買い物かごを用意。
最近はどこのスーパーでも食品トレーやペットボトル、空き缶、新聞や段ボールの回収を行っているので、買い物の際にカゴに入れて持ち込む。慣れたらそれほど面倒じゃないですよ。レジ袋の削減にもなります。

各地区の資源ゴミ回収は月1回程度なので不便もありますが、スーパーでの回収を利用すればかなり楽です。

金属類や雑紙類も、産廃業者に持ち込めば買い取ってくれます。
ビン類は、街の酒屋さんを利用すれば、買ったものは引き取ってくれるところが多いです。

と、まぁ皆さんもすでに実行しておられるようなありきたりなやり方ですが、これで市が回収するゴミはかなり削減できます。分別が不要な都会暮らしを経験した方は面倒に感じるかもしれませんが、限られた予算をゴミ処理ではなく未来への投資に使うためにも、みなさんにもご努力をお願いしたいところです。

今回の「議決前フライング」は、市側が議会対応に緊張感を持っていないことが原因であるように思います。きちんと緊張関係を持たないと、本来のチェック機能は果たせません。議会側も考える必要があると感じました。

さて、そろそろ寝よう。
おやすみなさい。
by yagitakuma | 2016-09-28 03:14 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)