アルプスをつなぐ街で~八木たくまの伊那日記

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ある柴犬の記事に泣いた朝。

僕はけっこう涙もろい性格なんですが、今日は朝から泣けました。
朝日新聞社会面のコラム「窓」。
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東日本大震災で被災した福島県で、仮設住宅で暮らしていたご夫婦と柴犬の「文太」と、文太がきっかけで続いた愛知県内の高齢女性との交流の話でした。

記事の内容は、
震災直後、避難所で記者に向かって吠えている文太と、優しい眼差しの飼い主の写真が紙面に載ったことをきっかけに、半世紀前の伊勢湾台風で飼い犬を見殺しにしてしまった経験がある高齢女性が文太に会いに行き、その後もずっと交流が続いていた。文太は今年11月に17歳で旅立ち、ご夫婦が「文太のおかげで、優しい人たちに出会えたね」と、こたつで晩酌しながら今も語り合っている
という内容でした。

温かく、少し寂しく、でも人のやさしさに嬉しくなるような記事。

僕は紙の新聞が好きで、今も地元紙・全国紙4紙に毎日目を通していますが、いつもこの朝日新聞の「窓」が、いちばん印象に残る。派手な記事でも、特ダネでもないけど、このような社会と人々の息遣いを伝え、記録するような視点が、ジャーナリズムが最も大切にしないといけないことだと思う。

最近は、このような記事がめっきり減りました。どこの新聞社も記者の「現場力」が落ちてきているのかもしれない。人々の小さな喜怒哀楽に共鳴するような、「足で稼ぐ仕事」ができていないのかもしれません。

議員の仕事も、新聞記者と同じです。
人に会い、身近な課題を解決し、小さな喜怒哀楽から社会のあり方を探っていく。
そんな日々の活動が、とても大切だと思う。

政治は権力であり、だからこそ小さな喜怒哀楽に耳を傾けないといけないと思う。
それが、平和で優しい社会の実現につながっていくんじゃないかな。

そんなことを思った年の瀬の朝でした。

今日は仕事納め。「はしば」をみんなで大掃除し、グチャグチャになっていた事務所を片付け、自宅も掃除し…。先ほど終了。無事に年が納まりそうです。

多くの方々に支えていただいた一年でした。
今年もいろんなことがありました。
関わってくださったすべての皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。

新しい年が、一人でも多くの方が「いい一年だった」と振り返ることができるような年になることを、心から願っています。

皆さま、どうかよい年をお迎えください。
また来年もよろしくお願いします。

平成29年12月31日
八木択真
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by yagitakuma | 2017-12-31 16:46 | 日々のよもやま | Comments(0)