アルプスをつなぐ街で~八木たくまの伊那日記

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選挙って、大変だけど楽しい。盟友の応援に駆け付けた佐久にて

皆さんは「選挙に立候補する」というと、どんなイメージをお持ちでしょうか。
「めっちゃ大変」
「お金がかかる」
「変人がやること?」

まあ、どれもハズレではありませんが(笑)、大変だけど楽しいものでもあります。

昨日は、東信の佐久市へ。
4月の長野県議選に出馬する大井岳夫さんの応援で、政策リーフレットのポスティングに駆け付けました。夜明け前に伊那を発ち、峠を越えて約2時間。信州は広い。
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早朝の強烈な寒さの中、妻と、共に大井さんを知る北原先輩とともに3人で駆け付け、大井さんとパチリ。
大井さんは佐久市議を3期務め、僕にとっては「全国若手市議会議員の会」(ワカシギ)の先輩です。

出会いは1年前。
伊那市長選に向けて活動していた当時、僕のためにはるばる伊那までポスティングに駆け付けて下さったんです。僕は、ワカシギは誘われて籍だけ入れてあったものの、一度も活動に参加したことがない幽霊会員だったのに…

会ったこともない僕のために事務所に「手伝えることがないか」と連絡をくれて、ポスティング隊の集合場所にさっそうと現れて、ササっとランニングシューズに履き替え、バババっと配りまくってくれた。爽やかで優しい物腰で、かつ政治への使命感と強い意志が伝わってくる、強烈な印象でした。

落選後、それまでの幽霊状態を反省して若市議の活動に参加し(元職も会員です)、一緒にひと晩酒を酌み交わし……惚れてしまったんです。

そんなわけで、昨日のポスティング。
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抜けるような晴天で、浅間山が絶景でした。

ポスティングはいい運動になるし、いかに早く終わらせるかの頭脳戦でもある。皆でやれば、とても楽しいもんです。そして、いろんな家々を回ることで、人々の生活を生で感じることができる機会でもあります。

自分の選挙でも、本当にたくさんの方々に助けてもらったなぁ…と感謝しながら、半日走り回りました。

候補者の大変さはよくわかるので、ご本人とは最低限のやり取りで、バババっと活動して引き上げてくる。本気の同志だからこそ、言葉にしなくとも相通ずる連帯感がとても心地よく、そんな方々との出会いや助け合いも、この世界の醍醐味なんです。

どうでしょう?選挙の楽しさが少しは伝わったでしょうか??
まあ、公には書けない大変なことも、あんなこともこんなことも、もちろんありますが(笑)

皆さんも、機会があればぜひ選挙に、政治に、関わってみてほしいと思います。
そして、選挙にチャレンジする人がいれば、僕にできることがあれば応援に駆け付けますよ!
連絡はこちらまで→takuma.yagi.ina@gmail.com

寝不足と長距離移動もあってくだびれましたが、良き休日でした。
# by yagitakuma | 2019-02-18 13:23 | 八木たくまの活動日記 | Comments(0)

おそらく、最後のご報告になります。八木家が犯罪被害者に(28)

今日は僕の姉、八木伊世の3回忌でした。

3年前の2月13日未明、自転車で帰宅途中に飲酒運転と思われる乗用車にひき逃げされ、意識不明のまま3日後に力尽きました。
姉が旅立った時間の、寒く、悲しい色に染まっていたあの日の大阪の空を、昨日のことのように思い出します。

姉をはねて逃げ、飲酒の事実を否定し続けた川崎愛元受刑者は、2年8カ月の刑を終えて昨年11月に出所したそうです。

そして八木家の闘いは先月、終わりました。

これがおそらく、最後のご報告になります。

これまでの経緯はこちらに記録してあります。↓
「八木家が犯罪被害者に」https://yagitakuma.exblog.jp/i17/

刑事裁判が終わってから、我々八木家は民事訴訟を起こしました。
飲酒ひき逃げの逃げ得を許さない社会にするために。
名目上は損害賠償請求訴訟ですが、刑事裁判で認められなかった飲酒の事実を明らかにし、最高刑が懲役12年の「過失運転致死アルコール等影響発覚免脱罪」の適用のための再捜査につなげるためでした。

2年にわたる裁判となりましたが、我々の願いは届きませんでした。

川崎被告は訴訟を無視し、一度だけ実現した刑務所での証人尋問でも、「電柱にぶつかったと思った」などと繰り返し、飲酒の事実を否定し続けました。

僕は訴訟前、事件記者時代の手法を出し切り、被告が事件直前にいた居酒屋を割り出し、一緒に飲んでいた男性2人の住所を割り出し、再度の証言を求めましたが、男性は2人とも「川崎が飲んでいたかどうかは覚えていない」の一点張り。店主は酒を出したことをはっきりと証言してくれていましたが、被告がこの訴訟を無視したために、店主の法廷での証言を請求することもできず、事実を明らかにすることはできませんでした。

先月1月31日の判決で賠償請求は認められましたが、我々の目的はお金ではなかった。しかも、被告に支払い能力があるはずもなく、何の意味もない判決でした。

裁判が終わって以降、気持ちの整理がつかなかった。罪と向き合うことから逃げ、他人事のような態度に終始した被告。更生のために国民の税金を使った服役は、いったい何だったのか。これ以上関わっても無駄だ、放っておこう…
共に裁判を闘った長姉や伊世の親友、弁護士さんと、そんな結論になりました。そんな結論にせざるを得なかった。

でも、命日を迎えた今、なんとなく自分の中で真の結論が出た気がします。


世の中から、同じような不幸を少しでも減らしたいと思う。そう考えたときに、「川崎愛」という人間をいつまでも憎んでも意味がない-と思うようになってきました。

自分の罪や失敗から逃げ続けることは、自分の人生を不幸にする。彼女には、自分と向き合う強さも、それに必要な周囲の真剣な支えも、今までの人生において得られなかったのではないか。それは生まれ育った環境等、彼女だけの責任ではないと思う。そう考えたときに、同じような不幸を減らすためにできる事は、彼女を憎まず、想い続けることではないかと。

賠償や訴訟費用を得られるはずもなく、そして我々も金銭的なものは求めていませんが、僕は今後も彼女と関わり続けた方が良いのではないかと思っています。

罪は憎むけど、あなたのことは憎まない。と、伝えたい。
どうか、自分と向き合って、真っ当な人生へと進んでほしい。
そして、同じことを繰り返さないでほしい。
今は、そんな思いです。


姉の部屋から、小学校3年生時代の日記が出てきました。
書かれているのは、僕や家族のことばかりでした。
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姉の最後の職場だったスポーツニッポン新聞社の方が、今朝のスポニチの紙面で追悼のコラムを書いてくださいました。
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この3年間、本当に多くの皆さんに支えていただきました。
今、お一人お一人の顔を思い浮かべています。

そして、八木家に寄り添い、闘ってくださった大阪法律事務所の杉本吉史先生。
僕はこれまで多くの弁護士と関わる機会がありましたが、あなたと出会い、弁護士という職の尊さを知りました。


姉のお骨はまだ、実家にあります。
おそらく、次に八木家の誰かがあの世に行くまで、そのままだと思います。


皆さんにいただいた伊世への思い、我々への支えを背に、残された僕たちは伊世の分も、前へ、明日へと進もうと思います。もう、振り返らずに。

明日へ。
# by yagitakuma | 2019-02-16 23:56 | 八木家が犯罪被害者に | Comments(1)

3年

姉の死から3年になります。
すべてが終わってしまいましたが、その後の経過をご報告しなければ…と思いつつ、まだ整理ができていません。今晩中にご報告します。もう少しだけ時間をください。

# by yagitakuma | 2019-02-16 09:26 | 八木家が犯罪被害者に | Comments(0)