アルプスをつなぐ街で~八木たくまの伊那日記

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カテゴリ:日々のよもやま( 107 )

空から

宮崎から空路大阪へ飛び、ひき逃げで死んだ姉のための民事訴訟へ。次回、加害者が服役している和歌山刑務所内で、本人への証人尋問が行われる。そこで、この裁判の行方がほぼ確定する。飲酒を否定し続けた加害者。服役で良心が芽生えていることを祈るしかない。

宮崎では大学の後輩と飲んだ。いろんな話をした。人の幸せとは何かを考えさせられた。
飛び立った飛行機の中で、どんどん小さくなる建物や船を見ながら、
人間の存在なんて、チッポケなもんだな
頑張ったり怒ったり、意味があるのかな
などと、とりとめもなく脳裏に浮かんでは消えていた。

そしてウトウトとして目が覚めると、和歌山市の上空だった。
間もなく、僕が生まれた大阪の街も見えたきた。驚いたことに実家の真上を通った。少し緑色の屋根が、はっきりとわかった。あの下で、年々老いていく母親が一人で暮らしている。あの下に、自分と家族の記憶も、死んだ姉の思い出も…。

眼下の家や建物の一つひとつに、それぞれの物語がある。
一人ひとりの存在はちっぽけでも、それぞれの喜怒哀楽もどんな人生も、無意味なことがあるわけがない。旅が感傷的にさせるのか、涙が出そうになった。

一人ひとりの幸せのために。社会のために。
できる人が、できることを。
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by yagitakuma | 2018-10-09 18:13 | 日々のよもやま | Comments(0)

紙婚式は病院で。妊活→妻の手術→それから…

昨日は、入籍1年の「紙婚式」でした。
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が、我々がその日を迎えた場所は岡山県内の病院。
妻が一昨日、「子宮筋腫」を切除する手術を受けたためでした。

子宮筋腫は、子宮にできる良性の(ガンではない)腫瘍で、30歳以上の女性の2~3割に見られるそうです。ひどい月経痛や頻尿などの症状を引き起こします。
妻はそれらの症状はなかったのですが、「妊活」を始めた段階で腫瘍が巨大化していることが判明。妊娠の大きな妨げとなることから手術を決めました。

手術の方法は、お腹をズバッと切る開腹手術ではなく、身体への負担が少ない「腹腔鏡下手術」を選択。お腹に小さな穴をあけて、管のようなカメラやメスを入れて行う手術で、国内トップクラスの実績がある岡山県倉敷市の倉敷成人病センターにお願いすることにしました。遠くて大変でしたが、筋腫が巨大&多数だったため、後悔しないための選択でした。

手術は無事成功。
でも、手術直後はものすごく苦しそうで、何もできないのが辛い。
それでも今日の午前には身体に刺さっていた管もすべてとれて、食欲も戻りヨチヨチと歩けるようにもなりました。ほっとひと安心。

しばらく力仕事は無理ですが、懸案が解消して二人ともすっきりした気分です。これで精神的にもバリバリ動けるぞ!!
そしてこれから再び妊活をしてみますが、子供ができなければお互いそれでもいい。でも、できる限りのことはやってみるつもりです。

今回の手術も妊活も極めてプライベートな話ですが、女性の社会進出に関すること、妊活への支援の遅れなど、気付くことがたくさんあります。行政として取り組めることがあると感じるので、今後この場でも記録しておくようにします。

妻が今日から病院内を自由に歩けるようになって、介助の必要は薄くなったのですが…
台風で足止め。
現在、午後8時。病室でもスマホから避難情報のアラームが鳴りまくっています。

信州は今後風雨が強まる予報です。
皆さまどうか、お気を付けください。
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by yagitakuma | 2018-09-30 20:42 | 日々のよもやま | Comments(0)

どんなことでも、楽しく乗り越えられる二人に。結婚のご報告

遠方の皆さまには突然のご報告で恐縮です。
近くの皆さまには今さら感があることと思いますが、「ちゃんと報告しろ」と言われることが多くて…

結婚しました。とは言っても、昨年のことですが。
相手は酒井千香さん(戸籍上は八木千香です)。歳は2つ下で、地元は伊那市西春近の諏訪形。優しく、芯の強い女性です。今、アスタルプロジェクトをはじめとする様々な取り組みの事務局を担ってくれています。
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写真は今年のお正月。彼女の実家で、大好きなご両親、義姉弟と姪っ子たちと。
両親も義姉弟とそのパートナーも、皆がとにかく明るく、前向きで、とても仲がいい。

彼女は、僕から見ても激しい人生を送ってきたと思う。
中学では「時代遅れの校則を変えたい」と生徒会長に(女子は初だったそうです)。高校では大学進学率ばかり気にする教師に嫌気がさしてドロップアウト。日本を飛び出してカナダの大学に行き、帰国後は地元の大手建設会社の事務職→東京でマッサージの仕事を志す→手荒れがひどくて断念し、オリンパスの派遣職員に→正社員となり、医療機器の海外営業担当となって世界を飛び回り…等々。インドでヨガの勉強もしたらしい。聞いても覚えられないような経歴です。

闘い、谷間も経験し、強く、かつしなやかで、都会や海外で勝負する醍醐味も、地方で心豊かに生きる大切さも知っている。幼い頃に喘息で苦しんだからか、周囲の人の体調にはとても敏感。一つ違いの弟がいたからか、欲がなくて面倒見がいい。悪口や他人を落とすような噂話には絶対に加担しない。

付け加えると、2年半前に死んだ僕の姉とそっくりです。姉と彼女は誕生日が一日違い。姉と一歳違いの弟がいる姉弟構成もまったく同じ。頑張り屋であることも。
きっとこれも縁なのでしょう。

恥ずかしながら2度目の結婚で、お互い披露宴をする気もなく、書類を提出するだけで夫婦となりました。ご報告が遅くなったこと、申し訳ありませんでした。

思い返すのは、4月15日の市長選告示日のこと。
その数日前の地元紙の情勢調査で苦戦がわかり、組織のない戦いで精神的にも肉体的にも限界に近かった早朝、出陣式の準備のために先に家を出る彼女が、「頑張ろうね」と差し出してきた握手と真っ直ぐな眼差しを、僕は一生忘れないと思います。

自分たちにできること、二人だからこそできることを、頑張っていきます。
楽しみながら。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
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by yagitakuma | 2018-09-28 19:01 | 日々のよもやま | Comments(0)

沖縄県知事選、激戦で最終盤に

沖縄県知事選挙も、最終盤となった。
各種調査では「激戦」もしくは新基地反対の玉城デニー候補が「わずかにリード」となっている。でも、与党ながら本来は新基地反対の立場ゆえに動きが鈍かった創価学会票がどう動くか。この組織票が終盤で劇的に動いた選挙の例を何度も見てきただけに、どちらに転んでもおかしくはないと思う。

下記に転載した、冷静に解説している2つの論考を読めば、沖縄の未来のためにはどちらの候補に投票すべきかは明白だと思う。
普天間基地問題の解決は、「辺野古移設が唯一」ではない。
民主党を含めて時の権力が沖縄を振り回してきたこともわかる。
そして、金をもらって迷惑施設である基地を受け入れるという、依存型の地域づくりはもう時代遅れだということも。

長く理不尽な扱いを受け続けてきた沖縄。まずは本音を諦めずに辺野古移設に反対すべきだ。
そこから、新たな沖縄の未来像に向けた議論が始まるはずだ。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57674「普天間と辺野古、沖縄の基地問題が20年迷走し続けた根本的理由」
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57666「沖縄県知事選『争点消滅』の思い意味」
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by yagitakuma | 2018-09-27 01:33 | 日々のよもやま | Comments(0)

感謝

所要が重なり、伊那の郊外の黄金色に染まる田園風景の中を、西へ東へと車で走った。
選挙の日々の光景がよみがえる。春の農作業が始まった頃だった。

はるか遠くで、大きく、大きく、手を振り、帽子を振ってくれていた農家の皆さん。
あちらこちらで。本当に嬉しかった。

お一人お一人、会いに行きたいと思いながら、もう5カ月が過ぎてしまった。
あらためて、感謝です。
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by yagitakuma | 2018-09-22 00:15 | 日々のよもやま | Comments(0)

地元メディアからのトンデモ電話

バタバタとしていた日の午後、携帯電話に知らない番号からの着信があった。
折り返すと、地元メディアの記者だという。おそらく会ったことはない。

要件は単刀直入。
「来春の県議選には出られますか?」

「はぁ??」
と思って絶句したが、「出ません」と言ったら電話は終わった。

なんというか…
面識もない(と思う)人からそんなことを電話で聞かれるとは。
選挙に出るということは、周囲や家族を巻き込み、人生をかけた決断なんです。
出るにしろ、出ないにしろ、知らない人に電話で教える話ではないと思う。

僕が記者時代は、絶対にそんな取材はしなかった。

理由はいくつかあるが、そんな手法で確度の高い情報が得られるはずがないから。
そして、相手に悪い印象を残すような手法で取材をすると、後々、後輩たちや会社全体が損をする。

残念な出来事でした。
マスコミが弱くなったことを危惧しているが、これでは応援もできない。
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by yagitakuma | 2018-09-20 16:50 | 日々のよもやま | Comments(0)

信大農学部の学園祭「落葉松祭」が中止に…

信大農学部の伝統の学園祭「落葉松際」が、今年は中止となったそうです。
毎年11月ごろに開かれていましたが、実行委員会の担い手が少なく、態勢を組めなかったのが理由のようです。

最初聞いたときはかなり驚きましたし、「それでいいの??」と感じました。
なぜなら、僕たち世代以上のOBは、落葉松際に強い思い入れがあるんです。

「僕たち世代以上のOB」の現役当時は、もう滅茶苦茶なイベントでした。たぶん地方大学で最も滅茶苦茶な学園祭だったと思う。
教室が全て学生の飲み屋で埋まり、学術的なことも文化的なことも一切なく、徹夜で3日3晩飲む、飲む、飲むだけの祭り。

いや、学術的なことや文化的なこともあったんですが、
皆が、徹夜で飲む→昼間は家で倒れてる→夕方から出てきて徹夜で飲む→昼間は家で倒れてる→夕方から出てきて徹夜で飲む……という悲惨なループで、昼間の学術的な展示等は誰も見向きもしなかった、というのが実態です。

女装バーがあったり、変装した教授が一心不乱に廊下でピアノを弾いてたり、トイレはゲロまみれ、サークル棟は怪しげなバンドのライブ会場となって皆が狂ったように踊っていて…
3日目の夜が明けると、生き残った学生による生協前のラジオ体操で終了。

思い出すだけで楽しい。カオス。

今の学生は、そんなの求めてないんでしょうね。
でも、大学側にも問題があると思う。僕たち世代の少し後になると、「学内で酒を飲むな」とか「タバコを吸うな」とか、どんどんと縛りを強めて自由な雰囲気がなくなっていったことも影響しているはず。これからの時代、クソ真面目なだけの大人は通用しませんよ、と声を大にして言いたい。

驚いたことに、教育・工学部の長野キャンパスも、繊維学部の上田キャンパスも、今年は開催するかどうか未定となっているとのこと。松本だけになるのか??

これでいいのでしょうか。
OBで何かやるか!?
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by yagitakuma | 2018-09-18 18:10 | 日々のよもやま | Comments(0)

現役学生のチャレンジ

農学部の現役学生が、カレー屋開業を目指して動き始めたようです。ブログでのアウトプットも始まった。僕も会社勤めを飛び出して飲食店を始めた身なので、先輩というか同志というか、「ふふふ」という感じで微笑ましく読んでます。

音楽好きな青年で、以前から「YAMA.FES」などのイベントで演奏してくれた縁で知り合った現在4年生。楽しみです。彼のブログはコチラ↓
https://spicecurry-modal.hatenablog.jp

ちょうど、信大農学部の同窓会報「ゆりのき通信」の原稿を書いていたタイミングで、こんな内容のことを書いたばかりでした。

「伊那は人と人との距離が近くて住民の人柄も温かく、支えあう人の輪の中で心豊かに暮らせる街だと感じます。現役学生の皆さん、伊那でチャレンジする人生も楽しいですよ。失敗しても、次がある」

カレー屋なら、工夫次第でほとんど費用をかけずに開業できるでしょう。後は、カレーのランチ需要だけだと儲からないので、どこでペイするか、かな。

横並びで右肩上がりの時代は過去となり、もう「都会に行って、会社勤めして…」という時代ではない。今の日本と地方に必要なのは、彼のように自由にチャレンジできる社会と教育です。

伊那ではまだ、卒業と同時に起業する例は聞いたことがないですね。だからこそ、応援したい。

いつでも相談に乗るよ~
人生は一度きり!!

八木はカレーが超好きです。伊那で誰もやらなければ、いつか自分でやろうかと思っていたくらいです。
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by yagitakuma | 2018-09-16 21:38 | 日々のよもやま | Comments(0)

あきらめの歴史に終止符を打ってほしい。沖縄県知事選

沖縄県知事選が始まりました。
米軍普天間基地の辺野古沖への移設の是非を争点とした、事実上の一騎打ち。沖縄県民の大部分は、「普天間基地の返還は求めるが、辺野古への移設もやめてくれ」というものでしょう。しかし今回の選挙の争点は、「移設に断固反対するか、金をもらってあきらめるか」となっています。

移設推進の安倍政権が支援する佐喜真候補は、移設の是非には触れない戦術をとっています。争点を隠したまま勝利し、結果として辺野古の埋め立てが進んだ場合、沖縄のあきらめの歴史が続くことになる。私は、沖縄の友人を目の前にして「金をもらって基地を受け入れておけばいい」とは絶対に言えない。

急死した翁長前知事は、法的には辺野古移設が止めようがないことがわかっていたようで、「万策尽きたら夫婦で一緒に辺野古で座り込む」と口にしていたそうです。
この言葉を知ったとき、涙が出た。

今回の選挙が、「普天間基地の返還」と、「辺野古にも移設しない」という2つの沖縄の願いを、日本の全国民が一丸となってアメリカと交渉を開始するきっかけとなることを、心から願っています。
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by yagitakuma | 2018-09-14 22:33 | 日々のよもやま | Comments(1)

禁煙化の流れ

タバコの自販機に、「9月末で販売を終了します」との張り紙が。
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喫煙人口、減ったからなぁ。居酒屋を経営していると、この数年で激減したことを実感します。加熱式タバコの普及で、煙たい状態になることもほとんどなくなりました。

東京五輪に合わせて、東京都が飲食店の禁煙(従業員を雇用していなければセーフ)を決めました。飲食店関係者の中には反対論も根強いですが、時代の流れ。僕は愛煙家の意見も嫌煙家の意見も理解できますが、煙が迷惑なのは事実。「はしば」でもスタッフは全員非喫煙者で、経営者としては受動喫煙が気になるんです。

近々、カウンターだけでも禁煙にしようかと思っています。

全国チェーンの居酒屋が全店原則禁煙にしたところ、客単価は下がったけど家族連れが増えて客数は増加したそうです。禁煙にすることで新たな客層が開拓できるはず。

この際、国が全国的に禁煙にしてくれた方がありがたいと思う今日この頃です。(伊那市の飲食店組合としては、反対の署名を集めていましたが)
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by yagitakuma | 2018-09-13 18:51 | 日々のよもやま | Comments(0)