アルプスをつなぐ街で~八木たくまの伊那日記

yagitakuma.exblog.jp
ブログトップ

最後?の力仕事

旧橋場歯科の改装も、いよいよ大詰めです!

ずっとどうしようか迷っていた玄関先のブロック塀。
c0283938_1640473.jpg


なんとなく湿っぽく暗い雰囲気。でも別のものにするのは大変だし、まあいいか!と放置していたのですが…
仲間からは「暗い」「家みたいで店の塀じゃない」と大不評。

「今からやってる余裕はねーよ」
「んなもん俺がやってやるよ!」と、例によってテキトーかつ無計画な酒の席でのやりとりがあり…

思い切って壊すことにしました。

2日前の雨降りの日曜日。

c0283938_1652025.jpg

勤め先の会社の人から借りてきてくれたカワイイ重機で意気揚々と現れた破壊大好き男マツオカ。

最初はデカいハンマーを使って手作業の予定だったのですが、甘かった。やっぱりコンクリの塊は頑丈だ。この重機がなければたぶん10分くらいであきらめていた(笑)

c0283938_16423564.jpg

第一撃!

倒れたブロックの塊をハンマーでぶっ叩いて小さくして、軽トラに手作業で積み込む。
雨の中の作業。ずぶ濡れ。でもここまでドロドロになったら逆に気持ちいいな。

頑固な切り株があったり、歯科医院時代の立て看板の基礎に手こずったり、電気工具が火を噴いて臨終したり…いつものごとくトラブルも満載。

c0283938_16522653.jpg

壊さなくてもいいところまで壊したマツオカ(笑)

c0283938_1644545.jpg

奮闘7時間。撤去完了!

c0283938_1645744.jpg

もうひと息ズク(根性・頑張り。伊那弁です)を出して木を植えて。


快晴の翌日。
c0283938_16454493.jpg

家屋の解体で出る瓦を再利用した砂利を建設会社から仕入れてきて、昨日掘り下げておいた玄関先に敷く。同時に昨日出たブロック塀の廃材を軽トラに積み、処理場に持っていく。力仕事で全身がミシミシと…キツイ!!


c0283938_1653620.jpg

完成だ!!

通る人も「良くなったねぇ」とほめてくれる。

植木が9本で約1万円、踏み石が7個で約6000円。植木の土が12袋で約2000円。瓦を砕いた砂利が軽トラ2回分で190円(←これは安い!)。
計1万8千円チョイ!
感謝感謝です。

これが最後の力仕事のはず…


店の完成まであと少しだ。
# by yagitakuma | 2013-09-10 16:56 | 伊那まち はしば | Comments(0)

新米。秋。見えた出口。

今朝は先週届いた待望の新米をいただきました。

伊那に移住直後の春先からゴールデンウィークにかけて、田植え前の準備をお手伝いさせていただいた伊那市手良の大規模農家「中坪ノーサン」の新米です。

c0283938_21321886.jpg

噛めば噛むほど甘味が出てくる。理屈抜きに旨い!!

おかずのモズクは賞味期限切れ、納豆も同じで少し乾いてましたが(笑)。まともなおかずと一緒に食べないと新米に失礼ですね。


やっぱり米が好きだ。


気付けばすっかり秋。
夏の間はブログの更新、ほとんどできませんでした。お伝えしたいことはたくさんあったのですが。
改装作業による過度の疲れ。焦り。経験したことのない道に踏み出すことへの不安。そして、どうにもこうにも解決しようのないご近所トラブル…。
体力的にも精神的にも、パソコンに向かうことがほとんどできませんでした。情けない。


でも、出口がようやく見えてきました。
明日からまたいろんなことを綴っていこうと思います。
この夏の経験は、きっと自分のコヤシになってくれるはず。

次の「ひと夏の経験」は、もっと甘酸っぱいのがいいな。

今後ともよろしくお願いします(..)
# by yagitakuma | 2013-09-09 21:34 | 日々のよもやま | Comments(0)

ある日突然床下から…

7月も終わりに近づいたある朝。
トイレに入ろうとしたら、床下から

ミャー、ミャー…
と、かぼそい声。

「うわぁー…やられた……」
瞬時に状況が目に浮かびました。

おもむきあるこの建物と歩み始めてから5か月。ずっと周辺に住み着いている猫たちとの格闘が続いていました。3軒隣の住人で、エサをやっている猫おじさんがいて、野良なのか飼い猫なのか区別がつかない10匹ほどの猫が、僕が駐車場として貸してもらっている隣の空き地などで日々を過ごしています。

c0283938_21462977.jpg

猫おじさんが住む長屋です。夏の暑い日はこの日陰に。春先の寒い日は僕の車の上に。こうやって見ている分にはかわいいもんですが。

改装中の旧橋場歯科の建物。空き家になっていた間に猫の居場所になってしまっていたらしく、僕が入ってからも、地下室や地下への通路や軒先に連日糞をされ…。
臭いったらない。

ガラス片をまいても効果なく、猫よけの粒剤をまいてもその上に堂々と糞をされる。ネットで調べても、みんな「ペットボトルなんかまったく効果はなく、犬を放し飼いにするか、猫を捕まえて保健所に持っていくしかない」と。

結局、地下室については猫が入れないようにすきまを完全にふさぐ工事をし、通路や軒先にはべニア板を敷きつめることで糞害はかなり減りました。
ようやく落ち着いたと思った矢先に…

c0283938_21492285.jpg

地下室への入り口です。
声が聞こえた日、床下を探してみたものの、猫の姿はありませんでした。
おかしいな…と思いながら数日留守にして帰ったら、またも子猫の声。

もう一度地下室に降りると、見落としていた穴が!!しかも毛がついている!!!
c0283938_21495691.jpg

c0283938_21502370.jpg

いた…。子猫8つ。親、すげー怒ってる。
どっから地下に入ったんだ?
困った。
とても困った。
しかも子猫かわいい。

どうしようどうしようどうしよう…と考えても答えは出ない。
周辺でほかにも猫の糞害に困っている人もいる。ここでは飼えない。
もらってくれる人を探す?
でも売れ残ってしまった子は自分で飼うしかなくなってしまう。


2日悩んで、結局保健所にお願いするしかないという結論になりました。
各地の動物愛護センターでは里親探しにも取り組んでくれているとの思いもあったのですが…。

親がいないすきに
c0283938_21505610.jpg

とりあえず床下から出そう。いっちょ前に威嚇してくるヤツもいる。

c0283938_21512411.jpg

入れないので泣く泣く梁を切り

c0283938_2152086.jpg

突入!
汚い足ですみません。。

c0283938_21524758.jpg

狭い空間を逃げ回る子どもたちを1匹づつ捕まえて…

c0283938_21531532.jpg

出られニャイ

c0283938_21534579.jpg

ホコリだらけになって完了。

保健所に連絡すると、本来は受け入れの曜日が決まっていましたが、困っている僕を見かねたのか「とりあえず持ってきてください」と言っていただきました。

すぐに子猫たちを持参して事情を説明しました。
自分でミルクも飲めない子猫たち。担当してくれた職員さんも「私たちもそこまで世話はできないですし…」と。
この子たちは殺処分になる。

親猫にエサをやっていた猫おじさんは、その日の朝に遠い故郷へと帰ってしまっていました。猫たちを放置して…
少し世間と距離を置いて静かに暮らしていた猫おじさん。糞害を受けても文句を言う気にはなれなかった。でも、こうなるとさすがに腹も立ちます。

担当の職員さんは、「かわいそうですがこの子たちはあきらめて、ほかの大人の猫たちの対策をしてあげてください」と、野良猫を増やさないための活動に取り組んでいる民間団体の連絡先を教えてくれました。その団体は、これ以上子供を産ませないための避妊手術の補助をしてくれるそうです。

長野県で1年間に殺処分される猫の数は約2000匹。大阪などの都会に比べればひとケタ違うくらいに少ないとはいえ、毎日のように多くの命が消えている。多くが避妊をせずに放し飼いにしたり、野良猫にエサをやる行為によって増えた命です。

エサをねだる目の前の猫がかわいくても、残酷な結末になることをもっと考えてほしいです。
# by yagitakuma | 2013-08-16 21:55 | 伊那まち はしば | Comments(0)