まったく休めず、何も夏らしいことができないまま、季節が移ろってしまった。
伊那谷は朝晩が寒いくらいになり、すっかり秋の気配です。寒暖の差が激しい季節です。みなさんどうかご自愛を。
今年の夏は、いろんな方に「実家に帰らないの?」と聞かれました。
本当なら、事件の犠牲となった姉の初盆。
でも、八木家では何もしませんでした。
これまでの経緯はこちらにまとめてあります→
http://yagitakuma.exblog.jp/i17/
伊那では「お新盆」といいます。近所の新盆家庭の玄関先で、故人を迎える示す提灯を見るたびにチクリと心が痛んだ。
何かしないといけないのか。
でも、たぶん姉は、まだその辺にいる。
裁判は懲役2年8月の判決が出て、控訴できずに確定しました。川崎愛被告は受刑者となり、刑務所に入りました。真実を話さないまま。
八木家の闘いは、まだ終わっていませんが、次へと進もうにも、裁判で出た証拠を取り寄せる作業に思いのほか時間がかかっています。裁判所で「確定証拠」にする作業、検察官が僕たちに見せられない部分を黒塗りにする作業…。
もう判決から2カ月が過ぎたのに。
警察からは、「証拠品を返還させてほしい」との連絡が来ています。
激しく壊れた自転車、破れて血がついた衣服。
引き取っても、いったいどうすればいいのかがわからない。
この間も、いろんな方々が姉のことを思い、形にしてくれました。
姉の勤務先だったスポニチでは、社報の1ページを割いて追悼してくださいました。
裁判を傍聴してくれたフリーのライターさんが、雑誌で記事にしてくださいました。ミリオン出版の「レベル9」21号。
スポニチの方々を中心に、今月末に姉を偲ぶ会も計画してくださっています。
また皆さんに会えるのが、すごく楽しみです。
ありがたい限りです。
「伊世ちゃんに会いたい」
「お墓参りをさせてほしい」
そんな連絡もいただきました。
でも、お骨は自宅にあり、オカンにそんな話ができる状態でもなく…。
申し訳ない気持ちでいっぱいですが、もう少し待ってください(..)
店から見える南アルプスも、秋の光に包まれています。
お!よく見ると天竜川に釣り人がいる。
気持ちよさそうだ。釣れるのかな??
さーて、今日は9月議会初日。
行ってきます。