アルプスをつなぐ街で~八木たくまの伊那日記

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提訴。最後の闘いになる。八木家が犯罪被害者に(26)

今月、39歳になりました。
昨年2月、ひき逃げの犠牲となった姉の歳を追い越してしまった。

ずっと僕の1つ上を走っていた姉。これから僕だけがオッサンになっていくことが、なんだか不思議な感じがします。

これまでの経緯はこちらにまとめてあります↓
「八木家が犯罪被害者に」http://yagitakuma.exblog.jp/i17/

今年も、1日も忘れることはなかった。
徐々に記憶が薄れていくのかな…と思っていたけど、彼女が受けた苦しみ、恐怖、無念さを思うと、今でも叫びたくなる。
自分のことより、人のことを常に考えていた彼女のためにも、彼女の分も頑張らなければ、と思う。

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今月15日、大阪地裁堺支部に、川崎愛受刑者と犯行車両の所有者だった男性を相手取り、損害賠償を求めて提訴しました。

飲酒運転を否定し続け、事件直前に一緒に飲んでいた川崎受刑者の知人2人も含め、全ての関係者が逃げ通した。姉の無念さを思うと、このまま終わらせることはできない。

刑事裁判が終わってから、もう一度真実を明らかにするための証拠を求めて、一緒に飲んでいた2人を割り出し、弁護士さんや支えてくれている記者仲間の力を借りながら、もう一度きちんと当時の状況について話を聞かせてもらえないかと頼み続けましたが、相手にしてもらえませんでした。

形の上では賠償金を求める裁判ですが、相手は無保険で支払い能力があるはずもなく、金額がどうなろうと興味はありません。この民事訴訟の意味は、真実を明らかにする最後の機会だということです。

第一回の期日は、2月8日午前10時15分から。民事訴訟はほとんどが弁護士間での書類でのやり取りになるので、傍聴に来ていただいてもあっという間に終わってしまうかと思います。僕自身も行けるかどうかわかりません。

最近、子育て世代の親御さんや、子供たちと触れ合う機会が増えました。
皆、精一杯の愛情を注ぎ、時に大変な思いをしながら、我が子が幸せな人生を送れるよう頑張っている。そんな親と子供が紡いだ時間の積み重ねの結末が、姉のような形で断ち切られる理不尽さをあらためて思う。

僕はまだいい。オカンはどれだけ辛い思いをしているだろう。

提訴のための手続きはようやく終わりましたが、これからだ。
裁判の経過は、またご報告します。
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# by yagitakuma | 2017-12-31 00:52 | 八木家が犯罪被害者に | Comments(0)

この地で暮らす全ての人に考えてみてほしい。今、地方に必要なこと。就活イベントから

昨日は、学生たちの就活イベントへ。
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上伊那8市町村で組織する「上伊那広域連合」などが初めて企画した、「かみいなシゴトフェス」。地元出身で都会に進学した大学生をメーンターゲットに開催された、地元の企業・団体による就職相談会でした。

僕が最近考えていることが、明確になる場でした。
地方の最大の課題である、人口減少問題について。

いま、地方はこぞって移住促進に取り組んでいますが、それがどれほどの効果があるのか疑問に感じはじめています。まずは、地元で生まれ育った若者が、住み続けたくなる地域にしないといけない。進学で地元を離れた若者が、帰ってくることができる地域にしないといけない。

伊那市では、膨大な予算とマンパワーを投入して、移住定住対策に取り組んでいます。
たとえば企業誘致や、都会でのプロモーション。しかし、伊那市の人口は予測を上回るペースで減少を続けている。一度立ち止まって検証すべき時期ではないか。

「仕事がないから若者が帰ってこない」という点については、仕事はある。近年、有効求人倍率は2倍前後で推移しています。「都会に出た大学生が求める就職先ではない」という点についても、そんなことはない。良い企業、働きがいのある企業はたくさんあり、その情報が届いていないだけです。「どうしても都会の大企業がいい」「海外に出たい」という若者は、どんどん羽ばたいてもらったらいい。一度は親元を離れ、都会の暮らしを経験することもとても重要。しかし、都会の暮らしにもデメリットはある。そして、都会の大企業に入ったからといって必ず幸せになれる時代ではない。進路を決める際にそのことを考える機会を、増やすことも必要ではないか。

そして、会社勤めだけが人生ではない、ということも考えてほしい。地方で小さく起業する道もある。農林業や職人の道もある。そんなチャレンジができる人材を育てなければならない。それは、地方が生き残るためでもあり、多様な生き方で一人でも多くの人が本当に生きがいのある、幸せな人生を送ることができるようになるためでもある。

今、地方がやるべきことは、大学進学から大企業への就職を選ぶような横並びの教育ではない、真の人間力を育む教育です。そして、地域の良さと、地域で活躍する輝く大人たちの生き方を見せてあげることや、組織に頼らない生き方や、地域の魅力的な企業を伝えることではないか。

たとえば、地域で生まれ育った若者が高校を卒業するタイミングで、その後もずっと伊那市とつながる仕組みを構築する。メールやSNSという便利でお金のかからないツールがあります。そして、上記のような地元の情報、地域で輝く大人たちの生き方を伝える記事、「新しい店ができたよ」とか、「こんなイベントがあるよ」という情報、地元の魅力的な企業や求人情報を、ずっと送り続ける。そうすれば、大学卒業後の進路を考える際、あるいは30歳、40歳になった頃に必ず訪れる「人生、このままでいいのか」という時期に、「地元に帰ってみようかな」という選択肢につながるはず。

そしてそろそろ、企業誘致で工場を引っ張ってくることや、都会でプロモーションをすることに投じている予算を、地域の若者が住み続けたくなる地域づくり、現役世代に住む場所として選ばれる地域づくりに使わなければならないのではないか。

そうしないと、この人口減少は止まらない。人が減り過ぎれば、街が寂れ、商業施設は撤退し、学校が統廃合され、地区や消防団などの地域活動も維持できなくなる。

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この日のイベントでは、「若者が帰って来るかどうかが、親世代の老後にものすごく影響する」ということも実感しました。相続対策などに取り組んでおられる行政書士による「いま、考えるとき 子どもの就活と親の終活」という講演。

子どもが20歳の頃は、親は「自由に生きろ」「大企業に入れ」と言う。ところが、子供が40歳になる頃には、「帰ってこないのか」「家や畑はどうする」と言い始める。親も、子供も心に引っかかりを持ったまま生きることになる。引き継ぐ者がいなくなった家や畑は、空き家や耕作放棄地の問題にもなる。相続で親族トラブルになる。都会の老人ホームに入るにはお金がかかる。だからこそ、生まれ育った地域で生きていくことがもっと重要視されていい。それは、子供にとっても親にとっても地域にとっても大切なことだ…

そんな内容。目からウロコでした。

この「かみいなシゴトフェス」、自分にとってとても貴重な機会でした。
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会場はすごい熱気。
仕事を探しに…ではなかったけど、「どのブースをお探しですか」と声をかけられた。まだまだ若く見えるのかな??

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お堅い雰囲気はまったくなくて、コーヒーや甘酒の振る舞いも。コーヒーの香りがただよっているだけで、こんなに雰囲気がやわらかくなるのか。

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こちらは、ブースの中で最大組織かな?電子部品製造一部上場のKOAさん。
自然との共生、成長より循環、人と社会の調和…
そのすばらしい企業理念を熱く語っておられました。

ずらりと並ぶ企業・団体のブースで、どの担当者も目が輝いていました。地域には、素晴らしい企業がたくさんある。地域を離れた若者たちに、情報を届けたい。

自分がやるべきことが、また一つ明確になった気がします。
# by yagitakuma | 2017-12-30 04:29 | 八木たくまの伊那市議日記 | Comments(0)

気合いを入れて

昼も夜も仕事がパンパンだった12月も、もうすぐ終わります。
今日は皆さん、仕事納めだったかと思います。
役所関係も動きが止まり、明日から昼の予定がなくなる。
あいさつ回りの合間に、ようやくたまった事務作業ができる。ありがたい。

夜の伊那まちは、これからが賑わいのピーク。
30日まで、僕も店で大忙しです。
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しばらくメシもろくに食べられなかったから、気合いを入れるためにカツカレー。
伊那北駅前の「みどり」。
旨い。食べるって、大事ですね。

さて、今年ももう一息。頑張ろう。
# by yagitakuma | 2017-12-28 18:53 | 日々のよもやま | Comments(0)