アルプスをつなぐ街で~八木たくまの伊那日記

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禁煙化の流れ

タバコの自販機に、「9月末で販売を終了します」との張り紙が。
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喫煙人口、減ったからなぁ。居酒屋を経営していると、この数年で激減したことを実感します。加熱式タバコの普及で、煙たい状態になることもほとんどなくなりました。

東京五輪に合わせて、東京都が飲食店の禁煙(従業員を雇用していなければセーフ)を決めました。飲食店関係者の中には反対論も根強いですが、時代の流れ。僕は愛煙家の意見も嫌煙家の意見も理解できますが、煙が迷惑なのは事実。「はしば」でもスタッフは全員非喫煙者で、経営者としては受動喫煙が気になるんです。

近々、カウンターだけでも禁煙にしようかと思っています。

全国チェーンの居酒屋が全店原則禁煙にしたところ、客単価は下がったけど家族連れが増えて客数は増加したそうです。禁煙にすることで新たな客層が開拓できるはず。

この際、国が全国的に禁煙にしてくれた方がありがたいと思う今日この頃です。(伊那市の飲食店組合としては、反対の署名を集めていましたが)
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# by yagitakuma | 2018-09-13 18:51 | 日々のよもやま | Comments(0)

暴力や虐待は連鎖する。体操暴力問題と記者時代の経験から

日本体操協会のパワハラ、暴力問題について。
宮川選手への暴力を理由とする、日本体操協会による速見コーチの処分発表が発端となった今回の騒動。宮川選手の反論会見によって塚原夫妻らのパワハラ問題へと発展し、ややこしい展開となっていますが…

今回の件で感じたことは、「暴力は連鎖する」ということ。
宮川選手への暴力行為があった速見コーチは、会見で「自分も子供の頃に叩かれる指導を受けていた」と語っていました。

記者時代、虐待事件を何度も取材しました。
虐待した親の多くが、自身も子供の頃に虐待を受けていました。
暴力や言葉による虐待は、「それが愛情や親の責任だ」と勘違いしていた例も多々ありました。

連鎖を止めるためには、「暴力は子供や選手のためにならない」という理解を広げなければならない。今でも年配の男性を中心に、「自分たちはぶん殴られて育った」というような声をよく聞きますし、僕自身もそう思ってしまう部分もあります。
でも、認識をあらためなければ。

「感情を抑えられない」「恐怖で支配しようとする」ような指導者・リーダーは失格で、何より暴力は何も生み出さないことを肝に銘じなければなりません。それは、スポーツの指導者だけでなく、教師も親も、経営者も皆同じです。
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# by yagitakuma | 2018-09-12 23:23 | 日々のよもやま | Comments(0)

巨大与党の衰退の始まりかもしれない。総裁選に見る自民党とこの国の政治の行方

自民党の総裁選の論戦が昨日、スタートしました。いつになく考えさせられる総裁選です。

長い伝統がある自民党内の選挙であり、政策の根本にそれほど極端な違いはないと思われます。本来主要な争点となるべきだったのは、5年9カ月の安倍政権の功罪。しかし、石破氏の援軍に安倍総理に近い吉田博美参院幹事長(長野県選出、伊那谷の方です)がついたことで、それもぼやけてしまいました。

安倍長期政権の功罪については、ここでは置きます。とにかく強く感じるのは、親安倍派と反安倍派の間で、延々と激しい罵り合いが繰り広げられるようになったことによる社会のギスギス感。それは、今回の総裁選でも垣間見えるような気がします。

それぞれの選挙区で勝ち抜いてきた自党の政治家に対して、「支持しなければ干す」「誓約書を提出させる」などという流れは、有権者をあまりにも軽視している。実際に、前回衆院選では長野5区の伊那市でも、「小選挙区は宮下一郎さんに入れるけど、今回は比例で自民とは書かない」との声がかなりあったことが届いていないかのようです。

加えて今回の総裁選で、災害や外遊を理由に安倍総理の陣営が論戦の機会を狭めたことは、政治のあるべき姿と言えるのか。選挙という機会を通して、侃々諤々の議論を国民に開示し、この国の将来像を示し、共に考えてもらうことが必要であるはずです。

議論がない集団は、良くて現状維持でしかない。大多数の議員が権力にぶら下がる風潮の中では、人材も育たないでしょう。まったく力のない野党に当分は期待できそうにありませんが、今回の総裁選が、自民党の衰退の始まりではないかと感じているのは私だけでしょうか。

昨日、自民党本部で行われた総裁選の出馬演説と共同記者会見から、両候補の政治姿勢が感じられる部分がありました。以下に抜粋しておきます。

真正面から議論をし、批判にも真摯に対応し、異なる意見を排除しない本来あるべき姿の政治に少しでも近づくことを願ってやみません。

【安倍総理】
「この6年間、私なりに全力を尽くしてまいりました。同時にさまざまなご批判もいただきました。もっと良いやり方があったのではないか。こうすればもっと国民の皆様のご理解を得ることができたのではないか。そう自らに問いかけなかった日は一日たりともありませんでした。たしかに、私は至らない人間であります。新たな任期に挑戦することを機会に、さまざまなご批判を真摯に受け止めながら、自らを省みて、改めるべき点はしっかりと改め、謙虚に、そして丁寧に政権運営を行ってまいりたいと考えております」


【石破元幹事長】
「どこで誰が何に悲しみ、どこで誰が何に苦しんでいるかっていうことを知らないで政治をしてはいけないのだと思っています」
「私は法律にしても、予算にしてもそうですが、成立すればそれでいいというものだと思っていない。たとえ反対をされても、これがどういうものであるのかというご理解を頂かなければいけない。特に憲法であるとか、社会保障であるとか、そういうことが国論を二分していいとは私は思わない。どうやって一人でも多くの方の、『賛成はできないけど政府のいうことは理解できるよね』っていうことじゃないかと私は思います」
 「政府は逃げてないね、正面から国民に向き合っているね、お願いですから分かってください。そういう手法を私は取っていきたいと思っています」

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# by yagitakuma | 2018-09-11 23:07 | 日々のよもやま | Comments(0)